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uso8,000,000:嘘八百万 (うそやおよろず)(←シュレディンガーのぬっこ続編) 作者:Pー龍

一章 冒険者への道

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第二十六話

 ギルドへ到着後、チッチさんにエログッズ、エロ雑誌、青年誌等々納品し、検品を受けてる間、ハスター様+ギルド職員2名は駆け込むように所長室へと消えていきました。ボードゲームの勝負がまだついていなかったんだってさ。勝者にはハスター様から豪華景品が出るんだそうです。それって、俺も参加していいのかな? 途中参加はダメ? じゃ今度誘ってね。
 今日もパルタン聖人さんが2次おねショタ雑誌のバックナンバーを大量に胸に抱えて個室へと入って行きます。この人まだ帰ってなかったんですね。帰ったら帰ったで、余計な知識を身に着けてしまって、宇宙に精神汚染が広がりそうな気もいたします。もうしばらくはここに居た方がいいのかもしれません。日本で恥の文化をしっかりと学んでからお帰りくだしあ。
 ギルドは相変わらずの平常運転ですが、外の世間(現実世界?)が騒がしくなってきたこともあってチッチさんにそれとなく話題を振ってみました。

「最近ギルドで変わったことって起きてませんか? 何でもいいんですけど。」
「変わったことでしょうか? そうですねぇ、そういえばオヒルネ様の御母上様よりオヒルネ様宛の荷物が届いておりますよ。あと、御父上様がオヒルネ様の顔が見たいとおっしゃってます。」
「ん? わらわ宛の母上からの荷物かや? 手紙かなんぞ付いておらなんだかのぅ?」
「さぁ、荷物の中まではさすがに確認しておりませんので、どうでしょうか。」
「その荷物とやらはどこにあるのじゃ?」
「こちらでお預かりしております。お待ちください、いまお渡ししますね。」

 レターパックサイズの荷物がカウンターの下から取り出されて、チッチさんからちみっ子さんに渡されます。ちみっ子さんは早速開封。中からゴーヤの種と手紙が出て来たようです。ちなみにパッパの件は完全に無視されているご様子。

「うむ、母上からの手紙なのじゃ。どれどれ・・・」
 スサオくんもマッマの手紙に興味があるようで、一緒になって手紙を読んでおります。

「チッチさん、最近外の世界で大きな地震が来るかもしれないって噂が広がってまして、日用品や保存食糧の買占め騒ぎが起きてたり、変な宗教団体がいろいろと騒いでたりするんですけど、それに絡んだ情報とかギルドに上がってきてたりします?」
「聞き及んでおります。そういった事態になってるようですねぇ。私どもの情報部(個室作業中の冒険者諸氏)からも某新興宗教団体による扇動の記録はいくつか上がってきております。ただ、ギルド内は外の世界と一応隔絶しておりますので、これといって大きく変わったことは今のところ起きていませんね。ゲストの宇宙人の方の中には純粋で人を疑うということを知らない方も稀にいらっしゃったりして、インターネットを介して当該思想に感化されてしまうこともあるようですけど、元来メディア関係の方々ですので1日も経てば集まった情報の断片から真実にたどりついているようでございます。そういえばタケル様に私どもの専務を紹介する件ですが、いましばらくお待ちいただけますでしょうか?」
「えぇそれは構いませんけど、何かあったんですか?」
「いえ、何かがあったというわけでは無いんですが、何でも動物の調教を頼まれたとかゆうことでして、しばらくの間はギルドへ帰れそうにないという連絡が入っております。」
「はぁ、調教ですか?」
「私もよくは存じ上げないのですが、現在調教中なのだそうです。」
「つまりは専務との面談は後日と言うことですね。承知しました。」

「タッケルぅ、母上からの手紙でな、わんわんおの飛行訓練は足踏み状態じゃゆうてきておる。隊列飛行するゾンビならすぐにもこっちへ派遣できるらしいのじゃが、わんわんおの方はまだ数が揃わんようなのじゃ。それとな、このゴーヤの種なんじゃが、品種改良して成長を速めた種なんじゃと。肥料も要らんらしいのじゃ。」
「あぁ、狼さんたちによるやらせ、天狗発見のための仕込みですね。空飛ぶゾンビを見てさすがに天狗を発見したと言い張るのは、これ無理がありそうです。・・・どうしようもなくなったらお面つけてコスプレしてもらって飛んでもらうのもありかもしれませんけど・・・狼さんたちにもう少し頑張ってもらいたいものですね。あとゴーヤの種は助かります。品種改良してあるんですか?」
「うむ、実をつけるまでの期間を短縮してあるそうなのじゃ。ただな、それ黄泉瓜での話じゃから、地上でこの種を育てた場合いったいどうなるのかはまだよくわからんらしいのじゃ。母上からは地上で実験栽培して結果を報せて欲しいと書いてあったのじゃ。わんわんおの調教とこの実験栽培のレポート提出でバーターなのじゃ。よろしく頼むのじゃ。」

 レポートは誰が作成するのでせうか?
 そういえば喜んでやりそうな人が俺のポケットの中にいらっしゃいましたね。彼女にまかせてしまいましょう。
 婆ちゃんとサクヤさんが待ってるはずなので、再びちみっ子さんにお願いして転移しますた。また爺たちの目の前に出ちゃった。テヘッ♡
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