第15話:遠足へ Ⅱ
山中の森の奥へと消えていった二人の男共。
俺は何とか止めようとしたが・・・
「女子二人おいていけねー・・・」
どうする?
・・・・あー!もう!
「しょうがない!アイツらはほっといて、女子呼んでくるのが先だ!!」
ひとまず俺は、アイツらの事はほっておき、女子を呼んでくる事にした。
~~~~~~~~~~~
「桜ぁー!」
「なにぃ?」
「男子二人どっかいったんだけど・・・だから探しに行かなきゃならん。」
「・・・何何??いっぺんに言わないでよ。」
「だから、男二人が森ん中に入っていきましたっ!」
「で?春哉は何でここに居るの?」
「お前らが心配だから俺はこっちに来てやったんだよ。」
桜がサッと身を引いて
「私の為に!?」
何て言い出した。
「お前の背後にいる柊さんもな。」
「あ、そうだったね。」
とんだ天然ヤローだな。
「とりあえず、俺の話を聞いてくれよ。」
「うん。」
~~~~~~~
いきさつを一通り話した俺だったが、桜はいきなりこう切り出した。
「私達も行きましょう!」
「は、マジすか。」
まさかそんな言葉が出るなんて思わなかった。「キャーこわいぃ~」とか言って嫌がるかと思った。
そんなわけ無かったですね。すいません。
「話は全て・・・・聞きました・・・・」
「「柊さんっ!」」
横になっていた柊さんが、体を起こしてこちらへと顔を向ける。
「行きましょう。私も桜さんに賛成ですっ。」
「そんな!柊さんまで・・・」
「ほらねっ!モチロン春哉も行くっしょぉ!」
何故、桜がこんなにハイテンションかは知らないが、俺は当然自分から危険な所に行くのなんて、
正直・・・・嫌だ。
だけど、女子二人が行くって言い張ってるのに、男の俺が行かないとなっては、
ヘタレを見せ付けるだけだ。
「・・・しゃあーねぇ!!行ってやるよ!行けばいいんだろ?」
「それでこそ男だっ!」
桜が親指をビシッと立てて答えた。
~~~~~~
俺は早速さっき男子二人が消えた看板付近へ案内する。
「へぇ~これ?看板は。」
物珍しそうに桜が看板をジッと見つめている。
「地図が描いてありますね。メモしておきましょう。」
柊さんが、サッとメモ帳とペンを取り出して、地図をそれに書き込み始めた。
「あったまいい~♪」
思わず出たこの一言。すると、なぜか柊さんは俯いてそっぽを向いてしまった。
(アレ・・・なんか気に触ること言ったかな?)
~~~~~~~~~
「か、描けました・・・・」
「よしっじゃあ行こうか。」
まずは俺から森の中へと足を踏み入れ、その後ろから二人が付いてくる。
「ドキドキするね・・・」
桜の言ったそのドキドキは、楽しさから来るのか。それとも不安から来るのか。
俺はもちろん後者だね。
ホント久しぶりの更新です。
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