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好きになんてなりたくありませんでした
作:白ノ砂丘


1年前のあの日

組み分けの掲示の前で

あなたを見かけた

ざわつく雑踏の中に


始めの頃は なんともなかった

でも 今は この胸が 痛いよ……


決して届かぬ思いだと 理解はしていた

なんだか 「自分」が 分からなくて


ぐしゃぐしゃに なって

泣きそうに なって


それでも まだ 諦めきれなかった




好きになんてなりたくありませんでした、と

ぽつり 呟く ひとりごと

あなたの 優しい 笑顔が 辛いよ……


絶対叶わないなんて分かってる

でも あなたの後ろ姿 目で追っている







恋人の話を 楽しげにするあなたに

本当に幸せに なって欲しいと願う

今年 あなたは卒業し

新たな道を歩んでいく……




決して叶わぬ思いだと 理解はしていた

なんだか 「自分」が 分からなくて


ボロボロに なって

ズタズタに なって


それでも まだ 淋しかったんだ……





好きになんてなりたくありませんでした、と

ぽつり 泣きそうに 呟くよ

あなたの 真っ直ぐな 瞳が 怖いよ……


絶対叶わないなんて分かってる

でもあなたが 恋しくて 愛しくて




それぞれの 選んだ 道を歩んで

それぞれの 「存在理由」いきるいみを 見つけてくんだけど




好きになんてなりたくありませんでした、と

心の底から 後悔したとしても


絶対叶わないって認めたくなかったけど

先輩 どうか 幸せになって下さい
















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