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風が吹く、その向こう側で
作:広野沙良



 あらすじ
夏の初め、青い色をした風が吹くと一斉に庭の木々がざわめきをこぼし、それに答えるように風鈴がりん、と答える。貴方は頬に風を受けながら心地よさそうに目を細めた…


 Nコード
N6216D


 文字数(読了時間)
649文字(約2分)


 種別
通常小説[短編作品]




 ジャンル
恋愛

 カテゴリ
現代(モダン) 昭和 明治/大正 

パソコンで投稿されました
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 キーワード
悲恋 恋愛 短編 ショート 


 出だし150文字
―――りん。すずやかな鈴の音が鳴る。暑さの苦手な貴方が少しでも涼やかな気持ちになれるならと、私は毎年梅雨が終わると縁側に風鈴をつり下げていた。ガラスでできたそれには真っ赤な金魚がゆらゆらと泳いでいて私のお気に入りだった。風鈴を揺らしたその風はゆるりと畳を這いながら、頬を撫で、髪を揺ら




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