第十四話 クラスの分け方
「あの・・・・これは何ですか?」
二人に連れられて、ついた場所は変わった所だった。
「魔方陣?」
ついた場所には魔方陣があった。それもかなりの大きさ。
前に魔道具を申請しに行った時と同じ位の大きさだが、少し変わった形をしていた。
その魔方陣は『円形』ではなく『六角形』だからだ。
「この魔方陣は・・・・まあ、乗れば分かる」
説明よりも実際にやった方が早いと判断して、楓さんがその魔方陣の中に入っていった。
「ちゃんと見ておくんだぞ」
そう言って、一言。
「跳躍」
そう唱えた。
その瞬間。
楓さんの姿が消えた。
「え!ど、何処に行ったの?」
僕が不思議に思っていたら。
「自分のクラスに行ったんだよ」
宗助がよく分からない事を言った。
「自分のクラス?」
どう言うことだ?
「この魔方陣は『クラス分け』の役目があるんだよ」
クラス分けの役目?
何だそりゃ?
「簡単に説明すると、この魔方陣の上で呪文を唱えたら、自分のクラスに行けるんだよ」
「・・・・・為るほど」
とどのつまり、この魔方陣の上に乗れば自分のクラスに行けるって事だな。
なかなか便利なものだ。
「でも欠点があって『つくまで自分のクラスが分からない』ってことなんだよね」
確かにそれも一理あるな。
この方法だと、友達と同じクラスになれるかが分からないからな。
「まあこの方法は、学校の伝統みたいなものだからね」
「やっぱり、どの学校にも伝統はあるんだな」
「・・・・伝統があるのは学校だけとは限らないけどね」
宗助が苦笑しながら言った。
「それよりも、早く行かないとまずいんじゃない?」
「え?なんで?」
「楓が痺れを切らしてこっちに来るかもしれないから」
・・・・・楓さんって、どんだけ短気なんだ?
そう思いながらも、僕と宗助は魔方陣の中に入って。
「「跳躍」」
二人同時に唱えた。
そして付いた先はには・・・・・。
「俺の歌をきけえぇえぇ!!!」
見慣れた馬鹿(志穂さん)が居ました。
しかもはた迷惑な事に歌を歌っている。
「むっ?」
その馬鹿はこちらを見て。
「・・・・・あれ?なんで翔がここに居るんだ?」
今頃気付いたのかよ。
しかもかなり驚いているし。
「おかしいな・・・・呪文を間違えたか?」
何か一人でぶつぶつ言い出した志穂さん。
そんな時だった。
「もしかして・・・・翔?」
「ん?」
誰かが僕を呼んだ気がして、後ろを振り向いたら。
「え!?」
そこにいた人物はリンであった。
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