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uso8,000,000:嘘八百万 (うそやおよろず)(←シュレディンガーのぬっこ続編) 作者:Pー龍

一章 冒険者への道

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第五十話

「あなたが山田武尊様でしょうか?」
「はい。ヤマダタケルは俺ですけど・・・。」

 現在俺たち(俺・ちみっ子・スサオくん・ディーネさん・スパモン師匠)拉致られ中。
さっき俺たちが婆ちゃんの作戦司令室を出た後、婆ちゃんはまた日本の偉い人に電話をしていたらしいですねぇ。店でちみっ子さんたちとゾンビさん対策練ってたら、所属のよくわからない政府のお役人様が俺たちを迎えに来ちゃいました。婆ちゃん曰く、俺たちは「公園を占拠している不逞の輩を追い出して来」ればいいんだそうです。政府のお役人様からはほぼ状況説明の無い中、多分さっきテレビで見たようなゾンビさん達に占拠されてしまった公園へと向かっているんだろうなと思っていたら、首相官邸に案内されちゃったぜorz。

俺としては今回、ゾンビさん達がマッマのところを脱走した理由を本人達から聞いた上で、なんとか丁重に地下世界へとお帰り頂けないものかなぁなんて思っておりますです。ゾンビさん達の詳細情報を日本政府から求められたりした場合、とてもとてもめんどくさいことになりそうなので、なんとかさっさとこっそりきれいにすっきり解決してすべてを無かったことにしてしまいたい。――――と思っていたんですが、これ(首相官邸)ってめんどくさい方向なんじゃね?
 お役人様に連れてこられた建物の中をあちらこちらへと引きまわされて、やっとたどり着いたお部屋には、テレビや新聞でちょいちょい見掛ける顔ぶれの皆様がぐるりとテーブルを囲んでいらっしゃいました。その中のお1人が俺に話しかけてきますた。

「やぁ、君がタケル君だね。ご足労を掛けてしまった。君のことは時枝さんから聞いているよ。」
 俺は婆ちゃんからほぼほぼなんにも聞いていませんよ。――――?

「早速なんだが、君たちにあの地下から現れた未確認生命体集団への対処を任せてみようと思うんだ。」
「総理、さきほども申しましたが私は反対です。このような者に任せずとも・・・」

うんうん、そうだよねぇ。俺もそう思うんだけど、この場で一番偉い人はそう思ってないみたいなんですよ。発言中のおっさんを手で制してしまいました。

「タケル君はあの公園を占拠している連中のことを知っていると、そう時枝さんから聞いたんだが、この点に間違いは無いかな?」
「あぁ、はい。先日、俺の仕事の都合上わけあってゾンビさんたちと知り合いました。・・・彼らと特に親しい間柄というわけではありませんけど、おそらくはここにいる皆さんの誰よりも彼らのことを知っているんじゃないかなぁ? くらいには知ってますかねぇ。」
「いまお聞きいただいたように、タケル君はこの事案におけるこの日本で現在のところ唯一といってもいい専門家なんだろうと思う。現状はと言えばすぐにでも解決しなければならない問題が他にも山積している。この状況を整理する意味でも、この未確認生命体に関する対処はこの武尊君に一任してみようと思うんだ。これについては皆の意見は求めていない。これは決定事項なのだよ。武尊君、言うまでもないことかもしれないが、今回の未確認生命体に関する情報がこれ以上民間報道各社に漏れるようでは困る。その辺りのことを留意してもらったうえで、君に任せてみようと思うんだが、どうだろう? 引き受けてもらえるだろうか? もちろん必要な人員、機材などあれば言ってくれればこちらで用意しよう。それと君に臨時ではあるんだが政府職員としての肩書を用意しよう。」
「あの、すみません。できれば・・・なんですけど・・・すべてを無かったことにするという方向でこの問題の解決を図りたいと考えています。俺たちでゾンビさんたちのことは解決させてしまおうと思うんですが、その後の最終的な辻褄合わせをするスタッフを用意していただけませんか?」
「辻褄合わせとは?」
「既にメディアが動いていますので何かがあったことは国民にもしっかりと知られていますよね。その何かをお役人の皆様にでっち上げて頂いて、・・・そうですねぇ・・・例えば無許可での映画の撮影だった的な?」
「そうする必要があるのかな?」
「はい。皆さんはあのゾンビさんたちのことを未確認生命体と呼んでいるようですが、彼らが撤収した後、何らかの説明が必要になるかと思います。今回、情報を秘匿する上でも必要なことです。」
「うむ、なるほど、わかったよ。その点については善処しよう。」

 情報秘匿の意味もあるそうで、あっという間に公安調査庁の臨時職員になっちまっただよ。対未確認生命体特別対策班班長の山田武尊でございます。

「うむ、対未確認生命体特別対策班班長秘書のオヒルネノミコトなのじゃ。」
「スサオくんは副班長ということでいいかな?」
「おぅ、いいぜ。」
「スパモンさんは相談役でいいよね。」
『亜sふ¥ag;o可sぉa-tutawt;さgぴ』(喜んでいらっしゃるご様子です。)
「ディーネさんの肩書どうしようっか?」
「潜入調査員に決まってるでしょ。公安調査庁なんですもの。」
「それって怒られませんか?」
+注意+
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