第8話:ラブレター!?
入学式後の俺へのイジりはとどまる事を知らなかった。
「かっこよかったぞー。」
「ひゅーひゅー♪」
「イケメーン!!」
何だコレ。つーか俺イケメンじゃねーし。
褒められてんだか、イジられてんだか・・・
まぁ、きっと後者だろうな。
「いい話だったよ♪」
う、桜まで・・・もう、全部が褒めているようには聞こえてこない。
「もうやめろよお前ら・・・」
たまらず、イジりを拒絶した。
「つーかさー・・・」
ん? 鹿原がつぶやいた。
「楠木に話しかけた人・・・誰?相当な美人だったぞ。」
・・・・・あ。そういやぁそうだったな。
「顔はよく見えなかったし、俺は知らないけど??」
これは事実だ。
「生徒会長だ。」
ん?誰かがつぶやいた。
「あの!!あの!生徒会長だぞ!?お前ら知らんのか??」
若林だ。さすがデータベース。
「何でお前知ってんだよ。」
たまらず聞いてみる。
「俺に、この学校で、わからない美女・美少女がいると思うか??美女・美少女の事なら、顔と名前は完全網羅しているぞ。脳とノートにしっかり記録されている。」
こ・・・こやつ・・・。
「流石だな。」
鹿原が言う。何だコイツ。
「それほどでも・・・あるぜ。」
あんのかよ。
「そんで、その生徒会長、なんていう名前なんだよ。」
肝心の名前を聞いていなかったな。
「高嶺華 会長だ。憶えとけ。」
華先輩か・・・もし会ったらお礼言わないとな・・・。
・・・会うかもわかんないけど。
その日は軽いHRや、教科書配布などで1日が終わり、帰りの時間が近づいていた。
「春哉ぁ~、一緒に帰ろう??」
桜が話しかけてきた。・・・はぁ・・・この娘は・・・
「まわりにバレたらマズいだろ?一緒に帰ってる所なんか見られたら。」
「何で??」
桜は、恥ずかしいっていう感情はないのか?
しかも年頃の男子と。付き合ってもいないのに・・・
「付き合ってるワケでもないのに、一緒に帰ったりなんかしたら、変な噂が立つだろ??」
「だけど、朝は一緒に来たじゃん。」
「朝は、偶然会いました。で通るけど、帰りはそうもいかないだろ?」
「ぶぅぅ~~!!」
桜はほっぺをふくらまして、怒った表情を見せた。
・・・可愛いな。
桜はそのまま、教室を出て行ってしまった。
さてと・・・幸太と帰るか・・・。
「今日は一緒に帰れません。」
「うわっ!!」
背後から、幸太が現れた。
「驚かせんなよ・・・。」
「驚かせたつもりはないんだけど。」
「つか、それより、何で一緒に帰れねーんだよ。」
「今日はギャルゲの発売日だ!!」
こ・・・幸太の・・・・!!
「裏切りものぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
俺はノリで教室から飛び出した。
ノリで教室から飛び出したのはいいが、一緒に帰る相手がいない。
もう桜は帰っただろうし・・・
あ、榎本。
・・・・・・・・・桜と同じだな。変な噂が立つ。
「しゃーない。一人で帰るかぁ・・・」
下駄箱へと向かい、校内のスニーカーから、学校指定のローファーへと履き替える。
グシャッ
「ん??」
ローファーの中に何か入っている。
手に取ってみる。
・・・・・・・・・・それは、一枚の手紙だった。
「な・・・なんだコレ!?」
もしや・・・ラブレター!?
なーんて期待を馳せながら、俺は手紙を開いた。
「んーと・・・何々?? ”校門にて待ちます”?」
はい、新キャラ登場ですね。生徒会長です。
まだどういうキャラにするかは決めていないのですが・・・(汗)
まだまだ未熟ですが、次の話もどうぞ読んで下さい。お願いします。
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