24年 3月 28日 PM:4:20
「あれ・・・?」
足の方に少し違和感を感じ目を覚ましてしまった。
約5時間前、昼食を食べ終わり少し気分が悪くなって―――
「そのまま寝てしまったのか」
目の上に置いていた腕をどかし、違和感がある足の方を見ると少し驚いてしまった。
だけど、声もを上げることもできない。
人間ではないと言われようが彼女を起こすことはできない。
少しずつ足をずらしスースーと寝ているルカを足から離した。
部屋は電気が消してあるが窓から入ってくる夕焼けが部屋の中をオレンジ色に染めていた。
「このままでは少し、いやかなりまずいよな」
ベットから体を下ろしベットにもたれかけているルカを仰向けに床に寝かした。
しかし、これもまずい。
背中に手を回し抱き上げ―――
「これはこれでちょっと・・・」
自分でも顔が赤くなるのが分かってしまった。
世間一般ではこれをお姫様抱っこという。年上の女性にこうするのも人生で数回・・・てか一度もないだろう。
しかし
やはり重い。
やはりというのは失礼か。
重い、重い・・・人間の重さだ。だけど、彼女は人間ではない。
なぜ創った。彼女が可哀そうだ。
可哀そうと言うのが失礼なのか。
ゆっくりと手からルカを離しベットの上に置いた。
そしてついついルカの顔を見てしまった。
女性の寝顔を見るのはNGと昔誰か言ってた気がするが、それは無理だろう。少し硬い表情だったが今は自然だ。
今も全く起きないところを見ると疲れているんだろう。
「さて、何をしようか」
少し考えた結果シャーペンでサラサラと紙に文字を書き玄関に向かった。
紙にはこう書いた。
『少し買い物行ってくる』
ドアを開けて外に出るときに彼に電話をかけた。
3回のコール音で彼は出た。
「あー谷川。今ちょっと会って話せる?」
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