河野裕一の事件簿! 3殺目(8/8)縦書き表示RDF


河野裕一の事件簿! 3殺目
作:Daisy Katsura



容疑者指名、まさかの大逆転!?


裕二の手配により四人の容疑者が集められた。
隆:「は、犯人が解ったって本当ですか、刑事さん!?」
と、新田が驚きながら言った。
それに続いて、奥山も驚きながら「誰が殺したの!?」と言った。
更に、如月と栗原も驚いている。
春美:「ねぇ、貴方はこの中に犯人がいると思ってるの?」
裕一:「えぇ、犯人は間違い無くこの中にいます!」
伸介:「面白そうだな。
君の話を聞かせてくれないか。
皆もこの名探偵の推理ショー聞きたいでしょ?」
千春:「勿論じゃない。
是非聞きたいわ。」
裕一は推理した事を話し始めた。
裕一:「先ず、事件は神代 鉄矢さんが殺害されたと言う事ですが、最初の捜査では通り魔の犯行だと思わされていました。
しかし、これは犯人によって巧妙に仕組まれた計画殺人だったのです。」
全員が驚く。
裕二警部:「それってどう言う事だ!?
ただ殺害するんならそんなに計画的に犯行を行わなくても良いだろう?
それとも、通り魔の犯行に思わせる必要があったのか?」
裕一:「その通り、犯人は自分を警察の疑いの目から遠ざける為に通り魔の犯行の様に思わせたんだ。
事件のあった日、恐らく被害者は殺される二日前に付き合い始めた女性に交番へ会いに行く予定だった。
あの道は交番へ行く道ですからね。
そうなんでしょ姉さん?」
美穂:「うん、あの日は鉄矢と会う約束をしていたわ。」
春美:「そ、それじゃあ・・・。
美穂さんが彼を?」
待て待て、そんな事は誰も言ってはいない。
美穂:「待って、何であたしが殺さなきゃいけないのよ!?」
裕一:「姉さんは神代さんを殺してなんかいませんよ。
それに、姉さんにアリバイがあるから殺害は無理だ。」
春美:「でも、何かトリックを使えば可能なんじゃないの?」
裕一:「では、そのトリックは何ですか?」
春美:「例えば・・・予め交番の同僚に話を合わせる様にお願いをしてから殺害現場に行き、鉄矢を殺害してから交番に戻り、後で呼び出された時にのこのこと現場に戻ってくる。
そうすれば美穂に殺害は可能よ?」
如月の奴、美穂に全ての罪を着せるつもりなのか?
裕一:「確かに、その方法なら姉さんにも殺害は可能です。
しかし、それならアリバイの無い貴方はどうなんですか?」
春美:「待って、私にはジュエリークラブにいたと言うアリバイがあるわ。」
裕一:「本当にそうですか?
実は、貴方のアリバイが崩れたんですよ!
ジュエリークラブで聞きましたよ。
事件のあった日はクラブには出勤していなかったそうですね。」
春美:「そ、そんなの、同僚が私をはめようとしているだけよ!」
裕一:「そんなのはどうでも良い事です。
今は事件の真相について話しているんです・・・。
犯人は如月 春美さん、貴方ですね?」
皆が驚く・・・。
春美:「待ってよ、私は鉄矢を殺してなんかいないわ!
殺したのは、そこにいる美穂よ!
私、見ちゃったの。
一昨日おととい、美穂と鉄矢が争っている所を。」
こ、これは最大の武器だな。
こんなのも用意していたのか・・・。
美穂:「確かに、彼とは一昨日言い争っていたわ。
でも、そんな事で殺そうなんて思いはしないわよ。」
その通り、美穂は殺害なんてしていない。
春美:「それじゃあ、美穂の手提げてさげかばんの中に入っているのは何?」
裕二はおもむろに美穂の鞄を取り上げて中身を確認した。
すると、血の付いた包丁が入っていた。
って、何で入ってんだ!?
裕二警部:「美穂、これはどういう事だ!?」
裕二が半分怒りながら言う。
美穂:「こ、こんなの知らないわ!?
一体、誰が入れたのよ!?」
春美:「とぼけても無駄よ。
私、見ちゃったんだから。
貴方がその包丁で鉄矢を殺した後、その包丁を鞄にしまった所を。」
な、何!?
どういう事だ!?
犯人は如月じゃないのか!?
それとも、今までの事で何か見落としていたのか!?
裕一:「・・・・・・・・・。」
裕一は反論する事が出来なかった。
こんなにも証拠が揃っていては弁護のしようが無い・・・。
裕一:「(こ、ここで落ちたら終わりだ。
ここはせめてハッタリで誤魔化そう。)」
裕一はそう思ってハッタリで誤魔化す事にした。
裕一:「それは、貴方が姉さんに罪を着せる為にこっそり入れた物なんじゃないんですか!?」
春美:「はぁ、何?
貴方は私が犯人だって言うの!?
ふざけないで!
私は殺してなんかいないわ!
それに、凶器なら美穂の鞄から出て来たじゃないの!
犯人は美穂で決まりよ!」
そこへ、高木刑事が言い知らせを持って来た。
高木刑事:「警部、害者の体内からジュエリークラブのマークが入ったボタンが出て来ました。」
ボタン!?
これは起死回生のチャンスだ!
裕一:「如月さん、このボタン・・・貴方のですね?」
春美:「な、何を証拠に!?」
裕一:「如月さん・・・。
まだお分かりになりませんか?
このボタンは被害者が最後に残したダイイングメッセージなんですよ!」
春美:「ど、どういう事!?」
裕一:「これは、神代さんが貴方にられた事を伝える為に、貴方の服からボタンをちぎって飲み込んだ物です。
如月さんの服の右袖のボタン・・・どうして取れているんですか!?」
如月は、全てを認めるかの様にその場に膝を付いた・・・。
春美:「わ、私がりました。
私、あの人が許せなかった・・・。
全ては事件の二日前・・・。
彼は毎日来ていてくれたわ。
でも、その日から突然来なくなったの。
それで、次の日に何故来なかったのか確かめようと思って、彼の家に行って待ち伏せをして彼の跡を付けたわ・・・。
そしたら見たのよ。
彼が美穂と会っている所を。
彼ったら、美穂とキスをしてたわ。
あの時はばかりは裏切られたと思ったわ。
その時に殺意が芽生えたのよ。
だけど、ただ殺すんじゃ面白くないと思って美穂に全ての罪を着せてやろうと・・・。
全て完璧だと思ってた・・・。
でも、結局最後にはバレてしまうのね・・・。
探偵さん、全て貴方の言う通りよ。」
裕一:「人の物を盗む奴はもっと大事な物を無くす・・・。
貴方は人の命を奪ってしまった・・・。
それが災いして人生の道を踏み外してしまった様ですね・・・。」
如月は泣き出した。
春美:「う・・うう・・・う・・・う・・・・うう・・・。」
高木刑事は、如月に手錠を掛け、パトカーを乗せ様とした。
裕一:「待って下さい、まだ全ての謎は解けていません・・・。」
春美:「え?」
裕一:「包丁ですよ・・・。
なぜ姉さんの鞄に?」
春美:「そんなの簡単よ。
鉄矢を殺した後に交番に行ったの。
そこで美穂の鞄に血の付いた包丁をこっそり入れたのよ。」
裕一:「交番に行ったんなら、何故その時に自首をしなかったんですか?」
春美:「それは、高校の時に、美穂から酷い目に遭わされたからかな。
私、心のどこかで美穂の事を恨んでたのかもしれない・・・。」
そう言ったっきり、如月は黙ってしまった・・・。
美穂:「春美、ごめんね・・・・。」
美穂は如月に涙を流しながら謝った。
春美:「花は全ての女性を輝かせる。
そんなに泣いてしまっては、せっかくの美貌が台無しよ?」
確かにそうだ・・・。
美穂:「そうだね・・・。」
美穂は涙をこらえながら如月を見送った・・・。


正直自分で決めた設定に焦りました。
何せ、美穂に罪を着せて良い物なのかと・・・。
所で、皆さんはどの辺で犯人に気づいてましたか?













ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




BACK | TOP


小説家になろう