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小説とは言えないものです。世界陸上に乗っかりました。
滝目翠の陸上征服
作:黒桐梓


 どうも皆さん、氷室敏哉ひむろ としやです。毎日暑いですね。
俺は毎日散々です。転校したいです。

 ……と、まあ日々積もった愚痴はさて置き。今日は体育祭。
普通ならかったるいとか無駄に張り切る奴とかいるんじゃないか?しかしこの学校の体育祭は想像以上に狂っています。
まず生徒会長が紺野雛こんの ひなというところでおかしいのに、さらにこのクラスの学級委員はあの最強の馬鹿、滝目翠たきめ みどりだ。
確実に何かが起きるでしょうな、某執事コメディーの主人公みたいに不幸が降ってくるのが目に見えている。
 あ、やっと校長の長い長い話が終わったよ。てかその前に何人か担架で運ばれてるがこの学校は大丈夫なんだろうか、校長の話長すぎだろ。
紺野さんなんか団扇うちわ扇いで地面に堂々と座ってるしね、誰かあの人を生徒会長から引きずり下ろしてくれ。

「次は生徒会長挨拶です」

 おっと、次は紺野さんの出番か、やっと立ったよあの人。紺野さんは紅い長髪を揺らしながらマイクに向かう。
――なんでモデル歩きなんだ?

「あー、皆さんこんばんわ。今日はこんな綺麗な夜空に見舞われ、オリオン座も輝いています」

 ……どこからつっ込もうか。
まず今夜じゃないからね、うん。○純の天気予報が外れて見事なまでに快晴だから。そしてオリオン座はたしか冬の星座だから、今は六月ですよ紺野さん。
え? 本当に冬なのか、だって? どっちでもいいじゃんそんなの、自分で調べろ!
そして突っ込み所満載の挨拶は尚続く。

「えー、今地球温暖化で人類は危ういのに我々は体育祭なんかしてていいんでしょうか?こんな面倒な体育祭よりゴミ削減に向けて動きだしたほうがいいんじゃないでしょうか」

 紺野さん、魂胆が丸見えです。あんたただ体育祭が面倒なだけだろ。その前にここは演説会場じゃない、そんなくだらん演説は環境省にでも訴えてくれ。まあ、その前にゴミを削減したところで砂漠化やら酸性雨やら森林伐採なんかでどっちにしたって温暖化は止まらんがな。

「えー、最後に一言!」

 あーやっと最後ですか紺野さん。挨拶らしい挨拶なんか一ミクロンもしてないですがね。最後くらいちゃんとした言葉で閉めてちゃっちゃと競技を始めてくださいよ会長。

「人は皆いつか死ぬのよ」

 怖ぇぇよ!
生徒会長の挨拶の閉めの言葉とは思えねぇな!その前に生徒がダークなこと言ってんのに、教師は何で携帯"いじくってたりキ○の旅読んでたりしてんだよ!時○沢先生は大喜びだが生徒は頭にきてんぞ?その前になんでキ○なんだ!?気になるわ!
 ――とやっぱり狂った開会式を終え、やっと競技に移った。まあ開会式以上のことが起きるのは俺の電波的なものが告げてるがな。


 俺が出る競技は午前中の団体競技と最後の占めである混合リレーだ。
え? 普通大縄とかじゃねぇの?とか言っても無駄たぞ、この学校は。

 最初の競技は100m走だな、あの直線走るやつね。一番最初の組、まあこれは一年だからスルーして……と思うだろ? 違うんだな、この学校はなんかあると俺は思うがね。
と俺は運動場の走るレーンに目をやる。
なんか一人だけ黒人いねぇか?俺の見間違えか?疲れてんのか?
と思ってる中、その問題の黒人のいる第5レーンがアナウンスで紹介された。

『第5レーン。タイ○ン・ゲイ選手!』

 ……○イ!? ちょっと待て! なんで三冠を達成した金メダリストのタイ○ン・ゲイがいるんだよ!? 
いくらこの学校が狂ってるっからって、○イがこんな学校にいたら大問題だろ!?
もう一位確定っていうか、勝てねぇよ。この学校に100mを9秒で走れる奴なんて存在しねぇよ。
そんなこと考えてたらピストルが鳴った。
……凄ぇな、この学校。金メダリストの走りが生で見れるんだぜ?
 あ、あとどうでもいいけど土○選手銅メダルおめでとうございます。


 えーっと、次の競技は?
……棒高跳び? なんで体育祭で棒高跳びやるんだ?
そしてこの競技は紺野さんと翠が出場している。何もなかったらそれはもうハ○テに一日不幸が起こらないくらい凄いな。
ふと目をやると紺野さんは青いジャージで顔にタオルをかけて寝ていた。イシンバ○ワか!? イシンバ○ワのつもりなのか!?
 そして翠は……

「ハアッ!」

 丁度一回目の跳躍を成功させたところだった。なかなかいいジャンプだな、スカウトはされないが。
そしてマットに着地し立ち上がると高々と左腕を天に突き上げ、

「超気持ちいぃ!」

 ……。○島!? 陸上ですらねぇ!てか1m95の跳躍でそんな喜ぶな!世界陸上じゃそれを背面跳びするんだぞ!?
で。紺野さんはパス続き。本気でイシンバ○ワのつもりのようだな。


 現在の高さ5m02cm。
……ワールドレコード!? ワールドレコードに挑戦すんのか!?
んで、挑戦するのは……

「私に不可能はない!」

 紺野さんか。この人なら越えられそうな気がしなくもないよ……。
ちなみに翠は2mで落選した。
紺野さんは棒を肩に乗せ、走り出した。なんか本当に世界陸上に出てる選手みたいに格好がなってんだけど、気のせいだろうか。
そして棒をバーの前に突き立て、一気にバーの高さまで突きあがる。棒高跳びの選手は逆立ちができることが必須らしい、紺野さんが逆立ち出来るかは知らないがな。
手から棒を離すとまるで太刀魚のように紺野さんの体が一直線に伸び、足がバーの高さを超える。
駄目だ、あれじゃ届かない。さすがの紺野さんでも世界記録は超えられんだろう、――と思った刹那。紺野は手で何かを押す仕草をした瞬間、紺野さんの体は浮き上がりバーを越えた。

 月○か!? 月○が使えるのか紺野さんは!? 
と。かくして、紺野さんはワールドレコーズを超えてしまったという。【ちなみに申請とかしないと記録にはなりませんよ】


 そろそろ作者がキツいらしいから最後の混合リレーに行くってさ。文句なら作者に言えよ?

 俺が走るのは四人中三走者目だ。
さて、ここで問題だ。何キロ走ると思う?
……この学校を甘く見たな。正解は42.195kmだ。そう、フルマラソンだよ。
この42.195kmを四人で走るんだ。10×10×10×12.195kmって具合にな。馬鹿らしいだろ?
さて、作者がしんどくなってきたらしいからそろそろ俺にバトンが来るね、絶対。

「ハァ……ハァ……」

 ほらな、来た。
またなんかあんだろうな、と思いながらバトンを貰う。それで当然のごとく隣を見たわけだ。
で、今度は綺麗なまでな白人がいたわけよ。

『さぁー!ついに第三走者のP・ラド○リフにバトンが渡ったぁぁ!!』

 え? 今回世界陸上に出てなくね? てかなんでヌデ○バじゃなくてラド○リフ?
って言ってる間にもうラド○リフ選手は見えないしね。速ぇなぁ……。
あきらめるか……。
 どうでもいいけど改めて、銅メダルおめでとうございます。


 さて、今回作者はいい加減すぎだな。もう表彰だよ。前にある巨大なテレビは何だろうね。
何? 夏休み終わるからグレてる? 知らねぇよ。数学の補修喰らったからって小説に八つ当たりすんなよ。
ちなみに俺のクラスは4組中3位に終わった。いや二年生中だよ? 総合ではぶっちぎりで紺野さんのクラスが一位だよ。だって世界記録だぜ?

 

 ……え? もう終わりだって?
『そんな馬鹿な〜』
は?飽きた? 殺すぞ梓君。だってまた第三の馬鹿が出てないじゃないか?

 
 梓『きっと次は出るさ……』


 作者と格闘してる間に整理体操が始まったようだ。ちっ……悪運が強いな……。
そしてここで謎の巨大テレビが登場した。何? 撮ったのか?
……そんなわけなかった。
映ったのはどこかで見覚えのある黒人。そう……

「さぁ!整理体操はビリーズ・ブート・キャ○プだ!」

 


 












 どんなオチだよ!?


第三弾もあります。適当すぎてごめんなさい。













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