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第五章~自分色~

結構ヒトによって性格がカナリ違うと思います

そういう意味も込めてキャラ設定は固定しました


まだまだ続きますので是非ご覧ください

以前親父の知り合いの孝弘たかひろさんという人がギターをかじっていた。コードがどうのこうのとうんちくを垂れていた気がする。僕はそのコードとやらを暗記すると思うと憂鬱になる。

昼休み、よい子の僕(実際はそんなによい子ではないが)は先輩に呼び出しを喰らった。あの人ならいきなり軍隊の一員として第一線で活躍しろなどと言い出しかねない・・・

「ガキンチョ、つまらない休み時間にごめんよ」

おかしくないか?今の言い回し・・・

「ところでガキンチョ、チューニングはマスターしたか?」

「はい ほぼできるようになりました。」

「問題!」

へ?・・・

「ギターが上手くなるにはどうすればいいでしょう?」

困った・・・ギターをチューニング以外触ったことのない僕にとっては難問だった。

そこで孝弘さんのことを思い出す

「コードを暗記することです」

「馬鹿者」

おかしいよね?いま確かに馬鹿って言われたよ・・・

  「じゃあ何なんですか?」

  「答えは『楽しく弾くこと』だよ。楽しく弾いて自分色にそのフェンダーを染めるんだ!」

  「ううーん」

沈黙の嵐 だっていきなりギターを染めるとか言われても解らないから

 するとピンと背筋を伸ばしわざとらしいくらい姿勢良く立った先輩がいきなりこういった。

「わからないんだったら、やってみようよ?だって好きでここに入ったんだろ?」

半分強制的だったことをお忘れですか?

  「先輩、話を断ち切るようですが部の名前はなんていうんですか?」

  「メロディアスだよ。さあ どうでもいいから帰ってチューニングしてアンプにぶち込め!もうそろそろ時間もおしているから!」

帰宅後アンプの電源を付ける。良い感じ。


 「とにかく弾け」

という正人先輩の言葉には戸惑ったが、正人先輩曰く


『型を気にするより我流で弾いて、こう押さえればこの音が出るという感覚を自分の身体に染み込ませたほうが良いしそれがロックンローラーという物だ』


ということらしいが・・・

なんせ初のギターである。弾いても弾いてもジャーンとかジャカジャカジャーンなどと、全くメロディにならないまま夜が更ける。

床についたとき正人先輩に言われたことを思い出す。

 「それを我慢強く続けてればな、馬鹿でも良い線までは行くんだよ。問題はその後だ。」

意味深な言葉が響き渡る中僕は眠りについた

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