温泉旅行
朝起きて、歯磨いて、風呂入って、朝食を摂りながらテレビを見る。
それがジュンの日課。
「ピンポーン」と、自宅のチャイムが鳴る。
ジュンは、インターホンを取る。
ジュン:「はい、どちら様ですか?」
裕一:「俺、裕一だけど。」
ジュンは、受話器を置くと、玄関へ向かった。
ジュン:「何か用?」
裕一:「いきなりで悪いんだけど、温泉旅行に行かないか?」
ジュン:「何で?」
裕一:「実は、旅行券が余ったんだよ。
4組の真理ちゃんに誘われていたんだけど、親の都合で行けなくなったらしいって言うんで、一枚くれたんだ。
だから、その・・・。」
ジュン:「良いよ、行こう?」
裕一:「あぁ。」
ジュン:「で、何時なの?」
裕一:「えーと、明日だ。」
と言う事で翌日。
ジュンは旅行へ行く準備をしていた・・・。
まぁ、旅行と言っても日帰りの温泉旅行だからそんなに必要は無いだろう・・・。
そして、準備を終えたジュンは待ち合わせ場所の東京駅に向かった。
ジュン:「ごめーん、待った?」
裕一:「1秒遅刻。」
ジュン:「1秒って、そこまできっちり合わせなきゃいけないんかい!?」
裕一:「うん。」
ジュン:「す、ストレート過ぎ・・・。
裕一君さぁ、もう少し、優しい人間になったら?
そんなんじゃ、女の子に嫌われるよ?」
裕一:「お前が言うな。」
ジュン:「酷い・・・。
折角楽しみにしてたのに・・・。
あたし、帰ろうかな?」
裕一:「じょ、冗談だって!
と、兎に角、早く行かないと間に合わなくなるぞ?」
と言う訳で、二人は電車に乗り、温泉旅館へ向かった・・・。
乗ってから2時間くらい経過しただろうか、電車は目的の駅に到着した。
二人は、駅から旅館までの間を走っている無料送迎バスに乗った。
そして、数分が経った頃、バスは旅館に辿り着いた・・・。
だが・・・・・・・・・。
ジュン:「これって本当に旅館なの?」
裕一:「旅行券によるとそうなってるが・・・。
それにしても、やけにボロイな・・・。」
ジュン:「ま、折角来たんだし、入ってみようよ!」
裕一:「そうだな・・・。」
二人は、そのボロ旅館に入って行った・・・。
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