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  あの日 作者:春桜
死神がよくわかってません。ざんぱくとうのぱくって字もわかりません。
29 アイーアツブス



シンは死神を睨むと黒崎と心春を抱え一瞬で消え去った。腕を斬られた千石がぜぇぜぇと息をしていた。
「なんや....あいつ....。」
「彼は...あのアランカルにそっくりだな。驚いたよ。」
「う、浮竹はん。腕は...治るんかなぁ?....。」
「わからない。君は四番隊に行ったほうがいい。」
「は....はぁ...。あいつ.....絶対許さんで...。」
浮竹は彼の目がギラギラと揺れ、殺気溢れているのに気が付いた。
「俺は....総隊長に知らせて彼らを捜索しよう。ほかの隊長格にも協力してもらおう。」











人目のつかない森で三人は空から降りた。シンは自分の剣を鞘に入れ、黒崎を睨む。
「シ...がはっ...!」
黒崎は思いっきりシンに殴られていた。黒崎は少し吹っ飛んで頬を膨らませる。
「シン!やめてよ!何するの!?」
「黙ってろ。」
シンは心春に冷たく言った。心春は初めてのシンの顔に心底驚いた。
「貴様はこんなもので済むと思っているのか?全く心底自分に腹が立つ。貴様のような甘ったれな死神を心春の気持ちを汲んで生かしておくのが間違いだった。さっさと殺しておけばよかった。」
「・・・・・悪い。」
「言え。心春を殺すつもりでここに連れてきたのか?」
「違う!俺はもう井上もお前も殺したくない!信じてくれ!」
「貴様の言葉など信じん。どちらでも結果は同じことだ。」
「どういう....。」
「俺は貴様ら死神などに命をくれてやる気は毛頭ない。俺は心春をここから連れ出す。貴様は俺に利用されるのだ。貴様の価値は俺が決める。いらないと思えば俺が貴様を殺す。」
そう言って黒崎の斬魂刀を取り上げた。黒崎は何も反抗しなかった。
「わかっているだろうな。貴様が心春に危害を加えれば貴様の大切な人間すべて俺が消す。下手なまねはするなよ。」
「ちょっと待ってよ!シン!」
心春はシンの腕をしっかりとつかんだ。
「黒崎君は本当に私たちを殺す気はないんだよ!ちゃんとさっきの隊長さんのところで言ってくれたもん!どうしてシンは....ここに来たのよ!私は私なりにシンを守りたくて...だから...だからっ!」
心春の目から涙があふれ出した。シンは見たくないのか目を閉じた。
「心春...。わかっている。お前がこの男を信用していることぐらい。お前はお前の力に屈しないぐらい強い。でも俺はお前ほど強くない。俺は弱い。今にも不安で仕方がない。いつこの心が壊れるかわからない。でも俺はお前が必要なんだ。俺はお前がほしい。俺はお前を守る。そのためならどんなこともできる。だから俺はここに来た。」
シンは黒く輝く目を向ける。心春にはそれが赤く見えた。
「シン....。」
「黒崎。」
「何だ...?」
「今。貴様の考えていることはなんだ?」
黒崎は一瞬ふっと笑った。
「俺はお前と同じだぜ。井上をここから連れ出す。」
「いいだろう。貴様を信用はしていないが俺が貴様を飼ってやろう。」






「まずはここから動こう。多分。浮竹隊長は総隊長に知らせてるだろうからな...。まぁ今の総隊長は前の総隊長より気まぐれだからな。大丈夫だとは思う....。」
「何が大丈夫なの?」
「最悪なシナリオさ。総隊長が出て俺らを殺すこと。」
「!!」
「気まぐれだから来る可能性もゼロじゃないけど低確率。あの人が戦った姿を知るのは限られた人だけだ。.....でも隊長格は俺らを探すかも。親父がやった旅禍の一件みたいにな。まぁあれは異例だけどな。」
「これからどうしたら....。」
「浮竹隊長が知らせたならもう俺の地獄蝶は使えないな...。」
そう言って黒崎は動き出す。シンは心春を抱いて黒崎に続いた。
「あの人に頼ろう。」
「?誰だ?」
月姫つきひめ。」
「月姫?」
「俺の....母親だよ。」






某漫画のことじゃないっす。総隊長は引退しました。オリジナルな方がしております。今後出てくるかな?


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