第12話:「悲しみから憎しみに」
俺たち4人はすぐに優が落下してしまった場所に
行った……。
優は頭を打ち付けたようで、頭から血が出ている。
「優……優!」
光は泣きながら優の体を揺らす。
「そんなに、揺らしちゃだめ!翔……救急車呼んで!」
明奈は俺に怒鳴るように叫んだ。
俺はすぐ救急車を呼ぶ。
そして、30分後……。
救急車がやってきた。
何があったのか聞かれたが……言えない。
言っても信じてくれるはずないから。
俺たち4人は黙り込む。
時間がもったいないからと言ってすぐに救急車の中
に優を乗せて俺たちも乗り込んだ。
「優……」
光はずっと優の手を握り、呼びかける。
俺も優の手を握る。
どうか無事で!
すると、その時
4人の携帯が鳴り始めた。
<<プルルルルル……>>
俺たちの額には汗が流れる。
救急車は携帯の電源を切ってなくちゃけないから、全員切ったはずなのに……。
「どうする?取るの?」
そういう真理に反論して俺は皆に携帯の電源を切るように指示した。
俺たちは携帯の電源を切る……。
だが何故かわからないけどかかってくる。
「どうするの? ズットかかってくるよ!」
明奈は心配そうに携帯を見る。
そして……電話の着信音が止まった。
俺たちはホットした……。
それより優だ。
優俺たちは無事であることを祈る。
そして何十分か後。
病院に到着した。
すぐ医者にみてもらったのだが。
俺たちに下された言葉は……。
「残念ながら、頭の打ち所が悪く……先程息をお引き取りました」
優が、死んだ?
うそだろ……。
俺たちはすぐ優の元に駆け寄った。
だが……目を覚ますことは無かった。
こんなのあんまりだろ
優が何した
教えてくれ、こっくりさん
そして……御葬式。
俺たちは何も言うことができなかった。
どうして……。
優がこんな。
俺たちの心を映すかのように雨が降ってきた。
<<ザァァァァァァーーーーーーッ>>
でも、そのまま御葬式は続けられた。
俺は後ろを振り返った。
誰かが居る気配がしたから。
すると……。
予想は的中。
黒い服に……。
血がついていない。
青ざめた顏。
それはこっくりさんだった……。
何でココに。
俺は光と真理と明奈を小声で呼んだ。
3人は後ろを振り向く。
そして真理は……。
声を押し殺して泣き始めた。
光はこっくりさんを睨んでいる。
だけど、こっくりさんは笑っている。
許せない。
生きている中で一番許せないのはこっくりさん。
俺たち4人はズットそう思い続けるだろう。
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