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uso8,000,000:嘘八百万 (うそやおよろず)(←シュレディンガーのぬっこ続編) 作者:Pー龍

一章 冒険者への道

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第四十八話

『ニュース速報――――宗教施設付近で爆発事故発生を確認。詳細は不明。』
「番組の途中ですが、緊急速報をお届けします。本日午後6時過ぎ、関東各地でアスファルトを突き破り地下から現れる謎の集団が確認されました。繰り返しお伝えします。本日午後6時過ぎ、関東各地において道路のアスファルトを突き破り、地下から現れた謎の集団が確認されております。目撃者の話によりますと、突然アスファルトを突き破るようにして手が付き出てきたとのことです。あり得ない光景に呆然としているうちに謎の集団が地上に出現したと語っています。ただいま視聴者の皆様にご覧いただいておりますのは現地の映像です。現地からのレポートをお送りします。山田さん――――はい、現地の山田です。ご覧いただけますでしょうか? このように道路のアスファルトがすっかりめくれあがっています。本日午後6時過ぎ、このアスファルトを突き破って謎の集団が地下から現れました。なおこの件との因果関係は不明ですが、この周辺には現在異様な臭気が立ち込めています。現在その集団は付近の公園を占拠しています。現在機動隊が出動し謎の集団との交渉に当たっている模様です。この辺りは普段は静かな住宅地なのですが、頭上に報道各社のヘリコプターが飛びまわり、たいへんに物々しい雰囲気となっております。公園には現在警察による規制線が張られており、外部から望遠レンズでとらえた現在の公園の映像はこちらです。この映像を見る限り、地下から現れた集団はまるで人の姿をしているように見受けられます。」
『ニュース速報――――筑波山が爆発。』
「緊急速報の途中ですが、さきほど、筑波山山頂において爆発があったという報告が入りました。なお気象庁の会見によるところでは『そもそも筑波山は火山じゃない。富士山じゃあるまいし、筑波山の噴火活動などありえない。』と・・・」

「婆ちゃん、地震どころか世間は大変なことになってるみたいだよ。」
「お前さまよ、さっき映ってた公園を占拠しておるとかいう謎の集団って、わらわ、なんとのう見覚えがあるような気がするんじゃがなぁ。」
「そうなんですか? さっきの映像、俺あまりよく見えてなかったんですけど。」
「姉ちゃん、俺もよくわからなかったぞ。」
「暗いし、かなり遠目じゃったからわらわもあまりよく見えたわけでもないのじゃが・・・地下、辺りに漂う臭気と聞かされてはのぅ・・・お前さまもピンとくるものがあるのではないかや?」
「あぁ、なるほどなるほど。」
「パパ、わかったのか?」
「しかしおかしいのじゃ。ヤツらわらわの弟のツッキーの監視の下で天狗の特訓をしておるはずなのじゃ。ツッキーもわらわやスサオと同様にして神なのじゃ。そうそう奴らの脱走など許すはずも無いのじゃがのぅ。」
「タケルとオヒルネノミコト様はさっきテレビに映ってたあの集団がいったい何なのかを知ってるってのかい?」
「うむ。おそらくなのじゃが、アレわらわの母上の所に住む者たちなのじゃ。」
「婆ちゃん、あの人たち見た目はアレだけど中身は大人しい連中だから。ゾンビさん達のことは別に心配することも無いと思うよ。」
「ゾンビ?」
「おぉっ、さっき映ってたのはアイツらだったのか。」
「それより筑波山の爆発ってどうなの? 火山じゃないけど爆発?」
「お前さまよ、そっちは多分サクちゃんのお姉さんのガンちゃんが原因じゃと思うのじゃ。」
「ガンちゃん?」
「うむ、ガンちゃんは筑波山に住んでおるのじゃ。怒れば爆発くらいはするじゃろうなぁ。」
「ふーん、なんで怒ってるの?」
「なんでかのぅ? 案外、サクちゃんが近くにおることを知ったのやもしれんなぁ。」
「それだとしたら両方とも俺たち関係者ってことじゃん。」
「ふむ、そうなるかのぅ。」
「タケル、良くわからないんだけど、あんたたちでさっきのアレなんとか出来るのかい?」
「どうかなぁ? 公園のゾンビさん達との交渉は何とかなりそうな気がするけど、サクヤさんのお姉さんの方は俺まだ一度も会ったこと無いし。」
「心配することは無いんだぜ。パパならきっと大丈夫さ。」
「ちょっと一本電話するからあんた達は店の方で待ってな。」
「あぁわかったよ。ちみっ子さん、スサオくん、店に行くよ。」

 店ではイイヅナさんを抱きかかえたサクヤさんが幸せそうな顔でニヘラニヘラと・・・

「わかったのじゃ。たぶん原因はこれじゃろうな。」
「何がわかったんですか?」
「サクちゃんがここで幸せオーラをばら撒いておるじゃろ。ガンちゃんとサクちゃんは姉妹じゃから、多少離れておっても色々と察することができるのじゃ。そもそもガンちゃんは不細工じゃからサクちゃんが幸せなのが許せないのじゃ。サクちゃんが垂れ流しておる幸せオーラがガンちゃんの勘に触ったのではないかというのがわらわの推理なのじゃ。」
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