17,【噂と旅人】
「町の噂を?」
「うん。最近ね町に変な噂がたってるの。」
リーネはアスアに笑顔で言う。
「噂ってどんなの?」
「よく聞いてくれました!あのねぇ・・・。」
リーネはうれしそうに言う
「この町で一番多きな屋敷には秘密の
地下室があってそこについ最近人が閉じ込められているっていう噂!」
「鳥の鳴く声・・・太陽の光・・・水の音・・・
あぁ、すべてが懐かしく感じる・・・・。」
「それが町の噂?」
「うん、そうだよ。」
アスアはリーネを見る。
「それより、泊まるところない?」
「泊まるとこ?宿とか?」
「うん、そうそう。」
リーネは少し黙ったまましゃべった。
「だったら、うちに来るといいよ!」
「リーネ家・・・?」
「うん。私のとこ家大きいからっ!」
「空は青い・・・雲は白い・・・太陽は赤い・・・風は涼しい
早く此処から出てそれを見たい。」
アスアは間を空けて聞く。
「・・・・・・噂の大きな屋敷ってリーネの家だったりする?」
「うん、そうだよ!」
リーネはアスアに嬉しそうに笑いながら言った。
「ちょうどいいでしょ?私の願い叶えてあげる代わりに私の家に泊まらせてあげるって!」
声が聞こえる
唄が聴こえる
二つの声と唄が重なるとき
また世界が動き出す
空は青く
雲は白く
太陽は赤い
風は涼しい
そんなのが当たり前の日々がいつまでと続けばいいのに・・・
誰もがそれを願う日々はまだまだ続く、
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