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「ちょっと〜朝の挨拶がため息って失礼な奴だね」
「どっちがだよ!」
ハム太郎を指差せば
「お前…メールみた?」
「はっ?何の?イタッ…」
バシッとデコピンされ
「夕べメールした」
と呆れた声がして
「あぁぁ〜〜〜〜〜」
「バカハム。やっと思い出したのかよ…」
あちゃー
お客様は神様を忘れるなんて何てことさ
「あ…あのね。猫が可愛くてそれでその〜ごめん」
と45度のお辞儀して潔く謝ってソッと見上げたらニヤリとしながら
「貸し1だからな」
「…簡単なやつでお願いします」
オーイ片付け始めるぞ〜の声が聞こえたから
「じゃまた後で」
と別れて教室に向かってたらちょうど廊下で鮎川さんに会ったから写真を渡してお代を貰った。
「ハム〜ありがとう」
胸に大事に抱きしめ走り去って行った彼女を見ながら思う。
あの猿顔の増田先輩のどこがいいのか謎だ
けど毎回こんな感じで頼まれた男子の被写体は動物に見える。先日はヤギとブタとカエル。
今までまともに人として見れたのは牧先輩。
あの人の流れるようなフォームは被写体として最高。バスケをしてないときは河童にしか見えなかったけどさ
教室は半数ぐらい来てて挨拶かわして席に座り思い出した白い携帯をカバンから取り出しメールを慌てて開いて見れば
見慣れないアドレスに
件名 こんばんは
本文 チビハム宜しくな!
(へっ?これだけ?相手の名前はなしか〜あっ!返信してからだったのかも〜遅くまで待ってたのかもしれない)
今回の依頼はいつもより丁寧に希望に近い写真を撮ってあげようと心に決め返事を返してアドレスをハム太郎と登録した。
「ハム〜おはよっ」
と千紗がきて前の椅子を後ろ向きにしてから座り顔を近づけてきて
「フフン今朝もラブラブだったね」
と小声で言ってきたから無言でデコピンしてやる。
「イッタァ〜冗談通じないとは可愛くないよ」
「冗談はわかってる。倍返しのデコピンの練習中」
「えっ?何それ…とゆうか私を練習台にってヒドいじゃん。私も練習」
ピシッとデコピン返されお互いに赤くなったおでこをさすって笑った
「おはよ」
「「おはよ雪ちゃん」」
お嬢様系の雪ちゃんは綺麗なストレートの肩までの髪を編み込みして2本に結っている。
その後ろにハム太郎もいて
「はよ〜」と挨拶しながら席についた
あたしはボンヤリと昨日の3匹の子猫の行く末を考えていた。
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