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255 エリーの誕生日1
採取が予定より早く終わったので、その足でアカデミーにドンケルハイトを売却に行った。
ドンケルハイトを7個売った。
残りの2個は、念の為に干してから持っておく。
これ、一応薬関係の調合にも使えるらしいし。
いずれ、賢者の石も作りたいからなぁ…。

ちなみに1個あたり300なんだけど、新鮮だったので少し色をつけてくれて、一つ330で買い取ってくれました。
合計銀貨2510枚の濡れ手に粟でした。

そのお金に銀貨500枚ばかりを追加して、解読書を購入。
これで、図書館で今まで読めなかった本も読めるようになると、スキップしながら家に帰りました。

家に帰ると、エリーが来ていてフラムの作り方を教えて欲しいと頼まれた。
まぁ、試験までまだ時間もあるから了承して、フラムの作り方を教えてあげた。
まぁ、おおらかなのも考え物だな(閑話参考)。

その時に、

「あ、エリー。今日誕生日だったよね?
 誕生日おめでとー。何が欲しい?」
「あ、そうだ。今日私の誕生日だ!」
「忘れてたんかい…」

色々考えたんだけど、エリーに相応しい物が分からなかったんだよねー…。
一瞬、チーズケーキを作って渡してやろうかと思ったけど、あれって調合レベル確か高かった筈だしねー。

「それでさ、何が欲しい?」
「……遠心分離器。あ、うそうそ。さすがに、あんな値段な代物を、強請らないって。えーとね、何貰っても嬉しいよ?」

エリーが首を傾げる。
うむむ、なんでもいいと言うのが、案外一番困るんだよねー…。

けど、遠心分離器まだ買ってなかったんかい、この娘は…。

「カスターニェ行きで思ったよりお金使っちゃったんだよね…。高いよね、槍って…」

まぁ、カスターニェの武器屋自体、ザールブルグより上質な鉄を使っているせいか高いからねー。エリーにとっては懐への大打撃だったんだろう。

まぁ、今現在エリーが欲しいのは遠心分離器か。
確かに買ったら900するから、高価には高価なんだけど、作れるからなー、これ。
次回のカスターニェ行きまでに作っておこうと思ったから、ちょうどいいと言えばちょうどいい。
材料は全部あるし。

「それにさ、私フレイの誕生日知らなかったら、何もあげてないから別にいいよ?」
「いや、私は人の誕生日を祝うのは大好きだから」

プレゼントに何をあげるか考えるのって楽しいよね。
ただ、エリーの場合はどうしても武器かなー、って考えになっちゃってさ…。
女のこの誕生日プレゼントに武器ってどーよ?

いや、喜んでくれるとは思うけどさ。

「まぁ、いいや。数日遅れるけど何か適当に見繕うわ」
「別にいいのに…。あ、だったら来年は楽しみにしていてね!
 今年の分も合わせて、おっきいの贈るから!」
「うん、期待しておくよ」

さて、エリーの調合の後片付けをして、私は自宅に帰った。

それにしても、妖精って本当半端ないよねー。
あのぐちゃぐちゃだった部屋が、ほんっっと元通りいや、エリーの普段の掃除具合から見て、元より以上に綺麗になってたよ。

でも、ようやくこれでエリーもレベル3の調合が出来たので、妖精たちがやってくるようになる。
良かった、これで掃除屋もやってきてくれる。
定期的に掃除してくれるから、一安心だ。


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