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部活が終わって正門から左に足を進めようとして考え直し右手に進んだ。

昨日の子猫が気になったからちょっと寄り道してコンビニで猫缶も購入

空き地を入って倉庫の裏をコッソリ覗けば昨日と同じように母猫にしがみついた子猫3匹。

猫缶をパキッと開けて親猫の鼻先に近づけたらピクッと鼻が動きもぞもぞ立ち上がりムシャムシャ食べ始めた。

「お前…お腹減ってたのに子猫におっぱいあげてたんだ…」

ジャリっと後ろから音がして驚いて振り返ればハム太が立っていた。

「な…何でいるのさ」

「コソコソ自宅と反対方向に帰る怪しい奴を学校から追跡してみた」

「えっ?どこどこその怪しい奴」と辺りを見れば
ハム太はあたしを指差し
「クッお前だ。チビハム」と笑いやがった。

「…失礼な」

こんな奴ほっといて帰ろ
「猫ママ頑張ってね」
と声かけたら
「ニャォーン」と返事が返ってきた。

お礼のつもりかもとフフって笑ってバイバイして空き地から出た。


「ちょっといつまで追跡してんのさ!探偵ゴッコなら次のターゲットを捜す事をお勧めするよ」と睨んで言ったら

「俺んちお前の一つ向こう側の新築住宅」とニヤリと笑いデコピンしてきた

「イタッ…あの2月に完売した10軒の所?」

「だな」

「ふーん。ご近所だったなんて知らなかったよ」
「だろうな」

「何でそっちは知ってんのよ」

「あぁ提出の書類を杉浦に拾われてそん時に住所見てハムんちに近いって言われたから」

「そうなんだ今まで会わなかったね」

「…そうだな」

「あっもうマンションだ。また明日ねバイバイ」

「あぁ…じゃあな」と片手をちょっとあげてハム太は歩いて行った。

エレベーターに乗ってから相手の名前を聞くのを忘れていた事に気がついたけど後の祭り

(まっ今夜メールくるからいいかぁ〜だけどハム太が好きな人って誰かな〜けっこういい奴だからあたしも上手くいくように願って写真撮ってあげよう)

母は出版社勤務
今日は夜勤で遅くなるとメールがきたし父はカメラマンで今は写真集の為に放浪中

今夜はあたし1人だけど慣れっこだから問題ない

作り置きの冷凍カレーを温めて福神漬けとラッキョをのせたら完成

食べ終えてお風呂に入ったら眠気が…やたら眠いのは寄り道したせいかなと思った時にハム太を思い出しカバンから白い携帯取り出し手に持ったままベットに座った。

約束の10時まであと15分


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