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200文字小説「天井」

作者: 丸屋嗣也

 僕の頭の上には天井がある。

 誰にも見えないらしいが、僕には見える。

 子供の頃には僕のはるか上にその天井があった。だが、社会人になった頃には頭すれすれのところに天井がやって来てしまった。僕が成長したのかそれとも天井が落ちてきたのかは分からない。

 中年と呼ばれる年になると、天井は僕に直立を諦めさせるほどの低さになってしまった。

 僕は今、日に日に低くなる天井に息苦しさを感じながら、膝を屈して日々を過ごしている。


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