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uso8,000,000:嘘八百万 (うそやおよろず)(←シュレディンガーのぬっこ続編) 作者:Pー龍

一章 冒険者への道

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第四話

 ハスター様と他2名追加で、ちみっ子さんにはおねえの店の前へと転移してもらいます。転移先は普通に街中(まちなか)の個人商店なのですが、街行く誰もが突然現れる俺たちのことを気にしない、それが神様パワー(という名のご都合主義)。
 実はジョニーさんとディープ君さん、師匠、この3人には、ちみっ子さんによる対人用認識阻害スキル(という名のご都合主義)が発動中。3人は自分たちがどう見えているのかを知りませんが、俺にはゴンザさん好みであろうイケメンに見えております。ジョニーさんはダンディーなオジサマ、ディープ君さんはハーフ顔の長身さわやか成年、スパモン師匠はがっしり体型でドレッドヘアーが似合うスポーツマン風となっております。

 店前の通りでは、新興宗教の人たちが太鼓叩きながらプラカード(『悔い改めよ』『正義に負けるな』『今度こそハルマゲドン』『多数決反対、民主主義を守れ!』『独裁を許すな』『平和のために奴らを○せ』『○○廃止』『○○死ね』『××法反対』)掲げて練り歩いていました。
 道行く人々のそれに対する反応は生暖かく見守っている人、うるさがる人、目を背ける人、叫ぶ人、けんかを始める人、はやし立てる人、それぞれです。

「最近あぁいうの多くないですか? はい10円。」
「アレ、やっておる連中は楽しいんじゃろうけどな、見せられる者はたまらんのぅ。うむ、ありがたく頂戴しよう。あれで何かの宣伝になると思うておるらしいのじゃ。組織内のガス抜きとしてなら有効なのやもしれんがのぅ。」
「あの連中、これから来る大地震を予知したとか言ってるらしいですね。悔い改めたら助かるよ的な?」
「ヤツどもは天変地異が来るじゃの、天罰じゃのというて人々の不安を煽りたいのじゃろうけども地震予知が本当にできるのなら大学の研究所に就職すればよいのじゃ。重宝されるじゃろうにのぅ。」
「ちみっ子さんはできます?」
「前に言うたじゃろ、わらわにも出来ることと出来ぬことがあるのじゃ。地震予知は運による部分が多いでのぅ。100%は無理じゃのぅ。」

 そんな話をちみっ子さんとしながら全員でおねえの店におじゃまします。

権座(ゴンザ)ぁー、たのもぅなのじゃぁあー。」
「ゴンザレスさん、おはようございます。」
「あっら、いらっしゃいまッせー。タケルちゃん。今日はタケルちゃんの身体隅々まで採寸させてくれるんでしょぉ・・・・・・後ろの人たちはタケルちゃんのお連れさんかしら?
 ――――まぁ、すッごいイケメン・・・それが3人も・・・(ゴックン)えっ、この子も将来有望・・・」
「朝からこんなに大勢で押しかけちゃってすみません。ゴンザさん、この3人にも上下で仕立ててもらえませんか? 大人の服はゴンザさん次第だってこの前聞きましたが・・・」
「もッ、もっちろん作らせてもらうわ。でも4人分となると少しお時間をもらうことになっちゃうんだけど、それは構わないかしら。」
「全然構いません。あと、できればこの子たち3人にも仕立てで服を作ってやりたいんですけど。」
「吊るしと比べてお高くなっちゃうけど、いいの?」
「えぇ。最近俺の働いてる業界って、景気いいんですよね。おかげで儲かっちゃって。金はあるんで大丈夫です。全員、替えも含めて2着ずつお願いしたいんですけど。言い値で構いませんよ。」
「まぁ、うらやましいわねぇ。そうねぇ、2週間もらえるかしらん。2週間で7人分×2着見事仕上げて見せるわ。でも来週一回だけ、店までフィッティングに来てもらえるかしら?」
「わかりました。みんな、来週月曜日同じ時間でもう一遍集まれる? ゴンザさん、それでいいですか? ハスター様も大丈夫でしょうか?」
「「「「『『『大丈夫なのじゃ(だよ)(です)(っす)(よ♡)』』』」」」」
「(ねぇ、私のは?)」
「(やべぇ、わすれてた)すみませんゴンザさん、人形用の服って作れますか?」
「そりゃ作るわよ。でもタケルちゃんってお人形遊びする人?」
「いえ、そうじゃないです。これはちみっ子さんのお人形でして、預かってるだけデスヨ。ディーネさん、ちょっとじっとしててくださいね。この人形の服も2着ほどお願いしたいんですけど?」
「あら、名前まで付けちゃってるじゃな~い。タケルちゃんったら、いい趣味してるのねぇ。この子ディーネちゃんっていうのね。いいわよぅ。この子ったら羽があるのね。ボタンじゃ大きすぎるし、ホック止めかしら? マジックテープの方がいいかしら? タケルちゃんこのゴンザ様にまかせといてちょうだい。この子のお洋服も作っちゃうわん。それじゃ、みんな採寸しちゃうから、順番に並んでねぇ。小っちゃい子はあっちのおねえさん、カンベールさんの前に並ぶのよぅ。」
「(ジョニーさん、ディープ君さん、それとスパモンさんもこっちですよ。今は小っちゃい子組じゃないですからね。)(ディーネさんは、いま人形なのでそうやって列の後ろに一緒になって並んじゃおかしいですよ。ちみっ子さんの手に持っててもらいましょうね。ちみっ子さん、お願いします。)」
「(うむ。了解したのじゃ。)」

 ゴンザさん、至福の表情で採寸していらっしゃいます。もう1人のおねえさんも嬉しそうですね。ハスター様もあちこち触られて大変お喜びのご様子でございます。

 ねぇねぇちみっ子さん、あの認識阻害スキルなんですけど、このあとおかしなことになりませんかねぇ? ゴンザさんって、これから大人用の服作ってるつもりで子どもサイズの服を作ることになるわけじゃないですか6着も、それっていいんですか? 作ってる途中で疑問に思いませんか(特に師匠の服)? ほぅ、ちみっ子さんがうまくごまかすんですか。それって、まかせていいの(師匠の件も大丈夫)? すべて世はことも無し? 毎回それ言ってますけど、ホントかなぁ? ふーん、そうなんだぁ。
ちみっ子さんにまかせておけば大丈夫なんだそうですよ。これも神様パワーなんだってさ。えっ、次俺ですか? もう3人とも採寸終わったんですか? なるほど、3人とも小っちゃいから測るの早いんだねぇ。
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