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はじめまして、rougeです。
初の短編小説です。
みなさんの役に立てたら嬉しいです。
大切なこと
作:rouge


つまらない生活の中で僕は唯一楽しいことがあった。
それは他愛も無い普通のことだ。
学校でぎゃあぎゃあ騒いで笑う。
それだけがまぁ一日の大半の日課であり、楽しみでもあった。
しかし僕は一度だけその楽しみを失ったことがある。
友達と喧嘩してしまった。
そんな些細なことが原因で誰ともあまり話さなくなった。
今更だが、僕はそのとき中学3年生の受験生だった。
残りの登校日数もあと40日を切ったところだった。
そんなころだった、ということもあったからか、まぁいいだろうと思えた。
授業中も騒ぐことなく、しっかりと授業に集中できた。
その後もほとんど何も喋らない日が続いた。
もし喋ったとしても学校が行っているアンケートを集めるときに
「はいこれ。」
「うん。」
と言うくらいだ。
そんな時、喧嘩をする前のことを思い出した。
とても楽しかった。
それが日常だった。
前のように戻りたい。
そう思えた。
そう思った途端に喧嘩をした時よりも、もっと些細なことで話すようになった。
それは、ここの中学校の良さを知ってもらうためにクラスで話し合おう、と言うテーマの学習だった。
初めは気まずい空気が流れたが少しずつ話すことができた。
次の日はもう少し話すことができた。
その次の日は笑って話すことができた。
その次の日は学校が楽しく感じられた。
その次の日は休日だった。
話さなくなってからは、学校に行きたいとは思わなかったが、行きたいと思えた。
もう気づいたら残りの日数は21日だった。
大切な時間なのに必要の無い時間を過ごしてしまった。
しかし、それ以上に大切なものを手に入れることができた。
だから必要のない時間ではなかったのかもしれない。
どれだけ喧嘩しても絆は断ち切ることはできないってことが分かった。
これから友達と喧嘩することは絶対ないだろう。
もし、したところで大切なことに気づけたから次は無駄な時間を過ごすことはないだろう。
そう。勇気を出せばいいんだ。
「ゴメンね。」
の一言で大切なものに気づけるんだ。


最後まで読んでいただき、有難うございました。
少しは教訓となっていただけたでしょうか?
「僕」が得た大切なものは友達との絆の深まりよりも、その絆を深めるための勇気だったのかもしれませんね。
これからもrougeをよろしくお願いします。













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