第12話:班編成Ⅰ
「遠足って何スかー??」
若林がすかさずツッコんだ。
「そのまんまよー♪」
ツッキーが言う。
つか、そのまんまって・・・マジで遠足行く気??
「早速だけど、班編成したいと思いま~す♪」
一斉にクラスの奴等があちらこちらで目で合図を交わしている。
一緒の班になろうと企てているのだろう。
俺は正直どの班でもいいんだよな・・・。
「じゃあ、先生くじ作ってきたから、皆引いてね~♪」
クラスの奴等が「ええええぇ~~」みたいな顔してる。
ざまぁ。
「一班5人で、同じ数字の書いてある人と班組んでねぇ~♪」
雑にダンボールの中に二つ折りにされた紙が散らばっている。
俺はその中から適当に引っつかむと、紙を開けた。
・・・・・・5番だ。
「春哉、何番??」
桜が俺の顔を覗きながら尋ねてきた。
つか、顔近い・・・・・。
「5番だけど。」
「わっ!私もだよ♪」
・・・・・・マジかよ。どうやら桜も一緒の班のようだ。
クラスの奴等の視線が痛い。(特に男子)
悔やんだ顔をして泣き出しそうな奴までいる。
「お~!俺5番だ!!誰??5番の人!!」
うるせぇな。もちろん声の主は鹿原だ。
「俺だ~。」
若林が返事をした。
「うわっ!若林かよ!」
どうやら俺らの班は、男子3人、女子2人の班になりそうだ。
「何だ、悪いのかよ。」
「いや、別に。」
鹿原と若林が変なやり取りをしている間、俺と桜の方に、一人の女の子がトテトテと小走りでやってきた。あまり、見たことの無い子だな・・・。
「あの~、お二人が5番ですか?私も5番なんですけど・・・。」
「そうだよ♪よろしくね、奏ちゃん。」
「はい、よろしくお願いします。」
俺と、同じ班になったこの子の名前は奏というようだ。
メガネをかけていて、身長もあまり高くは無い。
髪はボブな感じだ。
控えめでおっとりしていて読書が好きそうだ。
俺は桜にボソっと小声で話しかけた。
「こんな子居たっけ?」
桜がこっちを振り向くなり、頬をふくらませて言う。
「失礼だなぁ。クラスの人が誰だかもわかんないの??」
「あぁ、生憎あんま憶えてない。」
いや、憶える気がないだけだろうか。
「もぉ・・・・!この子の名前は柊 奏ちゃん。ちゃんと憶えてね!!」
ひいらぎ・・・かなでさんね・・・・。ハイ、憶えた!
「よろしく。柊さん。」
俺は挨拶がてら、柊さんに話しかけてみた。
「あ、は、はい。よろしくお願いします。楠木君。」
あわてて柊さんがペコっとお辞儀をしてきた。
あらあら、随分と可愛らしいこと。
「おーい、春哉、お前何番??」
そういや、若林たちの事忘れてた。
「お前らと同じ5番だよ。そしてこの二人も同じ班。」
俺は先ほどの二人に目線を向ける。
「うほっ!!!マジかよ!神崎さんと同じ!?」
鹿原が吼えてる。
「神崎さん、よろしくお願いします。」
鹿原が膝をついて手を桜に差し伸べている。
早っ!!いつのまに行ったんだあそこまで・・・。
「うん、よろしくね。」
桜がその手を握る。
「うほーーーーーーーーーーーーー!!!!」
鹿原がゴリラみたいに叫んでいる。バカかアイツは。
途端に鹿原は、男子が固まって話している所に猛ダッシュで駆けつけ、
「おい!お前ら!俺、神崎さんの手と握手したぞ!!俺、もう絶対手は洗わねぇ!!」
と、自慢のようなものを始めた。オイオイ・・・
つーか、それは汚ねぇだろ・・・・。
「俺もお願いしてこようかな・・・」
「バカな事言ってんな。」
若林も同じ事を言い始めたので、鹿原と同類になりたいのか?と促しておいた。
すると若林はあきらめたようにふてくされていた。
ていうか、まだ遠足行く目的も、場所もまだ何も聞いてないんだが・・・。
更新頻度が遅くなってます・・・。
できるだけ早くできるように頑張ってたんですけど、最近バタバタしてたもので・・・。
もうちょっと頑張ります。
相変わらず駄文ですが、感想いただけたら嬉しいです。
評価のほうもよろしくおねがいします。
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