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詩集 ポエジー
作:庵田氏



第2歌


■バカ丸出しで
  

ムシャクシャしていて
無茶苦茶にムシャクシャしていて
どうしようもなくムシャクシャしていて

とうとう何かが切れた




家を飛び出して
街中を走り出す

バカ丸出しで



体を自由にくねらせ
飛んだり跳ねたり回ったり
意味を成さない奇声を上げる




擦れ違う誰もが見ていた
その視線がまた心地よく
ますます熱を帯びさせ
動きを激しくさせる




じっと見ている奴がいた
いきなり近づいて来て
一緒に走り出す

バカ丸出しで




気づけば3人になっていた




俺達は思った
世の中の誰もが
ついて来ればいい

バカ丸出しで






散々そうしたあと
疲れ果てた俺達は
それぞれの家路につく

やりとげた
すがすがしい気持ちで






少々の世間体くらい
いまさら気にしても
しょうがない






何かを破った心に
夕日がしみた
              
           
             







■私はしらない



私の目に見える全てのものが
色あせてしまった

私は愛すべきものを知らない



私の耳がとらえていた全ての音という音が
乾いてしまった

私は興味と言うものを知らない



私を包んでいた体のぬくもりが
すっかり冷えてしまった

私はどこにあるべきかを知らない
               













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