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uso8,000,000:嘘八百万 (うそやおよろず)(←シュレディンガーのぬっこ続編) 作者:Pー龍

一章 冒険者への道

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第十話

昨日の続き。まだまだ話は転がりません。
 ギルド関係者の皆さんは来週火曜日は高尾山登山に決定といった雰囲気ですが、ジョニーさんとディープ君さん、あなた達ギルドの仕事が忙しいんじゃなかったっけ? ほぅほぅ、有給があるんだねぇ。2人は書類作りに行ってしまいました。ハスター様も高尾山へ付いて来るの? イヤイヤ全然駄目とかそうゆうんじゃないんですよ。一緒に来ていただいて構わないです。これは念のための確認でして、ハスター様にもし当日現地でアクシデントがあった場合なんかは・・・クトゥルフ様の所へ連絡すればいいんですね。はい、了解しました。当日のお弁当ですか? よろしければこちらでご用意させていただきますけど。えぇ、気にしないでください。ところで、苦手な食べ物とかありませんか? 大丈夫? それなりのものは用意するつもりです。スサオ君、天狗ラーメンはこの日の帰りに食べようね。午前中は登山して、途中のお寺で天狗のことを勉強しましょう。水行したい人たちが終わるの待ってから山頂へ行ってお弁当食べて、色々見学して山を下りてきたらラーメン食べて、温泉浸かって帰りましょう。これでいいかな? いいよね? いいようです。

「お前さまよ、わらわ、山頂でのお弁当が楽しみなのじゃ。」
「適度に身体を動かした後、屋外で食べるご飯はきっと美味しいと思いますよ。」
「うむ。楽しみじゃのぅ。」
「そうですね。これで、だいたい初日の動きは決まったわけですけれど、その後どうしましょう? まだ2週間ありますけど。」
「天狗で有名なところと言えば、他はどこもそれなりに遠いようじゃぞ。京都、滋賀、奈良、愛媛、鹿児島、静岡、神奈川、茨木・・・・・・」
「ちみっ子さんの転移術で一気に移動するってわけにはいきませんかね?」
「転移術を使うには、現地の情報がある程度必要となるのじゃ。最近行ってない処へ転移するのはわらわでもちと難しいのじゃ。京都、静岡辺りなら転移できる場所が少しあるかのぅ。他は厳しいのじゃ。」
「転移術って便利そうですけど、そんな制約もあるんですね。」
「うむ。そうなのじゃ。転移先の様子がわからねば行った先で迷子になってしまうでのぅ。」
「そうなんですね、では2日目以降どうしましょうかねぇ?」
「とりあえず近場で、天狗を祀っておる神社仏閣を巡ってみるかや?」
「・・・そうですね。それとさっき上がっていた静岡、神奈川、茨木辺りなら公共交通機関を使って足を延ばしても良さそうです。」
「ふむ、捜索の基本は今回山登りとなるでの、お前さまも多少の覚悟が必要じゃぞ。」
「なんか冒険者っぽくなってきましたね。望むところです。」
「なぁ、やっぱりわんわんお仕込んで空飛ばせてヤツらに見せるわけにはいかんかのぅ。」
「それはクライアントの反応次第で最後の手段にしておきましょう。」
「そうか? なら母上に連絡して、準備だけはしておいて貰おうかのぅ。」
「あそこの狼さん達、現世に連れて来ちゃっても大丈夫なんですか?」
「一匹くらいなら知らぬ者が見てもちょっと大きな犬がおると思うてくれるじゃろうな。群れで連れて来るのはさすがに控えた方が良さそうなのじゃ。気をつければ騒がれることも無いじゃろ。」

 こんな感じで話はまとまり? まとまっていない気もしたりしなかったり・・・。ひとまずみんなで資料室を出てギルド事務所に戻り、チッチさんに経緯を説明しました。
「かくかくしかじか、とまぁこんなかんじです。来週火曜日から2週間の間についてはできるだけこの仕事に専念しようかなと思っています。既に受けてるお仕事や定期的な納品は従来通りの納品予定ですから、チッチさんには新規依頼の制限の方をお願いします。」
(うけたまわ)りました。ではタケル様を指名した急ぎの依頼は当分の間はお受けしないように気をつけておきますね。」
「面倒をお掛けすることになってしまいますが、どうかよろしくお願いします。」
「いいえ、タケル様のおかげをもちまして当ギルドは業務を維持できております。この程度のことでしたら、なんということはありません。今回の依頼もそもそもは私どもの専務から端を発していることですし、タケル様が恐縮されることではございません。」
「では、そうゆうことで。あと早いところ冒険者の増員をお願いします。」
「かしこまりました。タケル様の方でもこれはという方がいらっしゃいましたらご紹介いただければ幸いです。」
「俺なんかの紹介でいいの?」
「タケル様の関係者でしたら私どもとも縁が結ばれますので、おそらくは大丈夫かと。」

 チッチさんとのお話が落ち着いたら、ジョニーさんとディープ君さんが有給願いを持って登場。ちみっ子さんがハンコをついて、その後はチッチさんの所で処理することになるそうです。あとギルドで残っていることと言えば、温泉へ行ってミルクを頂くくらいなので、さぁ急ぎましょう。アレが売切れていたら、俺のモチベーションが維持できないからね。駄々下がっちゃうから。とっても重要です。
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