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パンデミック・マン 作者:ですの

パンデミック編

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第五十話 パンデミック・ウォー2

橋を挟んで両者の睨み合いが続いていた。

ベイズアザディの面々は既に戦闘態勢を取っている。
彼らは司令官であるサーシャからの命令をただひたすらに待った。

サーシャの元へ、隊列を掻き分けて二人の男が走り寄ってきた。

「サーシャさん、あそこに三上君がいるんだ。少しだけ、少しだけでいいから俺とマホーンに時間をくれないか」

山田が息を切らしながらそう言った。
サーシャは驚くほどあっさりとそれを許可した。

「但し、私もついていく。そして彼らのコミューンのリーダーと会談してなんとか荒立たない方向性を模索したい」

その発言の真偽は定かでは無いが、ともかく山田とマホーンは三上の元へ赴く事となった。

拡声機からサーシャの声が木霊して聞こえてくる。

「三上、そちらのリーダーと君と、話し合いといこう。マホーンと山田という二人の男が私と共にそちらに向かう。二人共君の知人だそうだが。どうだ、争わないで済む道をお互いに見つけようじゃんか」

それを聞いた三上は驚きの色を隠せなかった。
SWARPAのマホーン局長は、遠い昔、彼がその手で引き金を引いた記憶が確かにあった。
その時マホーンは銃弾を受けてエレベーターホールで倒れた。
三上は彼は死んだと、彼を殺してしまったと思っていた。

(マホーンなんて名前の知り合い、局長以外にいない……。間違いなく彼なんだ。なんてこった、生きてたなんて……。それに山田って……。どの山田だ)

三上の元にジェシーが走り寄ってきた。

「おいどうする、罠かなこれ。話し合いたいって、あんだけ武装した人間連れてきて話し合いたいってそれはもう脅しとかそういう類のやつだろ」

「どうだか。しかし向こうは三人だけで橋を渡って来ると言うし、兎に角、話し合いで済むならそれに越した事は無いとは思う」

ジェシーは拡声機を取り出しサーシャに返事をする。

「三人だけで来い。変な動きが少しでもあったらこちらはもう容赦しない」

程なくして、橋の向こうから車の残骸の間を縫いながら三人こちらに向かってくるのを三上達は確認した。

「さて、どうなるかな……」

三上は不安な表情を浮かべながら、三人の姿を見つめていた。
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