第14話:「こっくりさんの願い」
「早くこっくりさんしてよ……」
こっくりさんは低い声で言い俺の方に近づいてくる。
こっくりさんしても意味無いじゃないか。
皆ころされるじゃないか。
こっくりさんをし続けたらとまるって思ってたのに……。
してもしなくても一緒じゃないか……。
「一緒じゃないかよ!俺たちを苦しませて何が楽しいんだよ!」
俺がそういうと……。
玄関のチャイムの音がなる。
<<ピンポーン>>
次は……。
次はなんだよ。
俺はおそるそる玄関を開けてみた……。
ドアの向こうに居たのは”明奈”だった。
何やってんだ、こんな所で。
「明奈」
俺が明奈の名前を呼ぶと、明奈は俺に抱きついてきた。
な……。
何してんだ……。
「明奈、どうした?」
明奈はいきなり泣き出した。
妹が居なくなったの……。
は?妹が?
「さっきまで居たのか?」
「うん……」
それじゃ、はぐれたのかもしれないな。
俺はこっくりさんの方に振り向くと。
こっくりさんが居ない。
な……。
さっきまで居たのに!
何で居ないんだ……。
「こっくりさん、さっきまで居たのに……」
俺は声を震わせて言った。
だって。
居たじゃん。
何処に行っ……。
まさか!
「こっくりさん、明奈の妹の所かもしれない」
明奈はビックリして倒れかけた。
明奈の顔は見る見るうちに青ざめていく。
大丈夫かよ?
すると二人の着信音が流れる。
多分光達にも流れている。
<<プルルルルルル……>>
光達がすぐ俺の家に来た。
真理は汗がとまらない状態だ。
「携帯……こっくりさんからだったから」
光は俺の家の中をのぞき込んだ。
「血」
光と真理は家の中を見てびっくりしていた。
明奈も今気づいたかのようにビックリしている。
しっかりものの光は……。
携帯から何処かへかけ始めた。
「もしもし、警察の方ですか?今殺人事件があったんです」
警察にかけ始めたのだ。
そして数十分喋り終え電話を切った。
真理は光を怖い目で見ている。
警察に電話しなきゃいけないことは皆わかっていたのだが……。
こっくりさんを思うと……。
電話できなかったんだ。
俺は家に残り状況を警察に説明することになった。
明奈達は妹を探しに行った。
俺は家の中で警察を待っていた。
すると……。
「グアアア」
外で男の人の叫び声が聞こえたので
すぐに出てみた。
え?
俺の目に入ったのは殺された警察官
何で……
まさか
こっくりさん?
俺は当たりを見渡したがこっくりさんは居ない。
でも首にしめられた痕がある。
”邪魔するな”というかのように……。
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