「おっほっほっほっほ」
「おまえなぁ。なんだよ、その貴族みたいな笑い方は」
良彦は、なんかムカついたので殴った。
「おっほっほっほっほ」
殴られたのにまだ笑ってる。どうなってんの、これ。
「おまえなぁ。そんな風だとカノジョとかできないよ」
「おっほっほっほっほ」
良彦は気味が悪くなってきた。いったい、こいつ、いつまで笑ってるつもりなんだ。
もう一回殴ってみた。
「おっほっほっほっほ」
やっぱり笑ってる。
今度は蹴飛ばしてみた。
「おっほっほっほっほ」
まだ笑ってる。
こうなったら、体を持ち上げて、二階から放り投げてみた。
「おっほっほっほっほ」
庭にぶっ倒れながら笑ってる。
こうなってくると不気味というよりは、ええ根性しとるわい、という感じである。
良彦は、なんだか彼のことが気に入ってきて、階段を下りて庭まで行くと、彼に手を差し伸べ、起こしてあげた。
「おっほっほっほっほ」
「オレ、お前のことがなんか気に入っちゃったよ。だから、これでも取っておきな」
そう言って、良彦がそいつの手に万札を握らすと、
「ふざけんなぁーーー!」
急に怒鳴った。
良彦はビクッとした。あ、あれ。な、なんでですのん・・・・・。
良彦は、金額が少なかったのかな、と思い、もう一万円握らせた。
「ぶっ殺すぞーーー!」
急に殴りかかってきた。
????????????????
良彦はわけがわからなくなってきた。お金がきらいなのか?
「お金がきらいなのかい?」
「おっほっほっほっほ」
きらいではないらしい。
「じゃーなんでオレを殴ろうとしたの?」
「おっほっほっほっほ」
よくわからない。
とりあえず、金は失礼なのかな、と思い、ケーキをあげてみた。
「おっほっほっほっほ」
ケーキはいいようだ。ぱくぱく食ってる。
試しに、キスしてみた。
「おっほっほっほっほ」
キスもいいようだ。
「ではこいつは・・・・・?」
良彦は、頭をなでてみた。
「ふざけんなぁーーーーー!」
基準がようわからん。(了) |