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高校デビューに失敗して異世界デビュー  作者: バイブルさん
4章 ユグドラシルに導かれた者
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番外編 ルナと子供と鬼

 有言実行させてもらいます。ルナが主人公のお話になります。

 なんとなく徹じゃないのが自分でも違和感が拭えなかったですがどうなるのでしょうか?

 では、番外編 ルナ になります。よろしくお願いします。

 私はルナ。アローラに最後まで残った女神。腰まで伸びた青い髪は密かに自信を持ってたりする。顔も可愛いと思う。しいて、難点を挙げるなら胸がちょーーーーっとばかり小さいのが玉のキズかもしれない。徹がそれを聞いてたら、ない胸がちょっととか言うなよっとか言ってそうだが、いなくて本当に良かった。勿論、徹の身の安全がって意味である。


 今日はみんなゆっくりしようと言う事になり、各自バラバラに行動することになった。徹は朝の食事が終わったらフラっと消えたし、美紅は防具のメンテナンスの為、グルガンデ武具店に行ってから市場を廻ると言っていた。

 私は徹との熱い交渉ので勝ち取った、銀貨1枚を握りしめて市場にやってきた。(徹の服を引っ張りまくって何度もダダをこねて根負けさせただけです。)

 美紅とも市場をうろうろしてたら会えるかもしれない。約束もなく会えたらそれがまた楽しいのだ。

 美味しそうな屋台を通り過ぎる。さすがにさっき朝食を食べたばかりでお腹が膨れそうなモノは今は買おうとは思わない。そう、今はだ!下見は大事とばかり廻りに目を奪われつつ歩くと余所見しすぎてた為、何かとぶつかる。


「おっと、おお、ルナちゃんじゃないか?どうしたんだ?1人みたいだがあの馬鹿が何かやらかしたか?」

「あ、ザックさんぶつかって、ごめんなさいなの」


 慌てて頭を下げる私にザックさん、気にするなと手を振る。

 ザックさんはどうやら、何やら荷物を運んでいる所のようで見た事のない顔のトールと同じぐらいの男の子を引きつれていた。


「別にトールは何もしてないの。今日はお休みで各自自由行動してるだけなの」


 美紅とはそのうち合流するかもしれないけどっと付け足す。


「そうか、そういや、美紅って子とは直接会った事ないな。遠目に見た事はあるが美紅って子も可愛い子だったな。今度、現場に連れて遊びにきてくれ。あいつらも喜ぶだろうしな」


 ザックさんは持ってた荷物から棒付きキャンディを2つ取り出して、私に渡す。


「親方、それは数が結構ギリギリのやつじゃないですか!それを渡すなんて」


 連れていた男の子がザックさんに苦言を呈する。

 私は悪いと思って返そうとするがザックさんは気にするなと手を振って反対の手で男の子を叩く。

 そして、ザックさんはまたなっというと私とすれ違って去っていく。


「今、言ったセリフ、現場のやつらに聞かれたら・・・お前袋叩きに合うぞ?」

「ひぇぇ、どうか内密にお願いします」


 ザックさんに必死に頭を下げながら去っていく2人を見て苦笑を浮かべる。


 ザックさんと別れてからまたしばらく歩いていると冒険者ギルドへ向かってると思われるシーナと出会う。いつもの受付嬢のシックな格好ではなく、少しフリルをあしらったブラウスにやや短めのスカートを履いた格好であった。

 胸があれだけ大きいのに可愛い格好も似合うとか反則なのっとダークサイドに堕ちそうになってる自分に気付き、頭を振って叩きだす。


「シーナ、おはよう?ちょっと微妙な時間だけど、今日はお休みなの?」

「ふふ、おはようございます、ルナさん。いえ、今日は遅番なのでこれから出勤です」


 冒険ギルドは24時間営業してる。シーナ達、受付嬢は夜20時にはみんな帰っているようだが、多少の時間のずれを利用して仕事をしてるのかと私は初めて知った。


「ルナさんはお休みなんですか?トールさんの姿が見えないですけどどこにおられるんですか?」


 そう言ってくるシーナを見て、私はシーナも徹の事を?と戦慄を感じていると次のセリフを聞いて納得した。


「ルナさんが管理してないトールさんって時々、女性の敵になりますからね。できれば見張ってて欲しいというのが本音なのですが」


 確かに、ある一部の大きな女性に対してトールは害虫扱いであろう。あの下心が溢れる顔に近寄られるだけで逃げる人もいるんじゃないかなって思う。ちなみに私はそんな顔された事はない・・・くぅ!急に徹を殴りたくなってきたの!!

 思わず、近くに徹がいないか捜してしまった私を見て苦笑をするシーナが言ってくる。


「ごめんなさい、そろそろ行かないと遅刻しちゃうから行きますね。また冒険者ギルドで会いましょう」


 シーナは私に手を振って去っていく。私も手を振って見送る。


 お昼が近づいてきたせいか、小腹が空いてくる。そろそろ何か食べる事にするかと屋台を廻り始めると子供の泣き声と怒号が聞こえる。屋台巡りを中断してその声がする所へと私は急いだ。


 そこに着くと冒険者風の男が10歳にもならない年頃の女の子を怒鳴り散らしてる場面に出くわす。


「お前らの失敗の尻拭いをなんで俺がやらねぇといけねぇんだよ!普段、素材を買い取ってやってるだけでも感謝しろってんだ」


 今の状況がさっぱり分からない私によく買いに行く屋台の串焼き屋さんのおじさんが私にだけ聞こえるように事情を説明してくれた。

 その説明を聞くと、あの冒険者が子供達を使ってギルドの依頼品を集めさせてピンはねしてるらしい。そのピンはねが酷い。薬草10束で銅貨1枚でゴブリンの耳で銅貨3枚といった酷い事をしてるようだ。冒険者は10歳からしか登録できないという足元を見た商売をやってるらしい。

 屋台のおじさんだけではなく廻りの人たちも可愛そうだとは思ってても冒険者は怖いし、助けたとしても面倒を見てもあげられないと嘆いていた。

 今のこの状況になったのも少しでも生活を楽にしようと無理をしてゴブリンを狩ろうとしたあの女の子の兄が森を歩いていたらゴブリンではなくオークに遭遇してしまったらしい。それであの冒険者に助けを求めに来てあの状況になってしまっている。


「そこの冒険者の貴方、いい加減にするの!」


 冒険者と女の子の間に入り、睨みつける。

 最初に見えてた状況でも頭がきてた私は事情を知って我慢の限界を突破していた。

 私の睨みに怯んだ冒険者は自分を奮い立たせる為に叫ぶ。


「おめえには関係ないだろ!!」

「同じ冒険者として貴方がやってる事は見逃せないの。貴方みたいなのが冒険者と思われた私達の迷惑なの。しかも、さんざん、足元みてピンはねしてきたのにトラブル対処もしようとしないのはどんな了見なの!」


 私が冒険者と思ってなかったようでヤバいという顔になる。


「どっちが前か分からねぇ体したやつにとやかく言われてたまるか!」


 私は無言でその冒険者を打ち抜く。一応、手加減できたと思う自分を褒めたい。

 すると廻りの市場にいる人達から冒険者へと物を投げ出した。


「ルナちゃんを馬鹿にするってのは見過ごせねぇ!この腐れ外道め!!」


 そう言った言葉を聞いて照れそうになるが胸の内に納めて、泣いてる女の子を宥めながら事情を聞き出す事にする。


「お兄ちゃんがオークにどうされたのかな?お姉ちゃんに教えてくれるかな?」


 泣きすぎて、ちゃんと喋れない女の子の言葉を纏めるとオークと遭遇した時に自分を守る為に囮になった兄がオークに連れ去られたようだ。

 時間がだいぶ経ってるからかなり危険な状態、もしくば間に合わないかもしれないと思うが口には出さない。きっと徹なら口に出して決めつけて0%にするなって言うと思ったから。


「お姉ちゃんをそこに案内してくれるかな?」


 そう私が言うと頷いた女の子を背中に背寄って、女の子が言う南の森に向かうべく走りだした。



 南門を抜けて、森に入ると人目を気にする必要がなくなった私は女の子が示す方向を木々の枝を渡るように疾走した。


「お姉ちゃん凄い。まるで風みたい!」


 私の背中にいる事で私ならもしかしたら兄を助けれるかもという気持ちが沸いたのか少し元気を取り戻したようだ。

 女の子に頬笑むと私は更に速度を上げた。


 女の子が示した場所にくるが兄もモンスターの姿はなかった。しかし、少し離れた所で戦闘音らしき音と雄たけびが聞こえる。

 手かがりがないのでダメ元でその場へと向かって走るとオーガがオーク達と戦闘しているところだった。オークは10匹ほどいるようだ。

 よく見るとオークの1匹が男の子を捕まえている。泣きながら震えて入るがまだ無事であった。

 背中の女の子がそれを見て叫ぶ。


「お姉ちゃん、お兄ちゃんを助けて!」


 ちょっと不意打ちから入って、男の子を無事助けたかったが、大丈夫。私がきっと助け出して見せる。


 男の子を捕まえてるオークの前へ私は躍り出る。オークは空いてる手で私を殴ろうとしてくるがそんな遅い動きに当たってあげるほど私は優しくない。

 それを避けると男の子を捕まえている右手に捻りを加えた拳で打ち抜く。拳に骨を砕いた感触が伝わると男の子を手放す。男の子を確保した私は一旦、太い木の上に降り立ち、2人を降ろして頬笑みながら言う。


「ここでちょっと待っててね、すぐ済ませてくるから」


 そう言うと私は木から飛び降りる。

 待ってましたとばかりにオークが飛びかかってくる。背中には女の子はいない。男の子は捕まってない状態で私を抑えるモノはなかった。

 飛びかかってくるオークは拳一発で吹っ飛ばされ続ける。走らず、オーク達の間を歩くように進む私はオーク達からすれば厄災そのものであろう。吹っ飛ばされたオークはピクリともせず絶命している。

 最後のオークを殴り飛ばした私の前にオーガが現れる。自分を奮い立たせる為か大声を上げて私を威嚇してくる。


「煩いの!」


 私の拳がオーガの鳩尾に吸い込まれる。オーガの瞳から光が消え地響きをさせる倒れたをした。打撃に強く、回復力がおかしいと言われるオーガを拳一発で仕留めた。


 私は2人の下へと戻る。もう大丈夫だからと木から降ろすと2人と手を繋ぎならクラウドに戻った。



 クラウドに着くと2人がお礼と名前を名乗ってきた。男の子のほうがネロで女の子がミィらしい。

 私は2人に目線を合わせると言い聞かせる。


「いい?生活の為とは言え、冒険者になるまではゴブリンを自分から狩ろうとしないって約束して欲しいの」


 ネロはでも!と食い下がろうとする。私は頬笑みながら頭を撫でながら言う。


「言いたい事は分かるの。だから、薬草と突撃ウサギだけに絞ってやるといいの。ウサギの肉を買い取ってくれる所は私が紹介してあげるし、薬草はマッチョの集い亭に持って来てくれたら私が交換してきてあげるの」

「でも、お姉ちゃん、俺、剥ぎ取りの仕方が分からないんだ」


 大丈夫なのっと言うと私が剥ぎ取りを覚えた肉屋さんにやってくる。


「ここで教えて貰えるの」


 そういうとネロに銀貨を握らせる。


「こんなに貰えないよ!」

「習うのもタダじゃないし、剥ぎ取り用ナイフも必要なの。貴方の為じゃないの、貴方の妹の為に必要と私が判断して、貴方が生きる為の術を身につけないとダメなの」


 お兄ちゃんでしょ?微笑む。カバンに仕舞ってたザックさんから貰ったキャンディを2人にあげることにする。

 私は2人に手を振ってその場を去る。



 ルナが去った後、ネロは妹にミィに宣言する。


「俺は絶対冒険者になる!」


 それを聞いたミィも嬉しそうに頷く。

 約20年後のクラウドで高潔なAランクコンビの兄妹と有名になる人物の始まりと言われるとかないとか。

 今は、時々、薬草を持ってきたところを徹と遭遇すると徹とネロのバトルが始まるというマッチョの集い亭の名物になる事だけは間違いなかった。




 時間は遡るがルナがミィを連れて離れた市場では冒険者が袋叩きにあってる中、運が悪い事にあの人がまだ市場にいたのはこの冒険者の命運が決まってしまった。


「現場のやつらに用意するように言ってこい。俺はコイツを連れていくから。」

「はい、親方、一走りしてきます」


 そういうと男の子は走り去る。

 男は市場の人が固まる場所へと歩いて行く。市場の人達はそれに気付くと道を開ける。


「我らのルナちゃんに言ってはならない事を言うだけに飽き足らず、怒らせるってのはいい度胸してるぞ?お前」


 男は笑っているのに一切笑ってるように見えない。冒険者はその様子に震えあがる。


「とりあえず、事務所に行こうか?」


 男は泣き叫ぶ冒険者の襟首を掴んで西へと歩き去っていった。



 ある男の証言を手記として残す事とする。


 我らのアイドル、ルナちゃんを陥れる輩は西からやってくる鬼に攫われる。

 そして、西に連れ去られた者の消息は絶たれる。

 崇めよ、称えよ、我らのルナちゃんを!



 ルナちゃんファンクラブ会長


 串焼き屋台の親父の手記より抜粋

感想をお待ちしております。










     ルナが市場に遊びに行ってる時、徹は何をしていたのか編




 俺は早朝、日が昇る前に起き出す。隣を見ると鼻提灯ができてないのが不思議

に思えるぐらいの快眠を貪る女神が小さい口を大きく開けてモグモグやってた。

きっと夢の中でも何か食べ物を食べているのだろう。

 その隣を見るが綺麗に整えられたベットがある本来なら寝ているはずのそのベ

ットの主はいない。既に起床しているのであろう。


「そういや、俺って美紅と寝食するようになってから結構経つけど寝てる姿見

たことないな・・・」


 いつも寝るのはなんだかんだいって俺より遅く寝て、そして俺より早く起きて

ミランダの手伝いをするがてら料理を教えて貰っているようだ。

 実は徹に寝顔を見られるのが恥かしいという乙女な理由が一番だという事だっ

たりするが、この馬鹿がそれに理解する日が来るかは未定である。

 今日もきっとミランダに料理を教わっている美紅を思い、呟く。


「美紅はいつでも嫁にいけるが・・・この女神は貰い手あるのだろうか?」


 確かに、見た目は美少女だから探さなくても貰い手は簡単に集まるが、こいつ

の面倒を見て、受け入れられる度量のある男がいるかはどうだろう?と思ってし

まう。

 しかし、もっと問題のある奴がいる。そう、俺だ!現在進行形で彼女はいない

のは勿論、探しても見つかるかどうかも怪しい俺がいた。

 年齢イコール彼女いない歴、そして穢れなき体の持ち主だ。切実に言わせてく

れ。俺は穢れたいのだよ!

 どんどん、ダークサイドに堕ちていくのを感じた俺は頭から邪念を払うが如く

首を振って追い出す。



 俺は早く起きた理由を思い出し、裏庭に行って顔を洗いに向かった。

 顔を洗うと食堂に行き、今日もミランダ監修の下作られた美紅の朝食を美味し

く頂く。美味しかったと告げるととても嬉しそうにした美紅が微笑んで食後のミ

ルクティーを淹れてくれる。ミランダは男ならコーヒーぐらい飲めないでどうす

るのというマイルールがあるようで俺にコーヒー慣れをさせるためによく出して

くるが俺は甘いミルクティー派である。それを知っている美紅はいつも何も言わ

なくても出してくれる嫁力が凄い女の子である。


「今日の休みは俺1人でちょっと遠出してくるよ。夕飯までには戻るわ」

「それで、こんな早い時間に起きているんですね」


 なんかトオル君、子供みたいと言いながら微笑む美紅。

 妙な照れ臭さを感じた俺は頬を一掻きすると席を立つ。


「じゃ、出かけてくるわ」


 そう言うと2人にいってらっしゃいと言われ、俺は逃げるようにしてマッチョ

の集い亭を飛び出した。



 東門を抜けて森に入り、奥へと歩いているとちょっとした泉があり、そこに咲

く黄色の小さな花があるのに気付くと俺は近づき、数輪摘む。

 そして、再び歩き始める。


 そして、着いた目的地にある建物に入り、特殊な方法で奥へと入っていった。

 奥へと入っていくと扉があり、そこを開く。


「やあ、また来たのかい?君もわざわざよく来るよね」


 インプが俺に話しかけてくる。そう、ここは初代勇者が没した神殿跡である。

俺はそこにやってきていた。

 俺はインプの言葉に反応せずにいつもの場所に近づく。前回も来た時に置いて

いった女の子が好みそうなお菓子をお供えしていたものを見ると無くなっている

。俺は後ろを振り返ると、


「ああ、腐りそうだったから僕が食べておいたよ。いいでしょ?さすがに腐る

と分かってる物を放置したら僕が辛いんだ」


 確かにインプの言う通りで攻める資格なしと理解して何も言わなかった。

 俺は備えてた場所に先程摘んだ黄色の花を供える。彼女が着ていた色と同じ花

を供える事で無念が晴れればと思えばこそだ。

 ここで俺が供えてる相手はそう、春奈ちゃんだ。残虐非道な2人による無慈悲

な攻撃を受けて無念の死を与えられた可愛そうな場所。せめて俺がお慰めせねば

と弔いに時々やってきている。

 きっと元の世界ではきっと今頃はこんな感じじゃないかと俺は思う。


「春奈、夏まで待てない南の島で夏先取り!日焼けして線ができちゃった・・・ちょっと見てみる?」


 とかのタイトルで店頭に並んでるに違いない。是非見せて頂きたい。


「おいおい、君、すごい勢いで鼻血が出てるけど死んでしまわないかい?」


 インプは俺にティッシュを差し出してくれる。

 俺はすまないと感謝を告げると丸めて鼻に栓をする。


 いつもここに来る度に思う。きっとどうにかしたら、ビニールに包まれてまだ

見ていなかったあの春奈と出会えるのではないかと。

 見よう見まねで覚えたルナが使っていた蘇生魔法。練り上げた俺の魔力で春奈

が消えた場所へと魔力を照射するが失敗する。何度かチャレンジするか魔力が底

を尽きそうになっていると自覚するとやっと諦める。やはり才能がないのかと項

垂れる。


 今日も駄目だったと俺はクラウドへと帰っていった。



 徹が帰った後、インプは呟く。


「あの蘇生魔法。神であるこないだの子より凄い効果出る完成度の無駄のない

魔法になってる事気付いてないよね、勿体無い」


 こんなところでも無駄な才能を発揮していた徹でした。




 なんて馬鹿な事があったかもしれません(^。^)y-.。o○

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