挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
uso8,000,000:嘘八百万 (うそやおよろず)(←シュレディンガーのぬっこ続編) 作者:Pー龍

一章 冒険者への道

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

25/57

第十九話

稀勢の里優勝記念とか言ってみる。
 ちみっ子さんにお願いしてみんなでアパートに帰りました。はい、お駄賃どうぞ。ちみっ子さん&ちびっ子さんの祠の前で一升瓶を抱え座ったまま寝ていた朱美さんを引き摺ってお部屋まで送って(一升瓶は没収)、自分たちの部屋へと戻ります。サクヤさん、あなたのお部屋はお隣りですよ。2号室の鍵持ってますよね。湯女ですか? ここ最近忙しくて忘れてましたが、そういえばそんな話ありましたっけ。――――もちろんそれはそれでとっても嬉しい話。なんですけども、ここでは色々とですねぇ、(ちみっ子さんたちへの教育上といいますか、配慮と言いましょうか、えぇっと、あまりよろしくないような気がですね、いたしますのですよ。狼になりたいのになれないみたいな――――そんな感じですので、折を見て別の機会に是非というわけには参りませんでしょうか? えぇ、・・・いえ断っているわけじゃないんです。(こんな魅力的な御誘い)断るわけなんてないじゃないですか。折を見てということで、はい。その時にはこちらから拝み倒してでもお願いしますので、是非ともよろしく。)そうだサクヤさんも、これから晩御飯ご一緒にどうですか? 

 で、結局サクヤさんも俺の部屋に上がりました。総勢5人+1人分の晩御飯を作らなきゃいけません。今から本格的に作るのは面倒なので2次元ポケットから取り出したパックごはんをレンジで温めて、インスタントなマーボ豆腐と中華風スープとチンジャオロースを仕上げます。この間皆さん、テレビのニュースを見てらっしゃいます。

「今日も震度1以上の小規模地震が各地で複数回発生しました。それでは全国各地の地震発生時の映像をご覧ください。この地震による被害は今のところ、確認されておりません。今後より大きな地震の発生も考えられますので、視聴者の皆様は家具の固定、飲料水、食料の備蓄など充分な地震に対する備えをご用意ください。地震発生時には各自、落ち着いて行動してください。緊急連絡先などについては各ご家庭で・・・・・・」

 日本で小規模地震が頻発することなんて決して珍しいことではないと思うのですが、テレビのニュースで大きく取り上げられているようです。

 それはともかく晩御飯の準備が完成です。
「みなさ~ん、晩御飯、運ぶの手伝ってくださいますか?」
「「「「『はーい』」」」」

 あれれ、ディーネさんも参加ですか? 
「ゴーヤ栽培を条件に寝返った女諜報員ディーネちゃんは、もうボッチ飯はイヤなの。今日からはみんなと一緒に食べることにするわ。」

 だそうです。もちろん歓迎しますよ。ただゴーヤはまだ植え付けには時期が少し早いのでもう少し待って下さいね。プランターに網、土、種もちゃんと用意してありますからね。

「それではみなさんご唱和ください、さぁご一緒に。」
「「「「「『いッただっきま~す』」」」」」

 食事を頂きながら、サクヤさんの身の上話を少し聞かせていただきました。

「サクヤさんってお姉さんがいるんですよね。」
「はい。あまり姉妹仲がいいとはいえないんですけれど。」
「そうなんですか?」
「姉さんは私のことが嫌いみたいなんです。」
「どうして? ってこれ聞いてもいいのかな。大丈夫ですか?」
「はい構いません。山田様には私たち姉妹の事情をお話しましょう。わからないことがあればなんなりとお尋ねください。さきほど、姉は私のことを嫌っていると申しましたが、姉は私のこの美貌のことを強く憎んでいるんです。姉はどちらかというと素朴なタイプでございまして、姉とは正反対の私のこの外見のことが気に入らないのです。私としては、生まれ持ったこの美貌、親から授かったこの美貌を姉から憎まれてしまってもどうしようがあるというのでしょう。あぁ、どうしようもないではありませんか。お前もブスになれと言われましても、好き好んでブスになろうとする女がどこにいるというのでしょうか。もちろん姉にもそれなりの言い分がございます。姉がこれまでに付き合った男の全員が全員、私を一目見て、姉のもとを去って行ってしまいました。そんなことがあれば腹が立つのも必定。世の男性が悪いとは申しませんが、姉のことを外見では無く、その内面を見て判断してくれる方がお1人でもいらっしゃれば良かったのですが・・・」
「うむ、サクちゃんの姉さんはブチャイクなのじゃ。(うまうまうま)」
「これこれちみっ子さんや、そういったストレート発言は時に人を傷つけてしまうので控えた方が良いですよ。」
「これはしょうがないのじゃ。ガンちゃんは伝説級のブスなのじゃ~。(うまうまうま)一周廻って個性派女優で飯が食えるのじゃ。(うまうまうま)見てるほうは旨い飯が食えるのじゃ。(うまうまうま)」
「私がこんなにも美しく生まれ育ったばかりに姉に妬まれ、疎まれ・・・」
「サクヤさんがお綺麗なのは悪いことなんかではありませんよ。サクヤさんのことを見ている男性はみんな目の保養が出来て喜んでますよ。」
「山田様も私の美貌を喜んでくださいますか?」
「そりゃもちろん。」
「うれしゅうございます、山田様しなっ。」
「そこなディーネよ、これも母上には内緒じゃぞ。」
「この前スマホでネット検索してたらゴーヤ羊羹ってのが売ってたのよ。かりんとうもあったわね。ゴーヤチップスなんてのもあるのよねぇ。それはそうとさっきの画像はスマホで撮影済みよ。」
「タケル、どうじゃ?」
「発注しておきますね。」
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ