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uso8,000,000:嘘八百万 (うそやおよろず)(←シュレディンガーのぬっこ続編) 作者:Pー龍

一章 冒険者への道

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第二十三話

やべーの取り上げちゃった。てへ
 午後6時、【ヤマダトーイ】の新装開店セールは大盛況のうちに終了でございました。婆ちゃんはその日のうちに、銀髪娘々さん2号(演算機能強化型)を完成させて店番投入。この娘はレジ前から動けない代わりに、不審者を自動検知し、万引き犯を見つけたら腕からカラーボールを射出するという機能が付いているそうです。おかげで俺はレジ打ちから解放されました。ヒマそうにしていたスパモンさんと一緒に店内のガス噴出装置を操作してましたん。撮影モデル組の皆さんは今日1日大忙しだったご様子。椅子に座って燃え尽きていらっしゃいます。そしてなんと、当日売り上げがものすごいことになっております。商品が足らなくなってこっそり俺の2次元ポケットから出してた分についてはあとで婆ちゃんからしっかり売上回収する予定。明日はまた新しい商品を仕入れなきゃいけないので急遽店をお休みすることとなりました。明日からは俺たち店には来ないので、娘々さん1号・2号で頑張ってください。

「ようやく最後のお客さんも帰っていきましたので閉店しま~す。今日は皆さん、どうもお疲れ様でしたぁ。」
「「「「「『お疲れっしたぁ。』」」」」」
「ウフフッ、すごい儲かっちゃった♡」

 ディーネさんが札束に埋もれていらっしゃいます。閉店後、認識阻害スキルの効果が切れて元のサイズに戻ったディーネさん、おもちゃの空き箱に入った硬貨と札束のプールをクロールで満喫中。

「お前さまよ、今日のわらわたちのお駄賃は幾ら貰えるのじゃ? 我ながら、かなり頑張ったほうじゃと思うんじゃ。」
「今日は皆さんとても頑張ってくれたので、いつもより多めにと考えてますよ。はい、どうぞ。」

 用意してあったポチ袋をみなさんに渡しましょうね。

「おぅ、やった中に入ってるのお札だぜ、パパありがとう。」
「うむ、お前さまよ、これはなかなか奮発したのぅ。」
「今日は皆さん、ずいぶん頑張ってくれましたから、特別ですよ。今日だけですからね。はい、ディーネさんも。サクヤさんにもあります。師匠の分もありますよ。」
「わーい♡」
「私も頂いてしまってよろしいのでしょうか。」
「いいんですよ。遠慮しないでくださいね。今日はサクヤさんには大活躍していただいちゃいました。ありがとうございます。これでは少ないかもしれませんが。」
「いえ、ありがとうございます。」
『gaoayy@@あ\?a;hahfhg;』(お金の概念が理解できていないようです。)
「師匠、これは食べ物じゃないです。食べちゃいそうで心配なんでこっちで預かっておきますね。必要そうなときが来たらお返しします。」
「タケル、アタシの分は?」
「婆ちゃんのは無いよ。そもそも婆ちゃん営業時間中に店には一度も顔出してこなかったよね。」
「開店祝いくらいよこしてもバチは当たるまいに。今日は娘々さんたちの初仕事を奥の司令室で見守るという大事な大事な役目がアタシにはあったんだよ。」
「だから、開店祝いにみんなで手伝いに来たでしょ。」
「ふん、ケチな男に育ちおってからに、小っちゃいときはあんなに可愛かったのになぁ。」
「店主殿、タケルの小さい時の話をわらわにも聞かせてたもれ。」
「何それ、ディーネちゃんも聴きた~い。」
『あGそほ;gshh:さ』(何言いたいんだか、わかんな~い。)

 このあと、婆ちゃんが出前の寿司を取ってくれることになり、この日の晩御飯をいただきながら記憶にまるでない俺の話が延々と婆さんの口から垂れ流されるのでございました。
 俺はボッチでスマホいじいじ。スパモンさん、あっちの話はあんまり面白くないよ。だからこっちで一緒にお寿司食べようね。スサオくんもこっちに来ない? あぁ来ないんだ。

「タケルは小っちゃい時からおっぱいが大好きな子だったんだよ。タケルのタイプの若い女性のお客さんが来たらすぐに抱きつきに行ってねぇ。これが若い女の子でもタイプの子じゃなきゃね、相手はスタンバイしてるのに気付かないふりして抱きつきに行こうとしないんだよ。」
「おぅ、さすがパパだな。」
「そう言えば、半ズボンからよくはみチンさせてたねぇ。お客さんからそれを指摘されて顔真っ赤にしてたこともあったよ。」
「パパ、ちょっとカッコ悪いぞ。」

 さて、そろそろ帰る時間じゃないのかなぁ。明日は朝からギルド行って、ハスター様たち誘ってゴンザレスさんところへ行って、商品の仕入れをしてギルドへ納品して、明後日からの準備もしないといけません。こりゃ大変だ。早く帰らなきゃ。

「皆さん、明日も早いのでそろそろ婆ちゃんの店をお(いとま)して、帰らないといけませんよ。ほら、帰りますよ。明日はゴンザレスさんの店に行かないといけないから。」
「タッケルぅ、今いいところなのじゃ、もう少し待つのじゃ。店主殿、その後タケルはどうしたのじゃ?」
「タケル様、私ももう少しだけお婆様のお話をお伺いしたいのですが、お許しいただけませんでしょうか?」
「パパ、晩御飯は婆ちゃんちで食べたからもう少しゆっくりしていっても大丈夫なんだぞ。風呂入って寝るだけなんだぞ。」
『gahoiag-[アg:gさP08』(まだ帰らないおつもりのようです)

 スマホいじいじ。ネットニュースで防災グッズの爆買いが大きく取り上げられていました。地震はあいかわらず小規模群発で続いています。ボケかけた親が全財産を某団体に寄付してしまって、息子・娘が激オコぷんぷんで裁判沙汰というのが増えているんだそうです。他どこかの国がミサイル発射したとか、どこかの国がどこかの国に渡航制限かけたとか、どこかの幼稚園が詐欺で訴えられそうとか。ネット上には辻なんとかさんの話題があふれてますけど大手メディアはどこも取り上げてません。ねぇなんで? どうして?
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