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uso8,000,000:嘘八百万 (うそやおよろず)(←シュレディンガーのぬっこ続編) 作者:Pー龍

一章 冒険者への道

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第三話

 朝食後のひとときは、みなさんそれぞれ思い思いに過ごしておられますヨ。
 ちみっ子さんはアニメ視聴中。えっ、それ2期始まったんだ。あとで俺も見るから消さないでおいてくださいね。お願いしますよ。
 師匠は黄泉瓜新聞を熱心に読んでおられます。どうやって入手してるのか謎です。誰がここまで配達してるの? ゾンビさん達?
 ちびっ子さんの方は某ロボットのプラモデルを組み立てておられます。そろそろ置く場所が無くなってきたんですお。隣の空き部屋を完成プラモデルの展示場にしようかと悩んでおります。
 ディーネさんはというと、こっそりと言いましょうか、大胆にと言いましょうか・・・俺の肩の上に座っておられます。この方のおかげでボケ殺しのレベルがまた上昇しそうな気が致します。

 今日の予定なんですが、まず朝からギルドでハスター様と落ち合います。昨日納品は済ませてあるので今日は別件。その後、みんなで一ヶ月前にお世話になったゴンザさんのお店≪おねえの店≫にお出掛けです。お昼はみんなで外食して、何軒か顔なじみの仕入先を廻ってから買い物をして帰宅です。

「朝食の後片付けも終わりましたので、ギルドへ行こうかと思います。ちみっ子さん、お願いできますか?」
「うむ。くるしうない。みんな集まっておるかや? スパモンよ、おぬしはタケルの頭に着地しておらぬと連れて行けぬぞ。良いかや。ほれ、到着なのじゃ。」
「ありがとうございます。これ、ちみっ子さんへのお駄賃です。」
「うむ。ありがとうなのじゃ。」

 最近、山田家ではちみっ子さんとちびっ子さんのお2人にはお駄賃制を導入しております。ちなみに1回10円で上限1日100円です。3歳児仕様なのです。ちみっ子さんもちびっ子さんも結局は毎日100円ずつ稼いでいるのが現状です。コレ先月の山田家ルールだったんですが、今月も延長中でございます。お2人にはしっかりおこづかい帳も付けるように指導中であります。

「チッチー、おはようございますなのじゃ。」
「チッチさん、おはようございます。」
「おはようございます。」
「Oho阿jfta豫g;huat」(たぶん挨拶をしております。)
「(おはよう)」
「あら、みなさま、おはようございます。タケル様、ハスター様はもうお見えでございます。所長室へどうぞ。オヒルネ様、スサオ様、御父上様が会いたがっておられましたよ。」
「ん? そうなのかや。放っておけばよいのじゃ。わらわは会いたくないのじゃ。」
「父上? おれのパパはタケルだぞ。」
「これこれ2人とも、パッパ2人のこときっと待ってるぞぉ。たまには顔出しとこようよ。(そうしないと俺のところへ色々と)すみません、この子たちちょっと反抗期なんでしょうかねぇ。あとでよく言っておきますんで・・・ちょっと所長室覗いてきますね。ハスター様待たせちゃうのもアレなんで。」

 お2人はパッパのところへ顔を出しに行く気はないようでございます。ついてきちゃった。
 毎度毎度不憫な(かつら)の人。

 俺たちは所長室へと進んでいきます。ギルド内は相変わらず賑やか。雑誌コーナーでマンガ雑誌のバックナンバーを選んでいるのは、あれがパルタンさんでしょうか。(えび)っぽい御姿をしてらっしゃいます。パルタンさんって聖人なんでしょ。なんでマンガ雑誌? エロ雑誌じゃないからセーフなの? でも最近の少年誌ってかなりアレだよ。あっ、それは青年誌ですよ。ダメなんじゃないかなぁ。そっちは非実在少年少女マンガ雑誌コーナーですよ。さらに危険ですよ。
 聖職者は性食者ってことなんでしょうかね。それとも生殖者? ヨーロッパでも色々あったみたいですけど、そうゆうことなの?

 所長室ではハスター様が例の2人と一緒に映画を見ていらっしゃいました。それナンテ映画? “ピンクフラミンゴ”ちょっとやめなさいって。それ見せちゃダメなやつだから。もっと子どもの情操教育に役立つの見ようね。今度用意しとくから、これは見ちゃダメ。どっからこんなの持ってきたの? 誰が持ってきたの? えッ? ギルドの備品? 専務が買ってきた? そうなんだ。でも君たちはこれ見ちゃダメ。いいね。これはクトゥルフ様くらいじゃないと見ちゃダメなの。わかりましたか? ふぅー、わかっていただけたようですね。
 ハスター様、最近クトゥルフ様はどうしてる? そうなんだ。今日も来てるの? 地下に? あんまり営業中に入り浸るのもどうかなって思うんだけどそこのところは社長、どう思われますか? えぇ、そうですね。俺もカネッチさんに一言(ひとこと)言っておくべきだと思います。よろしくお願いします。こうなると早く、餌で釣る作戦を実行しないといけませんって、今日が作戦初日でした。

「ハスター様、もう地上には慣れましたか? これからみんなで服を仕立ててもらいに行こうかって思うんですけど、ハスター様もご一緒しません? 腕のいい仕立て屋さんが知り合いにいましてね。きっとハスター様のお気に召す服を作ると思うんですよね。服は俺からのプレゼントですよ。ここにいる全員のぶんを作ってもらう予定なんで、遠慮なんてしないでくださいね。」
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