14,【長い夜の中で】
あたりは誰もいない夜になった
「来たかい?アスア。」
「当たり前だよ、シニス。」
そこに、二人の人間の姿がある
「まっいいや、話しっていうのはさぁー。」
シニスは、アスアに言う。
「巫女のことなんだよ。」
シニスは微笑になりながら言う。
「巫女って・・・それがそうかしたの?」
「されがね、巫女が住んでいた孤城が何者かに襲われてたんだよね。」
「はぁ!?」
驚くアスア。
「巫女を守っていた兵は死んでたし他の使用人もね。」
シニスは話し続ける
「多分、兵や他の使用人を殺したのは口封じのためだと思うよ。」
「何で、そう思うの。」
「巫女の姿がないからさ」
「だからといって可笑しいよ。」
アスアはシニスに向かって反発する。
「可笑しくないよ。」
「何で?」
「居なくてはいけない巫女だから。」
「名は?」
「その巫女なんだけど・・・。」
静かにシニスは言う
「 」
「なっ!」
「どう、驚いた?」
「・・・・・」
「その反応じゃ、驚いたことになるね。」
「で、そのさらった奴は誰か分かるの?」
「さぁね。でも、あいつ等だってことは分かるよ。」
シニスは冷や汗をかいているアスアに言う
「また、始まるよ。6年前に終わったはずの戦いがね・・・・。」
月を見つめながら哀しそうにシニスは言った・・・
|