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uso8,000,000:嘘八百万 (うそやおよろず)(←シュレディンガーのぬっこ続編) 作者:Pー龍

一章 冒険者への道

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第十二話

明日から今週いっぱい(日曜まで)投稿お休みする所存であります。頑張ってネタ仕入れる。
 ここはタケルのアパートの地下にある潜入調査官専用特別室。そう、ディーネちゃんのお部屋なの。みんな、お待たせしちゃったかしら? みんなのアイドル=ビューティー・ラブリー・フェアリー・ディーネちゃんよ。今は夜の10時、ディーネちゃんの時間がやってきたわ。あと一般的なご家庭ではこんな場所を台所床下収納とも言うみたいね。でもここは潜入調査官専用特別室。タケルが買ってきてここに置いていったドールハウスや家具を並べて、とっても充実した潜入ライフを送っているわ。最近タケルは買い換えて要らなくなったスマートフォンを私にくれたのよ。タケルの部屋のネット環境はwifiだからネット検索もばっちりなの。SNSデビューも近いと思うわ。アカウントって私でも作れるのかしら?

 お館様のご子息たちはもう就寝しているの。神様も夜はしっかり寝るのね。タケルは今ヘッドフォンを頭にかけて、パソコンで何か見ているようだわ。この時間は毎日翌日ギルドへ納品する予定のDVDがちゃんと再生できるかどうかを確認しているみたいなの。でもなんであの映像の人たちみんな裸なのかしら? 寒くないの? 一度ヘッドフォンの差し込み口をこっそり抜いてみたんだけど、あの人たち変な声で鳴いてるのよ。人間もあんな風に鳴くことがあるのね。ディーネちゃん、知らなかったわ(棒)。スパゲティとミートボールの塊はあいかわらず空中をふわふわしてるわ。今日の夕食はラーメン食べたから少し興奮してるみたいなの。麺料理の後はしばらく落ち着かないのよ。

 みんなも知ってる通り私の仕事は美人潜入調査員でしょ。夜のこの時間は今日一日タケルが出会った変な女のことをお館様への報告書にまとめなきゃいけないの。これまでにお館様に報告して問題ないって判断された人のことは外してもいいことになっているの。
 まずは、今朝ラジオ体操に参加していた朱美さん。タケルのアパートに間借りしているおばあちゃんね。このおばあちゃんはいつもお酒の匂いがしてるの。最近は毎朝ラジオ体操で見かけるわね。このおばあちゃん、家賃が少したまってるみたいなの。タケルが今朝ブツブツ言っていたわ。『あそこに小人が隠れてる』とか『空飛ぶ宇宙人が攻めてくる』とか、そんなことをたまに言ってるけどお酒の飲み過ぎと歳のせいで頭がボケてきてるんじゃないのかな。
 その後タケルはギルドに行ったけど、ギルドのメンバーのことは報告しなくてもいいみたいなの。だから、次は≪おねえの店≫の2人ってことになるわね。ホセ・ゴンザレスさんとエライザ・カンベールさんなの。実はここですっごく大きな問題があるのよ。問題なのは2人とも男にしか見えないし、男だってことなの。お館様から私が報告しろって言われているのはタケルに近づく変な女の人の情報なんだけど、これいったいどうしたらいいの?
 ・・・わからないことは保留にしておきましょう。今度お館様に直接会ったときに確認すればいいと思うわ。
 この次はまたみんなでギルドに戻ったのよ。そこに馬場せつ子って大学教授の人と宮津姫奈(ミヤズヒイナ)乙城葉菜(オトタチハナ)って名前の2人の女子大生がタケルのことを待っていたの。(ばば)の方はタケルにbbaさんって呼ばれてたわね。専務の知り合いってことなんだっけ。紫の頭だったわ。見た感じだと当たらない占い師みたいな顔していたかしら。宮津って子はしっかり者のお嬢さんって感じに見えたわ。乙城って子はぼんやりした感じに見えたわね。タケルはこの女子大生2人の身体を見て鼻の下延ばしていやらしい顔をしていたのよ。婆に天狗探しを頼まれたタケルは来週火曜日からこの2人と一緒に出掛けることになったわけだけれど、この2人って別にどこも変なところは見当たらないのよね。だからお館様には報告しなくてもいいのよね。報告しない方がいいって私の中のゴーストがつぶやくのよ。変じゃないから報告しないの。私は何も悪くないわ。婆のことだけ報告しておくわ。紫の頭ってどう考えても変だもの。

 毎朝、森の狼の一匹(交代制)が黄泉瓜新聞をタケルの部屋まで配達に来ているの。ディーネちゃんが作ったこの報告書は狼の帰りの便でお館様に届くようになってるのよ。明日はお館様から私への報酬のゴーヤ汁も届くはずなの。明日は浴びるようにゴーヤ汁を飲んでやるんだから。

 それじゃみんな、ディーネちゃんはもう寝るわね。おやすみなさーい。

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