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Mission in Links 3rd -αテストリプレイ -

作者:居眠 ノ街
□┓     イントロダクション
┗┛━…‥‥…━…‥‥…━…‥‥…━…‥…━…‥‥…━…‥‥…━…‥◇
ここは電脳都市「MIYAKO」。
ここに住んでいる全市民は、ありとあらゆる情報がネットワーク上で管理されている。
顔認識システム、GPS、社会保険番号……ありとあらゆるシステムが組み合わさった結果、私は計画犯罪に遭遇する人物【対象者】を予測する事に成功した。

それが被害者なのか加害者なのか判断できないし、身体が不自由な……

ー ここで、文章は途切れる。 ー

-*-*-*-*-*-
神を記述する出力機の介入
-*-*-*-*-*-

この言葉は、大気を焼けた金属の匂いで満たしきる、青い炎で燃え上がる金属円が多重に積み重ねられた姿から発せられた。正しい祈りの信号が忘却という呪いの海を巧みにすり抜け、その姿へと届いたという。そしてそれは電波と光通信の影に紛れて、ほとんどの者が気付く事無く世界を駆け巡っていた。
人類に呪いをかけると約束をした原始の人「天使」。だが、その中に1人だけ物語と夢の歌を気に入り、人類に「天使」の力のわずかを指し示した。ほとんどのものが気付かない、テクノロジーの隙間に隠された「魔法」の力を。
「魔法」とは何か? それは、それはこの日常の真下に……重なっている異世界と交信し、信じることで世界に変革をもたらす印である。
しかし、別の「天使」が「魔法」を指し示されたことに気付き、世界から魔法を取り上げるべく集団無意識に呪いをかけた。

ー 魔法を目にしたら弾圧せよ! ー

この影響が、歴史に登場する魔女狩りや異端審問である。魔法に気付かない者達は魔法を潜在的に恐れるようになったのだ。

「魔法」を知った者たちは、魔法を「偶然」と装う技術を学ぶ。そうやって周囲を恐怖と混乱に落とすこと無く現実を改変し、世界が静かに黄昏の時を迎えるのを見守る役目を帯びた者達を「魔法使い」と呼ぶようになった。


□┓     はじめのはじめに
┗┛━…‥‥…━…‥‥…━…‥‥…━…‥…━…‥‥…━…‥‥…━…‥◇
ST :どうも、お久しぶりです。
PL3:ほぼ1年ぶりくらいかな? ようやくTRPG(テーブルトークRPG)のセッションが出来る程に落ちつい……何でカード持ってるの?
ST :イントロダクションに目を通してもらえましたか?
PL3:何やらゴタゴタしていたときは和風モノって噂を聞いていたけど、まさかの魔法使いネタ(笑) あれ、オレ以外にプレイヤーはいないの?
ST :今回は他のゲームではゲームマスターという役割であるSTストーリーテラー役が1人とPCプレイヤーキャラクター役が1人で遊べるように調整してみました。
PL3:STが1対1のセッションをするのは、前に見かけたことがあるよ。略称は説明しないけどVtRとかね。
ST :遊ぶ感覚はできるだけTRPGに近づけようとしているので、遊ぶ上ではあまり違和感は無いと信じたいですね(笑)
PL3:TRPGライクなんていう言葉も最近は聞くようになったし、大丈夫なんじゃないかな?
ST :今回のゲームに必要なものは、Mission in Linksの2ndが1セットと六面体サイコロ2つと十面体サイコロが2つ、後は内容を指し示すマーカーがいくつかあれば良いと思います。メモ帳と筆記用具も忘れずに。
PL3:それは大丈夫。マイサイコロセットは常にバックへ潜ませているからな(笑) イントロダクションは読んだけど、今回の舞台と役割はどうなってるのさ?
ST :イントロダクションの通り、今回のキャラクターの本当の姿は魔法使いです。舞台は新しい○リー○ッターシリーズの舞台は1920年代でしたが、本作は現代に近い近未来です。ですが、魔法の存在はほとんどの人に知られていません。もし、露見してしまったら集団暴力によって社会的に抹消されることでしょう。
PL3:ゲーム的にもバッドエンドになるってこと? ファンタジーというより、軽いホラーだな。物語の大雑把な内容は、他のMission in Linksみたいに複数ランダムであるの?
ST :いえ、大筋はすでに確定されていて「魔法生物密売を阻止する」です。システムによって予言された【対象者】は、この魔法生物密売に巻き込まれてしまう被害者になります。なので、今回は加害者ルートが存在しません。
PL3:なるほど、内容を絞ってきたのね。
ST :プレイヤーの立ち位置は、「今回の魔法生物密売を防げなかった」夢で見た魔法使いです。夢では密売を防げなかったことで大惨事が発生し、暴動が巻き起こっていた。あなたとその相棒となるNPCは魔法監視組織である『ガントレット』から魔法生物密売を防止するように依頼を受けて、夢で見た光景がこれから起こる予知だと気付きます。あなたは禁じられている『過去を改変する魔法』を使ってでもこの事態を収拾させると決めました。
PL3:まさかのタイム○トー○ーズ?(笑)
ST :感の良い子はキライじゃないよ?
PL3:そこは嫌っておこうよ(笑)
ST :では、キャラクターの情報を含む【情報カード】を配ります。

- STとPL3に4枚ずつカードが配られました。 -

┏◆ はじめのはじめに|情報カード
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ST :今、配ったカードが【情報カード】です。<LOCATION>や<HACKING>、<DRIVNG>などのアイコンとテキストが2種類ずつある方がおもて面です。下地が濃くて、<KEYPERSON>と<MURDER>が記載されている方は裏面となります。
PL3:この体験版では、全部の要素を使うのかい?
ST :カードの横に設定されている色、それと<Asset>と<Stunt>は使用しません。後は……今回は【正の道徳値】【負の道徳値】も使いません。
PL3:<MURDER>は使うんだ?
ST :あくまで表向き、魔法の存在を知らない人達にはどのように認識されているか……を<MURDER>で決めます。
PL3:キャラクターシートとかは?
ST :どうしようか迷っていますが、αテストでは今まで通りカードの中で集約させておくことにします。
PL3:了解。変更を加えた際には、また遊ばせてください(笑)
ST :さて、今回のプレイで創る物語の【対象者】は……このカードにしましょうかね。

- STは[<KEYPERSON>ジャーナリスト|<MURDER>隠蔽工作に加担した?]のカードを場に出します -

ST :このジャーナリストが今回の【対象者】で、魔法生物密売に巻き込まれる『被害者』となります。魔法の基準は【視覚】からスタートします。
PL3:何それ?
ST :本作の魔法、「偶然にカモフラージュされた御小規模の現実改変」は人間の五感に強く結びついています。<COMBAT>のみ【触覚】と【味覚】、<HACKING>は【視覚】、<DRIVING>は【聴覚】、<SOCIAL>は【嗅覚】というようになっていて、魔法を発動する際の判定に必要になってきます。テクノロジーの隙間に隠された魔法は、その都度によって何の感覚に紐付いた魔法を発動させやすいのかが変わってきます。これは【正の道徳値】と【負の道徳値】の替わりに導入される【監視度】の増減値分だけ、時計回りにどの感覚が判定に必要か変動していきます。
PL3:偶然を装うのに、元素や精霊などの大きな力は必要ないってことか。何か不思議な解釈だな(笑)
ST :【監視度】は、クトゥルフ神話TRPGで言うなれば狂気度です。低ければ低い程にゲームへの影響が強くなりますが、人々の潜在意識へ呪いによって刻み込まれた恐怖を刺激して暴徒へと変貌させます。最悪はバットエンドになってしまうでしょう。道徳値増加の基準となった「+」と「−」に従ってPC達が行動を起こすことで【監視度】が上下します。
PL3:自分に対してではなくて、周囲に対する狂気度ってわけね。
ST :+で囲まれているアイコンはキャラクターの【得意な能力・技能】、ーで囲まれているアイコンはキャラクターの【苦手な能力・技能】を表しています。ここは今までと変わりません。
PL3:魔法使い専用のカードは欲しくなって来るね。まぁ、どうせ両面に情報満載なんだろうけどさ。
ST :君もまた的確にハートを抉ってくるね(笑)さて、今回の物語を語るうえで主人公となる魔法使いは、表向きどんな仕事をしていることになっていると思いますか?
PL3:ちょっと前に●YAOで、それっぽいのを放送していたのを思い出してさ……。

- PL3は[<KEYPERSON>探偵]のカードを場に出します -

ST :しゃれこうべの中に封印された幽霊が相棒で、ラクロスのラケットが魔法の杖替わりの……あのドラマね。
PL3:口が達者で、電気製品が苦手なところもよく似てるでしょ(笑) 相棒となるNPCノンプレイヤーキャラクターは魔法には気付いてる?
ST :NPC自体は魔法を使うことができませんが事情は知っています。良き理解者というよりはトラブルメーカーだと認識しておいてもらえると助かります。
PL3:あぁ、何となく立ち位置は理解した(笑) キャラクターとしてのカードはどっちが出すの?
ST :その前に、お互いの手札を2枚補充します。その後で、STがNPCのキャラクターとなる【情報カード】を出します。

- STとPCに2枚ずつカードが配られました。 -

ST :口が達者な探偵役のサイドキックは、どんな職業が良いでしょうねぇ?
PL3:身体が資本的な脳筋キャラを希望したいっす!
ST :では、このキャラクターが最適でしょう。

- STは[<KEYPERSON>構成員]のカードを場に出します -

PL3:構成員って、もしやマフィアとか組織の末端人材?
ST :えぇ、鉄砲玉って言われても過言ではありません(笑)【得意な能力・技能】、【苦手な能力・技能】を見てもわかるように脳筋キャラです。こちらのキャラがNPCだと見た目でもわかるように、PL3が出した情報カードの下に置いて職業名を隠します。
PL3:なるほどねぇ。NPCの判定とかはどうなるんだい?
ST :NPCには判定をする際にダイスロール(定められたルールでサイコロを振って値を出す)はしませんが、普通のキャラクターと同じく【情報カード】を出す必要はあります。そのカードはSTかPCの手札から出すことになります。
PL3:本来ならもう一人ロールプレイする人が必要なところを2人で分担しましょうってことね。
ST :後はゲームマットの【監視度】のスタート部分と【五感表】にマーカーとなるチップを置けば、準備完了。今回は【視覚】となります。ゲームを本格的にスタートする前に状況を確認しておきましょう。
PL3:よろしく。
ST :今回の物語は「魔法生物密売を防止する」ことで、表向きはジャーナリストが何かの隠蔽工作に加担してると認識されます。そして、この物語の主人公は探偵業を営む魔法使い。あなたとその相棒となるNPCは魔法監視組織である『ガントレット』から魔法生物密売を防止するように依頼を受けました。しかし、依頼に失敗する夢見の予言を見たあなたは、禁じられている『過去を改変する魔法』を使ってでもこの事態を収拾させると決めました。
PL3:よい物語になりますように(祈)

挿絵(By みてみん)


□┓     ストーリー(前半)
┗┛━…‥‥…━…‥‥…━…‥‥…━…‥…━…‥‥…━…‥‥…━…‥◇
ST :今回一緒に創ることになる物語の前半でどんなイベントが発生するかは、2枚の【イベントカード】が決めてくれます。

- STはイベントカードを2枚引いて、サイコロを1つずつ振ります -

挿絵(By みてみん)

ST :1枚目のイベントカードはそのまま、どんなイベントが起きたのか? イベントのクリア方法を示します。2枚目のイベントカードで、どこを舞台にしてこのイベントのストーリーが進むのかが決まります。
今回は、『建設予定地』で、『弱小マフィアから武器の中古品を調達する事にした』が発生します。イベントの達成条件は、「判定値の合計が80を下回っていること」です。
PL3:物語に合わないようだったら、ニュアンスだけ参考にしてテキストはオリジナルなものに差し替えても良いんだよな?
ST :そうです。さすがに、そのままでは使えないというのもあるでしょうから。
PL3:クライムアクション版と親和性は高そうだけど……武器かぁ。
ST :今にも雨が降り出しそうな灰色の曇り空。すでに鉄骨の骨組みは組み上がっているのに建設が放置された廃墟にあなた達は待ち合わせをしています。現れたのは表向きマフィアと認識されているが、魔法に関する防御装飾や魔法生物に対する品物などを取り扱っている魔法商会です。
PL3:魔法に気付いた者だけが、本当の姿を見ることができるのか。
ST :あなた達と魔法商会のやり取りを、物陰から今回の【対象者】であるジャーナリストがビデオ録画しています。どうやら、PC達の取引現場の映像を使って何か別の事件をでっち上げようとしているようですね。そこの現れるのは、なんと警察の突入部隊(笑)
PL3:何か、いきなりのホットスタートだな!?
ST :場はかなりの混乱に陥るでしょうね。きっと、ジャーナリストが通報したのかもしれません。イベントの処理方法は最初にPCもしくはNPCが行動判定を行った後に、STによるマスターシーンが入ります。
PL3:ふむふむ。
ST :その後でイベント失敗が確定し、『過去を改変する魔法』を行使するシーンが発生します。そこまでやって1つのイベントが終わります。
PL3:何だか、サイコロ判定が沢山発生しそうだな(笑)
ST :そうなる可能性は勿論ありますよ。さて、NPCとPCどちらから動きましょう?
PL3:NPCの動きが気になるから、まずはNPCからにしようかな。
ST :おっと、忘れるところでした。【NEXT】は<COMBAT>で、【BAN】は〈SOCIAL〉です。舞台に置いたイベントカードはあくまで<LOCATION>の名称だけを利用します。最初に判定を行うPCもしくはNPCは、【NEXT】の指示に従って行動判定をしてください。もし、イベントを達成するため【BAN】に指定された能力・技能を使った場合は『ペナルティ』を受けることになります。
PL3:このバージョンの『ペナルティ』って何が起こるんだ?
ST :本作の行動判定はクトゥルフ神話TRPGで採用されている十面体サイコロ2つを使ったD100%ロールです。ペナルティを受けた場合は次の行動判定を行う人に適用されます。行動判定でサイコロを振ったときに値の大きい方が十の位、値の小さい方が一の位になってしまいます。
PL3:ペナルティを受けた次の行動判定が対抗判定だった場合は?
ST :判定を行う人全員が『ペナルティ』を受けます。
PL3:そ、そうか(苦笑)

┏◆ ストーリー(前半)|NPCの行動
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ST :『ストーリー(前半)』でNPCが先に行動をする場合、行動判定に使うためのカードはSTが出します。そうですね、脳筋キャラっぽくないことをしてみましょうかねぇ?

- STは[<COMBAT> 手近な物を駆使して即席の罠をはる]のカードを場に出します -

挿絵(By みてみん)

PL3:脳筋キャラっぽく……ないだと?
ST :彼はこれでも構成員なので、こういった閉鎖された空間では用心深く即席の罠を貼り巡らします。ですが、予想していたより警察の突入部隊が早かったこともあって自分の罠に見事にハマってしまいました。ピラゴラスイッチのように罠が連鎖して、その場にいた全員を巻き込むような予想外に大きな効果を生みました。こんなロールプレイをしているのでお分かりかと思いますが、【イベントカード】の記号が「+」なのでNPCの行動判定は自動的に失敗します。
PL3:あぁ、なるほど。もし「ー」だったら、行動判定は自動的に成功するんだな。
ST :そうです。【監視度】は下がれば下がる程にゲームプレイに影響を与える魔法の効果が増えていきます。ですが、あまりに下がってしまうと魔法を知らない人達が狂気に陥って暴徒化するかを決める判定が発生します。その判定に失敗したらバッドエンド確定です。
PL3:どうやっても、【監視度】を下げて来るのかよ(笑)
ST :判定に失敗したことで、【監視度】が下がって『Cー』になります。行動判定した結果にー5%のペナルティを受けますが、魔法の効果が「行動判定の振り直し」、「行動判定時に出す【情報カード】を手札のカードと入れ替える」、「クライマックス中にSTが使うボーナスを無効にする」の3種類になります。
PL3:魔法がバレやすく程に効果が増えるっていうのは、何とも悩ましい。
ST :判定が終わった事で【五感表】も変化して、【視覚】から【味覚】に移ります。

┏◆ ストーリー(前半)|PCの行動
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
PL3:【BAN】は〈SOCIAL〉なんだよな。とは言え……判定ではこうなりますよーっという模範を示すためにもコレを出そう。

- PL3は[<SOCIAL> 高級ホテルの1フロア全体を貸し切る]のカードを場に出します -

挿絵(By みてみん)

PL3:多少は怪我をしても行動に支障をきたさないように、偶然の魔法で自分の身をひとまず守った。「この馬鹿、何を新人みたいな凡ミスしてるんだよ!」
溜め息と共に相棒の頭を小突くと、魔法商会の連中もどうにか助け出して手配しておいた潜伏先の高級ホテルへと向かう手はずを整え始める。
ST :OKです。
PL3:ロールプレイをしたことによるボーナスはどうなるんだ?
ST :『過去を改変する魔法』を行使するシーンで、【監視度】に紐づいている魔法の効果を発動させるのに必要な判定を1度だけ自動成功にします。
PL3:それは良いな。
ST :行動判定は先程言ったように、クトゥルフ神話TRPGで採用されている十面体サイコロ2つを使ったD100%ロールです。探偵の【得意な能力・技能】は〈SOCIAL〉なので、【監視度】の修正を適用した目標値65%以下になれば成功となります。
PL3:【苦手な能力・技能】だったら50%、表記が無い技能は60%になるのか。ひとまず、判定をしよう。

- PL3はD100%ロールを行い、37を出しました-

ST :判定は成功ですが、次の判定にはペナルティが発生します。では、締めのロールプレイをPCにお願いしましょう。
PL3:結構な金額の袖の下を握らせて、どうにかチェックインを済ませて安堵の溜め息を漏らした。「どうにか情報を聞き出せれば良いんだけど……」ホテルのロビーにある待ち合わせようのソファーでぐったりしているNPCの尻に蹴りをいれる。横目に【対象者】も宿泊しているのを確認した。
ST :【監視度】が変化してスタート位置に戻るため、効果が「行動判定の振り直し」のみとなります。行動判定に対してのペナルティはありません。また、【五感表】も変化して、【味覚】から【聴覚】に移ります。

┏◆ ストーリー(前半)|マスターシーン
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ST :さて、もう少しジャーナリストをあなた達と絡ませたいところですが……良いのあるかなぁ? このカードにしてみましょうかね。私のロールプレイの判定はPCにお願いします。
PL3:はいよ。 
ST :では、このカードを出します。

- STは[<HACKING> スマートフォンを遠隔操作・傍受する]のカードを場に出します -

挿絵(By みてみん)

ST :ジャーナリストが本当にハッキング能力を有しているのか謎ですが、魔法商会の面々やNPCが持っているスマートフォンのマイクロフォン機能をオンにして会話の内容が盗聴できないかを試みるようです。「こ、このやり方で本当に大丈夫だろうか?」もしかしたら、逆にジャーナリストの声があなた達へ漏れてしまうかもしれません。ジャーナリストで緊張で吹き出る汗を拭いながら、ENTERキーを叩いた。
PL3:ロールプレイは大丈夫だから、ボーナスをどうぞ。うーむ、このジャーナリストの動きが不可解だな。もしかして、何かをこちらへ伝えたいのか? 話に絡んできてくれるのは大歓迎だけどな。
ST :STが使えるボーナスに関しては、クライマックスになったら説明しますので判定を行いましょう。マスターシーンでの判定は対抗判定となります。
PL3:両方が判定を行うわけか。
ST :判定が成功した方に有利な物語になります。両方が判定に成功、または失敗した場合は判定の結果が小さい方が有利になります。また、今回の判定はペナルティが付くので気をつけてくださいね。
PL3:はいよ。目標値は60%か……。【監視度】はSTにも関係あったりする?
ST :はい、それはこちらにも影響があります。ちなみに、【対象者】の方は得意な技能なので目標値は70%となります。
PL3:STの方が判定に成功しそうだけど……ペナルティがそれを許すかな?

- STはD100%ロールを行い、ペナルティを受けて73になりました。PL3は100%ロールを行い、ペナルティを受けて42になりました。-

ST :PC側のみが成功しているので【監視度】の増減は発生しませんが、【五感表】は変化して、【味覚】から【触覚】に移ります。
PL3:目標値が減ってしまうのもイヤだけど、値が大きい方が十の位っていうのも変な緊張があるな。
ST :そうでしょ? 本来ならこれでイベントは失敗となって、ストーリーの後半はペナルティを受けた状態でスタートとなってしまいます。しかし、ここからが本作の真骨頂である『過去を改変する魔法』を行使するシーンが始まります。ちなみに、これは強制ではありません。シーンをスキップすることもできますが、どうしましょう?
PL3:やるよ、ここでスキップしてもペナルティを受けて次のイベントになるだけだし(笑)

┏◆ ストーリー(前半)|『過去を改変する魔法』を行使するシーン
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ST :『過去を改変する魔法』を行使するシーンを始めるにあたっては、特にコストを支払う必要はありません。演出的に、あなたは『ガントレット』から持ち出したトランクを魔法商会やNPCには気付かれない場所へ開いて、まるでそれが秘密の入り口であるかのようにトランクの中へ階段を下るように降りて行きます。中は、あなたがついさっきまで目にしていたのと同じ世界が広がっています。
PL3:おい、その演出は……(笑)
ST :このトランクを潜ることで、時間不連続体から選択された時間を切り取って、その時間帯へ遡ることになります。【監視度】の増減によって効果が変動する『過去を改変する魔法』は、本来なら発動判定に成功するたびに【監視度】が1点減ります。ですが、ロールプレイのボーナスがあるために1回だけは【監視度】の減少も、発動判定も必要としません。
PL3:再判定によって【監視度】は増減する?
ST :すでに時間不連続体から隔離された時間帯なので、【監視度】の増減はありません。このシーンで影響を与えられるのは「NPCの判定のやり直し」「PCの判定のやり直し」「STとの対抗判定のやり直し」の3つになります。
PL3:1回の行動判定をやり直しさせるために、【監視度】が1点下がるのか。もし、キャラクターとしての【情報カード】や【イベントカード】を出し直した場合はどうなるんだ?
ST :【監視度】を1点下げるだけで、入れ替えたカードに関連する行動判定をすべてやり直すことができます。
PL3:なるほど、確かに【監視度】が下がれば魔法の効果も強くなるな……。
ST:今回はボーナスによって省略されますが、まず最初に「魔法が発動できるかどうか」というのを行います。どの魔法が発動されやすいかは、この『五感表』を参照します。
PL3:ここでようやく【五感表】の登場か。
ST :最初に説明したように、この世界の魔法は五感(【触覚】、【味覚】、【嗅覚】、【聴覚】、【視覚】)に紐づいています。PCのキャラクターの【得意な能力・技能】は〈SOCIAL〉なので、【五感表】の位置が【嗅覚】だと偶然の魔法が発動しやすくなります。今は【触覚】なので発動させにくく、魔法が発動できるかを判定する目標値は50%になり、さらに【監視度】のペナルティやボーナスも反映されます。
PL3:ロールプレイって、大事だなぁ(笑) さっきは自動判定だったけど、もし介入したら誰が判定をするんだ?
ST :その場合は、カードを出した者が行動判定を行います。今回はSTが行動判定を行います。
PL3:へっへっへ。良い値を期待してますよ、ST(笑)
ST:何で、そんなにゲスい笑みを浮かべてるんですか!? とりあえず、PCは【嗅覚】に関連した魔法のロールプレイを御願いします。
PL3:嗅覚ねぇ……。お、そうか。何故かNPCから緊張と焦りによって体臭の変化を嗅ぎ分けたような気がしたんだ。思わず、NPCを静止して彼がどこに罠を仕掛けたのかを思い出させよう。
ST :では、判定を行います。

- STはD100%ロールを行い、9を出しました。-

PL3:成功だな?
ST :そうですね。結果的に判定値の合計は46。過去を改変できたことでイベントは成功したことになりました。では、イベントに成功したためボーナスをどうぞ。これまでと同じくボーナスとペナルティは重複せず、累積もしません。ボーナスの次にペナルティを受ければペナルティに上書きされます。
PL3:了解した。しかし、この【対象者】の行動は何なのだろうなぁ?
ST :イベントに成功したことで、あなた達は魔法商会から色々な道具と同時に魔法生物密売に関する情報を入手することにも成功しました。
PL3:高級ホテルの1フロアを貸し切ったんだ。きっと彼らへのおもてなしも、盛大かつ文章にできないようなモノになったことだろうよ(笑)
ST :やれやれ、偶然の魔法と言う大人の事情は恐ろしいですね(笑) さてさて、君たちのおもてなしも無事に終わってそれぞれの部屋へ引き上げようとしたとき、あなたのスマートフォンは何の着信も受けてないのに画像付きの音声を流し始めます。
PL3:な、何だ!?
ST :ビデオ通話らしく、そこにはジャーナリストの顔があった。通話の内容は、とある組織があなた達を罠に嵌めようとしているので注意して欲しいという内容だった。
PL3:その……とある組織とは一体何だ?? 話がきな臭くなってきたなぁ。
ST :組織の名前は、先程取引をした魔法商会の表向きになっているマフィアの名前ですね。
PL3:ふーむ、ストーリーの後半で更なる面倒が来る予感がする(笑)


□┓     ストーリー(後半)
┗┛━…‥‥…━…‥‥…━…‥‥…━…‥…━…‥‥…━…‥‥…━…‥◇
ST :では、今回の物語も後半戦へと突入します。【監視度】はスタート位置、【五感表】は【触覚】の位置になっています。
PL3:魔法生物密売に関しては魔法商会から密売に関する情報をゲットしたものの、【対象者】であるジャーナリストから、魔法商会に対して警告のメッセージをもらう。うーむ、これは一体どういうことだろう?
ST :それは、このイベントを無事に終わらせることが出来れば判明するかもしれませにょ。

- STはイベントカードを2枚引いて、サイコロを1つずつ振ります -

挿絵(By みてみん)

ST :おやおや、事態は混沌に満ちあふれてきましたね(笑) イベントは『銀行』で、『腹は減っては戦はできない。50ドルのチーズバーガー?』が発生します。
PL3:混沌にも程があるわ!(笑)
ST :えーっと。魔法商会から魔法生物密売に関係していると思われる密売組織との接触方法を手に入れたあなた達は、その方法を試してみることにしました。その方法とは、特定の時間に短時間だけ銀行の前で営業するキッチンカーに対して、符牒を言うことなんだそうです。
PL3:それが、「50ドルのチーズバーガー」ってこと? でも、ジャーナリストの警告メッセージのことを踏まえると鵜吞みにはできないな。
ST :イベントのクリア条件は判定値の合計が60%を下回っていること。【NEXT】は<SOCIAL>で、【BAN】は〈DRIVING〉です。また、判定に成功すると【監視度】が増えて、失敗すると減ります。
PL3:なるべく失敗したくないから、【NEXT】が一致している俺のPCから動こうかな。

┏◆ ストーリー(後半)|PCの行動
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
PL3:銀行の前で営業するキッチンカーを待たないといけないんだから……このカードで行くか。

- PL3は[<SOCIAL> 珈琲やお酒を飲みながら情報交換する]のカードを場に出します -

挿絵(By みてみん)

PL3:入れ替わり立ち代わり現れるキッチンカーのメニューを確認しながら、珈琲やらつまめそうな総菜を買っては店員と話をしていく。(こうやって、話を聞いて情報を集めるって……探偵っぽいな。って、探偵だっだな)美味しそうな匂いの誘惑に負けて財布の口を緩めないように、話に集中すると同時に魔法に関する匂いがかげるかを注意深く探ってみることにした。
ST :OKです、ボーナスをどうぞ。何だか、負けプレイの匂いの方が強い気がしますが……(笑)
PL3:うるさいよ!(笑)

- PL3はD100%ロールを行い、83を出しました。-

ST :おや、失敗ですね。では、心置きなく負けプレイをどうぞ。
PL3:あー、チクショウめ。店員に話を聞いていた内容がズバリその怪しいキッチンカーに対する事だったためか、「変な事を聞き回っている奴がいる」というのが元締めの耳に入ってしまったようだ。マフィアの下っ端や絡まれたり、警察に職質されたりとテンヤワンヤ。その場に留まっていられそうになかった。魔法の匂いを探していたばっかりに、危険な匂いは嗅ぎ取れなかったか……。
ST :判定に失敗したので【監視度】が減り、再び『Cー』になります。行動判定した結果にー5%のペナルティを受けますが、魔法の効果が「行動判定の振り直し」、「行動判定時に出す【情報カード】を手札のカードと入れ替える」、「クライマックス中にSTが使うボーナスを無効にする」の3種類になります。
PL3:気持ちを切り替えて、次に行こう(笑)
ST :【五感表】は変化して、【触覚】から【嗅覚】に移ります。
PL3:Mission in Linksって、プレイヤー側から<LOCATION>の変更ってできないんだっけ?
ST :各イベント中に出した【情報カード】に示されている<LOCATION>へなら、ロールプレイ中は勝手に移動して大丈夫ですよ。イベントを決定する際に決める舞台は、あくまでイベントのスタート地点だと思っていただければ。
PL3:了解した。

┏◆ ストーリー(後半)|NPCの行動
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ST :ストーリー(前半)では、NPCの判定に必要な【情報カード】をSTが出したので、今回はPCが出してください。ロールプレイはSTの方でやります。
PL3:今までクライマックスでPC同士が共同判定をすることはあったけど、今回はこんなところにも盛り込まれたのか(笑) まぁ、逃げるのならこのカードにしておくか。

- PL3は[<COMBAT> 場を混乱させるため、煙幕弾を撃ち込む]のカードを場に出します -

挿絵(By みてみん)

ST :中々、派手な演出を入れてきましたね(笑) この混乱に紛れてあなた達の身柄を拘束したい誰かが、偶然の魔法を使ったのを感じ取りました。「いったんここから逃げましょう」という言葉にNPCは自分のボストンバックから単発のグレネードランチャーを取り出す。煙幕弾を撃つつもりのようだったが、不発だったのか銃口から情けない煙が上がっただけだった。
PL3:また、自動失敗したか……。
ST :その通り。判定が失敗したことで【監視度】が減り、それによって『Bー』となりました。さっきの3種類の効果に「判定で使用した【情報カード】を出し直す」と「【イベントカード】を山札から出し直す」が追加されます。
PL3:今回は結構追い込まれる展開になってしまったな……。

┏◆ ストーリー(後半)|マスターシーン
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ST :私もそこまで手札が良くないんですよね。さて、ここで1回目のイベントで私が出した【情報カード】の裏を確認します。本来はストーリー(後半)へ入る前に確認するべきだったんですが、忘れてました。これで、STは最初に今回の【黒幕】を確認できます。

- STは情報カードを1枚めくります。 -

ST :あぁ、忘れてしまっていても別に問題無かったですね(笑)
PL3:え、何その反応(笑)
ST :後のお楽しみです。さて、展開的に面白そうなカードと言えば……これかな?

- STは[<DRIVING> トランクに荷や人を入れて運転する]のカードを場に出します -

挿絵(By みてみん)

PL3:【BAN】と一致しているということは、次の判定でペナルティが付くのか……。
ST :煙幕弾も不発したことだし、この混乱に紛れてあなた達の身柄を拘束したい誰かさん達はあなた達を拘束しました。「お前らが何をやったのかは知らないが……しばらくの間は楽しいドライブとしゃれこもうじゃないか?」用意されていた大型車のトランクにあなた達を詰め込もうとしている奴らの襟元には、魔法商会の人達が付けていたピンが見えます。
PL3:ロールプレイはOKだと思います。ボーナスは蓄積しないんでしたよね?
ST :そうです。判定技能は<DRIVING>にて対抗判定を行います。【監視度】が下がっているので、判定値は50%と言ったところでしょうか?
PL3:ここで拉致られてる場合じゃない! これ以上、過去を改変する必要がある箇所を増やしてたまるか(笑)

- STはD100%ロールを行い、17を出しました。PL3は100%ロールを行い、13を出しました。-

PL3:よしっ! どうにか抵抗はして、拉致されるのは免れた……。もう手に入れた符牒は使えなさそうだから、このどさくさに紛れてジャーナリストと合流を果たしたいかな。損して特を取る方式ってことで。
ST :これでイベント失敗は確定となります。今のままでもペナルティは付いていますが、このままクライマックスへ進みますか?
PL3:ボーナス、ペナルティともに累積しないのがこのゲームの良いところ。まだ試したいこともあるし、『過去を改変する魔法』を行使するシーンへ行こう。
ST :わかりました。

┏◆ ストーリー(後半)|『過去を改変する魔法』を行使するシーン
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
PL3:もし、【イベントカード】を山札から出し直した場合ってどうなるんだ?
ST :関連する行動判定を、全部振り直すことができます。行動判定ごとに魔法発動判定を行うのではなく、1回の発動判定を成功させるだけでPC、NPC、マスターシーン、すべての判定がその対象です。
PL3:なるほど、初回発動を省略できるんだから……イベントカードを出し直した方が良いのか。ちなみに出し直した際の【監視度】は?
ST :ここはもうトランクを潜ることで、時間不連続体から選択された時間を切り取った時間帯です。【監視度】の変動はありません。
PL3:『Bー』の判定値に対する修正はー10%のままクライマックスになるわけか……。ペナルティの効果は恐いけど「【イベントカード】を山札から出し直す」を使おう。【イベントカード】は出し直せても、行動判定に使う【情報カード】は出し直せないんだよね?
ST :それは、別の魔法効果としてカウントされます。これから【イベントカード】を出し直す訳ですが、判定時のロールプレイは省略していただいて構いません。物語のあらすじだけを考えておいてもらうとありがたいです。
PL3:了解した。では、初回無料分の魔法を使ってイベントカードを出し直すことにしよう。
ST :どうぞ。
PL3:【視覚】だから、何も見落とさないようただ一点を凝視することによって時間が不連続になっていく様まで見えるようになる。まるでカードの束なのではないかと思い始めた時、銀行の前のキッチンカーで買い物していた出来事とは違う出来事に遭遇した自分たちを見た。
ST :ロールプレイはOKです。舞台は変えずに【イベントカード】を引いてイベントを決め直します。

- STはイベントカードを1枚引いて、サイコロを1つずつ振ります -

挿絵(By みてみん)

ST :おっと、これはどういうことだ(笑) 新たなイベントは「対象者の墓が目の前にある。何故だ?」になりました。イベントの達成条件は「SOSICALの判定と後は何でも良いので判定に成功すること」です。
PL3:まったく違う内容になった!? 舞台のスタートは銀行であることと、行動判定をするために出した情報カードには変わりがない。では、銀行員と個別相談室で珈琲を飲みながら、ジャーナリストが伝えてくれた魔法商会が借りたと言われる貸金庫に預けられたらしい資料を見せてもらうことにしよう。もちろん、これは偶然の魔法だ。
ST :基本判定値は60%ですが、ペナルティが発動されるので気をつけてください。

- PL3は100%ロールを行い、ペナルティを受けて60になりました。-

PL3:この場合は?
ST :おめでとうございます、成功です(笑)

PL3:し、心臓が痛い(笑)よし、これで「ご指示頂きました隠し金庫の書類となります」と言われて受け取った中に死亡診断書も入っていた。何で、こんな物が? と疑問に思いつつ目を通すと、それは何度も妨害してきたジャーナリストのものとなっている。私は思わず目を疑った……。
ST :なるほど。墓を目にしたという箇所を貸金庫としたんですね。では……NPCの部分では、そんな資料を目にして動揺をした直後に警報が鳴り響いた。どうやら、このタイミングで銀行強盗が現れたらしい。その強盗は金庫を破るフリをしながら、誰かを探しているようだ。
PL3:今度こそ、煙幕弾が不発となりませんように!
ST :NPCの得意技能で判定することになるため、基準判定値は60%となります。
PL3:その判定値なら大丈夫だと確信したねっ!!

- PL3は100%ロールを行い、58を出しました。-

PL3:さっきから、出目がギリギリすぎて……もう笑うしかない(笑)
ST :それでは、魔法商会が追いかけてきてあなた達を拘束しようと試みます。先程と同じく対抗判定で、目標値も変わらず50%。
PL3:負けないと信じて……サイコロを振るのみ!!

- STはD100%ロールを行い、78を出しました。PL3は100%ロールを行い、47を出しました。-

ST :ここまで、ギリギリで成功していくとは思いもしませんでした。
PL3:もう、本当に心臓が止まりそうだよ(笑) 30分ぐらい休憩をもらっても良いかな?
ST:どうぞ、どうぞ(笑) イベントは成功へと改変されましたのでボーナスをどうぞ。あなた達は魔法商会の連中を上手く撒いて、ジャーナリストと合流することができました。
PL3:さぁ、洗いざらい白状してもらおう。お前は、誰だ?


□┓     クライマックス
┗┛━…‥‥…━…‥‥…━…‥‥…━…‥…━…‥‥…━…‥‥…━…‥◇
ST :ここからはクライマックス進行となります。まずは、この物語の【黒幕】である【情報カード】を公開します。

- STは最初のイベントのマスターシーンで使った情報カードを裏返します。 -

PL3:NPCと同じ構成員だったのか!? それなら確かに、今までの話の道筋だったら違和感ないな。表向きはマフィアだと認識されている魔法商会がずっと登場しているんだから(笑)
ST :舞台として出している【イベントカード】を回収して残っていたカードと混ぜ直してから、クライマックスのイベントのフレーバーと舞台を決めます。

- STはイベントカードを2枚引いて、サイコロを1つずつ振ります -

ST :舞台は「古いアパート」で、「対象者のために犯罪に手を貸すことになってしまった」が発生します。このジャーナリストは死亡診断書通りに死亡していて、魔法生物がジャーナリストに成り代わっている存在でした。企業からの引き抜きという形での魔法生物密売を計画され、古いアパートの一室がそのペーパーカンパニーになっているようです。
PL3:それで、私たちが密売先と偽って取引しつつ、魔法生物密売を阻止するってわけか。『過去を改変する魔法』内で使えた魔法の効果はクライマックスは使えるのか?
ST :使えますが、「STのボーナスを無効にする」「行動判定の振り直し」に限定されます。クライマックスでは過去を改変するわけではないので、カードの出し直しに関する効果は使えません。また、クライマックスでは【監視度】の変動は起こりません。
PL3:今、「−B」だから正直使いどころを間違えたら大変だよね(笑)
ST :では、悩んでいる間にキャラクターとして公開されている以外の情報カードを回収し、シャッフルし直します。それで、改めて手札を配り直します。

- STとPCに3枚ずつカードを配り直します。 -

┏◆ クライマックス|舞台の制圧
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ST :最初の判定は、「場所の制圧」です。<LOCATION>の【NEXT】と【BAN】の指示に従って対抗判定を行います。これは対抗判定となります。クライマックスでは指定技能で判定が行われない場合、−10%のペナルティが付きます。PCかNPC、どちらかで判定を行ってください。
PL3:そうなるか……。判定が行われるごとに【監視度】が改善されることを期待していたのになぁ。クライマックスに入る前に【監視度】も調整する必要があることを理解した。おっ、物語に丁度良いカードがあるじゃないの。
ST :こっちも、どうにかカードはあるけど……。これは、どうしたものか?
PL3:ロールプレイは、どうやって舞台となる「古いアパート」の中で自分たちが上手く立ち回れるようにするかっていう内容で良いんだよね? <SOCIAL>だからPCの方で判定をしようかな。
ST :そんな感じで大丈夫です。では、カードを出しましょう。

- STは[<SOCIAL> 珈琲やお酒を飲みながら情報交換する]のカードを場に出します -
- PL3は[<SOCIAL> 新しく偽りの身分を用意する]のカードを場に出します -

PL3:まずは、アパートの管理会社という偽りの身分を持って「本日、通報に伴い建物内を消毒処理します。各自決して部屋から出ないよう徹底してください」という勧告を出すことを試みます。念入りに外側からドアノブを固定した後に、魔法生物密売先と身分を偽ります。
ST :こちらは「古いアパート」にペーパーカンパニーを構えてますから、身分を偽ること無く菓子折り&袖の下で住人を懐柔することを試みます。そうして、どんな騒ぎが起こっても黙認してもらいましょうかね?
PL3:【監視度】のペナルティがあるから得意な技能であっても60%。
ST :こっちは不得意な技能ですから、40%ですね。ここでは、まだボーナスの効果は使いませんよ。

- STはD100%ロールを行い、97を出しました。PL3は100%ロールを行い、62を出しました。-

PL3:うへぇ、両方失敗!? この場合はどうなるんだ?
ST :この場合は判定値が低いPL3の展開が優先されます。まぁ、あなた達は住人達にかなり怪しまれたものの身分を偽りきることが出来たようですね。
PL3:「えー、これから乳酸の消毒を……」「乳酸!?」「おっと、違う違う。えーっと、感染力が非常に強いノロ系ウィルスを発症した人物がこの建物内で暮らしていると病院から通報がありまして」「退去した方が良いの?」
「我々が、念入りに浄……消毒しますから」なんていうやり取りが行われました。
ST :怪しさに満ちあふれていますね。 あ、忘れてました。判定に失敗したので、先程の判定に参加しなかった方はクライマックスに参加できなくなります。
PL3:なんだって!? あぁ、説明がしどろもどろ過ぎたんで鎮火の生け贄にNPCを置いてきたんだな(笑)
ST :なんという生け贄(笑)

┏◆ クライマックス|黒幕の得意能力の無力化
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ST :この判定での指定特技は【黒幕】の『得意な技能』である<COMBAT> です。指定特技で判定が行われない場合は−10%のペナルティが付きます。
PL3:<COMBAT> 判定はNPCに任せたかったのに。自分のPCだけでどうにか出来るか心配だなぁ。
ST :ここでも、判定は対抗判定となります。
PL3:ただ成功するだけじゃないのはキツイなぁ。ひとまず、カードを出すぞ。

- STは[<COMBAT> 場を混乱させるために煙幕弾を撃ち込む]のカードを場に出します -
- PL3は[<COMBAT> 防弾ベストごしに撃って気絶させる]のカードを場に出します -

ST :では、ここでSTに残っているボーナスを使います。PCの判定値へさらに−10%をどうぞ!
PL3:【監視度】の影響と合わせて−20%!?
ST :ふふふ。
PL3:(5分程経過)仕方ない、ここで魔法を使うぞ。STのボーナスを無力化する。俺は【視覚】は見極めている、魔法商会のテナントに張り巡らされている魔法は不完全であるということを! 取引に失敗しても相手を始末しやすくするための魔法だろうが、堂々と破って中に入ろうとしよう。
ST :基準判定値は50%です。
PL3:よっしゃ、いくぞ!

- PL3は100%ロールを行い、7を出しました。-

PL3:こちらの魔法が発動して、部屋の魔法を破ってSTのボーナスを無力化できた! どうにか成功する可能性が増えたかな?
ST :じゃぁ、ダイスの邪神様に委ねてみましょうか?
PL3:その名称は止めようよ(笑)

- STはD100%ロールを行い、63を出しました。PL3は100%ロールを行い、29を出しました。-

ST :PCのみが成功しましたね。
PL3:「古いアパート」に住んでいる他の住人はギリギリ騙せたものの、魔法生物密売を企む人達までは欺けなかったらしい。まさにペーパーカンパニーとして使われていた一室で魔法生物密売の契約が取り交わされようとしたとき、部屋の中がスモークで充満した。「この距離なら……狙いなんて必要ない!」引き抜き様に銃を全弾斉射する。防弾チョッキがあろうが、あまりの衝撃に床へ倒れ込んだのが見える。まぁ、魔法で衝撃を強まっただけだけどな
ST :あんなに撃ったのに、1〜2発しか命中しなかったんですよ(笑)
PL3:本来、<COMBAT>はNPCの仕事なのに!

┏◆ クライマックス|黒幕の不得意技能をつく
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ST :この判定での指定特技は【黒幕】の『不得意な技能』である<SOCIAL> です。指定特技で判定が行われない場合は−10%のペナルティが付きます。
PL3:実のところ、手札に<SOCIAL>は潤沢にある。
ST :こちらはネタ切れにも程があります(笑)

- STは[<COMBAT> 障害物を蹴りどかすか、蹴り当てる]のカードを場に出します -
- PL3は[<SOCIAL> 対象者の身近な人と親しくなる]のカードを場に出します -

PL3:最後はサスペンスドラマのように、泣き落としを仕掛けてみよう。実はクライマックスの判定に参加していなかったNPCと【黒幕】が兄弟だった。残りの手下はノシておくとして、弾を受けて朦朧としている黒幕へ手を差し伸べて話しかける。「密売なんてもう止めるんだ。魔法が絡んでる悪事を続ければ、君の肉親がどんな目に遭うかわかったもんじゃないぞ?」そこへドアを開けて現れるNPC。……俺の方が悪役じゃないか、これ?(笑)
ST :銃を持って泣き落としは……まぁ、脅迫に近いものがありますね(笑)
PL3:ち、違うぞ。ちゃんと誠意を持って説得したいんだからな!
ST :NPCの顔を見て動揺してしまった【黒幕】はふらつく身体を奮い立てて、手当たり次第に障害物になりそうなモノをあなた達にぶつけようと試みます。
PL3:こっちの基準判定値は60%かな。
ST :私の方は40%ですよ。STのボーナスは累積させたいなぁ……。これは次回の調整で検討するとしましょう。

- STはD100%ロールを行い、41を出しました。PL3は100%ロールを行い、55を出しました。-

PL3:ふぅ、どうにかなった(溜息) 【黒幕】が魔法を込めて手当たり次第にモノを投げつけていたが、こちらの魔法の方が強かったらしく1つも命中しない。魔法が分かる人には、俺の周りの膜がモノが命中するたびに青白い火花をあげながら逸れていった。1歩ずつ近づいていくと、それと同時にNPCも走り寄って覆い被さる。「待ってくれ、こいつは実の兄弟なんだ! 殺すのも取っ捕まえるのも待ってくれないか! 必ず自首するように説得させるからよ!!」
ST :チンピラとか下っ端って、どうしてこう情が深いんでしょうねぇ? さて、エンディングとなります。


□┓     エンディング
┗┛━…‥‥…━…‥‥…━…‥‥…━…‥…━…‥‥…━…‥‥…━…‥◇
ST :クライマックスの判定は、2回成功して1回失敗してましたね。誰かが不幸になるような終わり方にはならないでしょう。
PL3:事件の方は、どう収集したんだ?
ST :魔法生物が成り代わっていた【対象者】は無事に保護されました。保護された先は、有名な魔法生物学者のところと言われています。銀行から持ち出したモノはすべて押収されて魔法証拠品保管所の中へ厳重に封印されました。かなり低下した【監視度】は、『ガントレッド』に所属している魔法使い達が総出で補強することとなります。今回の事件を目撃していた人々の記憶は、何か別の内容に書き変わることでしょう。
PL3:で、こっちは眠りに付くんだっけ?
ST :そうです。『過去を改変する魔法』を行使したPCは元々起こるはずだった事象と、今回の件で変わった事象のズレによって生じたエネルギーが穏やかになって時間軸が確定し直すまでは仮死状態となります。
PL3:そうしたら、NPCとダイナーで食事をしながら今回の事件のことを振り返ろう。最後に【黒幕】となってしまった兄弟と仲良くするように……っと言付けをして店を出た。その後で色々と買い物を済ませ、家賃や水道光熱費などをかなりの期間先払いもした。最後に自分の部屋に防犯の魔法をかけたらベッドに寝そべった。徐々に眠気とは違う何かが身体を縛り付けてくる。
ST :それが、人類に「天使」の力のわずかを指し示した「魔法」の影響です。あなたは誰かの目線を通して現実そっくりの夢を見ながら眠りに付くことでしょう。
PL3:どれぐらいで、このPCは目を覚ますんだろうなぁ。
ST :きっと、次の試作版が調整できたら目を覚ますと思います。
PL3:おいっ(笑)
ST :では、これで試作版は終了となります。
PL3:思いのほか、100%ロールが大変(笑)六面体で判定するより緊張しますね。魔法の方は使い方によっては判定回数が多くなるけど、事象に介入する感はあって良かったかも。
ST :対決ゲームだったらST用にもっと特殊効果があっても良いかもしれないけど、軽くやるなら今のままでも良いという印象ですかね。
PL3:クライマックス時でも【監視度】の増減があっても良いと思う。後は魔法生物に関する設定な!
ST :そうですね、本番ではその表も含めてもう少しギミックを足せれたらと思います。今回はお疲れ様でしたー。
PL3:お疲れ様ー。
ご無沙汰しております。
今回は連載という形ではなく、一気に書き上げてみました。

2016年の後半から
「2人でセッションができるようなTRPGが欲しい」
というような話を、呑み会やらゲーム会でちょくちょく耳にする機会がありました。
Twitterなどでしばしば話題になる1ページTRPGでも良いかなぁ?
とは思ったのですが、自分の持ちネタをひとまず改良してみた結果が今回のログになります。
小分けの連載にしようかと思いましたが、あえて短編にしてみました。

練りに練った構想などではなく、ゲーム中の即興創作を繋げて1つの物語に繋げているので
整合性などは気にしておりませんので、矛盾点などありましても苦笑で許して頂けると
これ幸い。

もう何度かテストをしてみて、カードなども新たに創ろうかと思うのは
今年の野望の1つということで………。
引き続き、よろしくお願い申し上げます。

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