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uso8,000,000:嘘八百万 (うそやおよろず)(←シュレディンガーのぬっこ続編) 作者:Pー龍

一章 冒険者への道

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第四十五話

 天狗探しゲームを終えて、レジャーシートや弁当の空箱なんかをまとめて2次元ポケットに収納したのが午後2時半、そろそろいい時間なので下山を開始しました。
 ちなみにゲームの優勝者はスサオくん。雲の写真に審査員の票が集中した結果でございます。スサオくんにはあとで賞品をあげましょう。ちなみに賞品はお土産屋さんで買う天狗グッズでございます。審査員のお2人ももちろんゲームには参加しておりました。宮津さんが撮影してきたのはちみっ子さんによるところではテングウチワとも呼ばれる植物の葉っぱ。天狗がもってる団扇っぽい造形でございます。俺こっちが優勝でいいと思うんだけどなぁ。乙城さんの撮ってきた写真は赤ら顔のおじさんの写真です。さっきもこのおっさん動画に出てきてませんでしたっけ?
 10分くらい坂道を下っていくと朱塗りのお寺っぽい建物が見えてきました。看板によるとこれが薬王院の奥ノ院なんだそうです。そこから長い階段を下って行くと、ようやく天狗の像が見えてきました。いわゆる鴉天狗でしょうか。嘴のある天狗ですね。

「スサオくん、この辺りも一応撮影しといてもらえますか?」
「おぅ、パパわかった。」

足下に鳥の羽らしきものが落ちていたのでつい拾ってしまいましたが、まさかこれ天狗の羽じゃないよね。

「ちみっ子さん、これって?」
「それ1つだけではなんとも判断できぬが、とりあえず持って帰って見てはどうかのぅ?」
「・・・ですね。あっ、こっちにも落ちてました。」

 拾った2本の羽は2次元ポケットに収納しました。
 ギルドチームの皆さんは銭洗い弁天前で待機中。

『小銭ちょうだい。』(脳内補完)
「ねぇ、お札ってここで洗ってもいいのかしら? お札ならこの前稼いだのがいっぱいあるんだけど。」
「銭洗いなのでお札はちょっと違うのかもしれませんね。とは言え、お札を洗ってる人もいるようですけど。しょうがないなぁ、皆さん500円ずつですよ。」

 ギルドチームと我が家のメンバーに500円ずつ配布してお金をザルに入れて洗います。この洗ったお金を使って商売すれば商売が繁盛するというご利益システムでございます。

「お前さまよ、実はあっちに銭洗い龍王もおるのじゃ。」
「どっちがより一層ご利益があるとかってのはあるんでしょうか?」
「どうじゃろうなぁ? どっちもどっちじゃと思うがのぅ。」
「じゃ、明日は龍王さまにお願いすることにしましょう。」

 アシスタントのお2人も財布の中の小銭をザルの中に入れて洗っています。
 お金の誘惑には誰しも勝てぬようでございます。

 天狗の像が周囲にたくさんあるので、スサオくんに片っ端から撮影をしてもらいました。背中の羽はデフォルトで皆さんが装備されているようですね。

「まずいぞ、お前さまよ。急がねば天狗ラーメンを食いそびれてしまうぞ。」
「もうそんな時間ですか。」
「茶屋の営業時間は午後4時までなのじゃ。すでに3時を少し回っておるのじゃ。」
「姉ちゃんそれは一大事なんだぞ。 パパ、これはとてもまずいのだ。」

 スサオくんのご希望により銭洗い中のメンバー全員呼び集めて移動開始しました。慌てるほどのことも無く茶屋まで数分で到着。でも食べる時間も考えたらこれくらいで良かったのかもしれません。途中に天狗の腰掛け杉なんてものがあったような気もしないではないけれど、もうどうでもいいんじゃないですかね?
 そんなわけで茶屋に入ってラーメン注文したのがちみっ子さんとスサオくん。甘いものが欲しい俺たちはお団子と特濃ジェラート。ジョニーさんとディープ君さんは社長命令でこんにゃくみそ田楽を指定されて涙目。天狗ラーメンってゴマ摺って食べる珍しいタイプのラーメンでしたヨ。

 無事、天狗ラーメンを食べ(ちみっ子さんの残りを・・・)、店を出ました。少し歩くとたこ杉発見。スサオくんに録画してもらいます。サル園とか野草園とかありますけど、もうこれもいいよね。そもそも天狗関係なさそうだし。2軒目のお茶屋さんでちみっ子さんのリクエストの天狗団子やらをゲットしますた。茶屋の前に見晴らしのいい場所があるのでここでお団子食べながらまったりと休憩をとります。

「お前さまよ、明日の基本的な予定をここらで決めておいてはどうかのぅ?」
「そうですね。明日の参加者は3人減って7人・・・えっ? ハスター様も明日参加するんですか? いえ別にダメって言ってるわけじゃないです。(あの姿見ちゃうとちょっとなぁ・・・)はぁ、時間余ってるんだ。わかりました。明日は8人参加で朝8時集合。今朝と同じ場所です。お弁当は明日は持ってきません。なのでさっきのお茶屋さんとかで食べましょうね。・・・・・・」

 打ち合わせを済ませてさらに山を下りました。途中天狗の大きなお面をお土産屋さんで購入して、スサオくんへの賞品とします。皆さんにはキーホルダーを買って参加賞としました。ギルドの皆さんにも適当にお土産買って・・・ちみっ子さん、買うモノ買ったし、天狗さんも出て来やしないだろうから、そろそろ駅前にアレしちゃってもいいと思うんだよね。

「うむ、そうじゃな。みなのもの、わらわに触れるのじゃ。良いかのぅ? それではいくぞ。ほれ到着したのじゃ。」

 駅前にも色々と美味しそうなものを売っていますが、明日も買おうと思えば買えるわけですし、何よりすでにお腹いっぱいなのでパスします。さぁ温泉だ温泉。
明日から数日かけて前作“シュレディンガーのぬっこ”の改稿作業に入る予定です。こっちの投稿が止まってしまったらゴメンナサイ。ストック切れ起こしております。第一部については残り10話程度なので、そこまではなんとか・・・
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