挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
uso8,000,000:嘘八百万 (うそやおよろず)(←シュレディンガーのぬっこ続編) 作者:Pー龍

一章 冒険者への道

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

55/57

第四十九話

「ねぇねぇちみっ子さん、それならさぁ、サクヤさんのお姉さんにこの状況をきちんと説明してわかってもらえばいいんじゃね? サクヤさんからダダ漏れしてるこの幸せオーラはイイヅナさんが原因ですよってことがお姉さんにしっかりと解ってもらえたなら気持ちも落ち着かせてもらえるんじゃないでしょうかね。ほら、サクヤさんのお姉さんって男運が無かったってお話ですし、サクヤさんに男が出来て幸せオーラ発散してるんじゃないかって邪推しての怒り爆発なのだとしたら、この状況をきちんと説明してわかってもらえたなら・・・って感じでなんとかなりませんかね。」
「ふむ、そもそもガンちゃんがサクちゃん絡みで怒ってるかどうかというのもわらわの虹色の脳細胞が導き出した推論でしかないのじゃがなぁ・・・まぁ確かにサクちゃんに新しい男が出来たと思っておった場合、その説明によって一時的に解決する可能性はあるのやもしれんなぁ。ただそれでは根本的解決策とは到底言えんのじゃぞ。」
「どうしてなんでせう?」
「お前さまよ、考えてみて欲しいのじゃ。今後の展開次第でお前さまが仮にサクちゃんとイチャついたとしてみよ、その時ガンちゃんの爆発は陽を見るよりも明らかと思わぬかや?」
「ほほぅ、なるほどなるほど。つまり俺がサクヤさんとイチャついたら筑波山大爆発?」
「可能性というよりも既に蓋然性の問題じゃな。」
「それじゃ、ちみっ子さんにはこの件についての根本的解決策があったりするわけなのでせうか?」
「うむ、さいわいにもわらわの手中にガンちゃんの元旦那がおるじゃろ。」
「えぇっと、お風呂の人でしたっけ。」
「そうじゃ。あの男とガンちゃんの縒りを元に戻させれば無事に解決すると思わぬかや?」
「ん~そうですねぇ、お姉さんに誰か男の人をくっつけちゃえば妹の男性関係にまつわるジェラシーのあれやこれやも湧いてこなくなるだろうってことですよね。・・・でもお姉さんって不細工なんでしょ? お風呂の人とは確かそれが原因で別れたんですよね。いくら社長命令だったとしてもそれを承知で縒りを戻すとは到底思えないんですけど。」
「そこでじゃ、わらわのこの虹色の脳細胞がな、すべてが丸く収まるナイスアイディーアを思いついたのじゃ。ガンちゃんを工場出荷させてみてはどうじゃろうかとな。幸いわらわの部下には医療の心得を持つ者もおることじゃし、カネッチにガンちゃんの身柄をしばらく預けて、身体や顔をちょちょいと弄らせてみたらどうかと思ってのぅ。相手の男にはガンちゃんがガンちゃんであること、それ自体をまるっと隠すのじゃ。ある日職場でな、社長がやってきて男にナイスバディで美貌の娘を紹介するのじゃ。『そろそろお前も身を固めてみてはどうじゃろうか。実は今日この娘をお主に紹介しようと思うて連れて来たのじゃが、どうかのぅ?』とな。社長から紹介された美貌の娘じゃぞ。ナイスバディなんじゃぞ。男は食いつくと思わぬかや?」
「男は食いつきそうですけど、お姉さんはお風呂の人が元旦那だってわかってるんじゃないでしょうか? そのあたりは大丈夫?」
「そこは大丈夫なのじゃ。お風呂の人はガンちゃんの顔を知らずに結婚したものの不細工さんと知って脱兎のごとく逃げたのじゃ。当時ガンちゃんの方はお風呂の人の顔をまじまじと見る余裕も無かったのじゃ。それに2千年も前のことなのじゃ。いまだに覚えておったとしたらそれはそれで怖いのじゃ。」
「その場合、俺がサクヤさんとイチャついても筑波山は爆発しませんか?」
「ガンちゃんがしっかりとお風呂の人に満たされておる限り、爆発は無いと思うぞ。」
「・・・わかりました。ちみっ子さん、その手で行きましょう。」
「うむ、この件につき詳細な計画立案はわらわにまかせてもらえるかのぅ。」
「ちみっ子さん、どうかよろしくお願いします。」
「うむ、これで1つどうにか目途が付いたようじゃのぅ。残るは母上の所から脱走したあのゾンビどもじゃ。」

 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 一方、そのころ作戦司令室では・・・

「岸さん、アタシだよ、おもちゃ屋の婆ぁさ。昨日ぶりだねぇ。忙しい所ごめんよ、いまちょっとだけ時間貰ってもいいかい? あぁ、こっちはなんとかやってるよ。おかしな連中の姿は見るようになったけど、みんな頑張ってるよ。あぁ大丈夫さ。そっちはどうなんだい? さっきテレビ見てて驚いたんだけど、なんだか妙なことになってるみたいだねぇ。うんうん。実はね、さっきテレビを一緒に見てたうちの孫がテレビに映ってた公園を占拠してる連中のことを知ってたみたいなんだよ。筑波山の爆発のことも何か知ってるようだったけど、そっちは自信なさそうにしてたかねぇ。少なくても公園にいる連中のことはなんとかできそうだって話なんだけど、孫のタケルに当たらせてみちゃどうかと思ってねぇ。あたしが勝手に行かせるわけにもいかないから現場での行動許可がもらえないかと思って電話したんだよ。・・・・・・」

 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ