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終わらない唄
作:皇 りゅう



18,【屋敷の中へ】


「もし本物の天使が現れたらどうする?」

男は人にそう言う。

「どういうこと・・・?」
「分かってるだろ、言葉の意味。」
「・・・まぁ」
「じゃぁ、簡単だね。」
「何が・・・。」

男はニヤリと笑う。

「貴方は天使に逢う権利はないだろ?」
「・・・・作り物だからって言いたいの?」

やはりニヤリと男は笑っている。

「さぁな・・・・。」



*************************



「「「「「お帰りなさいませ、お嬢様。」」」」」

アスアはその勢いにビックリする。

此処はリーネの家。
町で一番大きく立派な屋敷だ。

「うん、ただいま!」

リーネは使用人だと思われる人たちに元気よく挨拶をする。

「お帰りなさいませ、お嬢様。そちらのお方は・・・。」
「ただいま。この人、旅人のアスア。」
「旅人・・・ですか?」
「そうだよ、友達になったの。だから、此処に泊まらせてあげて。」

リーネは使用人の一人にそう言った。

「お泊り・・・ですか。」
「うん、そうよ。」
「旦那様が許してくれるかどうか・・・。」
「お父様?大丈夫、許してくれるよ。」
「分かりました・・・・聞いてみます。」

執事の老人と話したリーネはすぐ奥の部屋へと向かった。

「アスア、こっちだよ。」
「うん」
「お父様には言っておくから。」
「ありがとう」

「お帰りなさいませ、お嬢様。」

リーネが通るたびに使用人たちはそう挨拶する。

「ただいま」

リーネはその使用人たちに挨拶を返す。

「すごいね・・・リーネ。」
「すごいの??」
「うん、すごいよ。」



*********************************


「おや?どうやら、リーネ様が帰って来たようですねぇ・・・。」
「・・・・・・」
「誰かと一緒にいるようです。」
「・・・・・・」
「まぁ、貴方には関係ない話ですね。」

男は人を見ていう。

「誰を連れて来たのか楽しみですね。」













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