木之本ジュンの華麗なる推理!(河野裕一の事件簿より)(7/8)縦書き表示RDF


木之本ジュンの華麗なる推理!(河野裕一の事件簿より)
作:Daisy Katsura



市ノ瀬 数葉との面会


ジュンは、提無逗ていむず公園に来ていた・・・。
理由は、極々偶にだが、ベンチに座って読書をしていると言う市ノ瀬 数葉と会う為だ。
ジュンは、辺りを見渡した・・・。
すると、一人の可愛い女の子がベンチに座って読書をしていた・・・。
その子の髪型はポニーテール、服装は制服。
おまけに、ジュンより可愛かった・・・。(木之本さん、御免なさい。)
恐らく、高校の制服だろう・・・。
ジュンは、その子の方へ歩み寄った・・・。
ジュン:「貴方が市ノ瀬 数葉さんですね?」
しかし、反応は無かった・・・。
ジュン:「あのー。」
無表情だ・・・。
読書に集中しているのだろうか?
次に、ジュンが取った行動は、彼女が読んでる本を奪い取る事だった。
ジュンは、彼女の本を奪い取った。
数葉:「ちょっと、何すんの!?」
市ノ瀬は、怒ってジュンを突き飛ばした。
ジュンは、尻餅を付いてしまった。
ジュン:「いててて・・・。
痛いじゃないのよ!」
数葉:「貴方が悪いのよ。
人の読書を邪魔して・・・。」
な、な、何なんだこの女!?
裕一はこんな凶暴な女と付き合っていたのか?
ジュン:「読書に集中してて人の話を無視するのもどうかと思うけど?」
数葉:「五月蠅いわね!」
と、回し蹴りをとばして来た・・・。
そして、ジュンは1メートルは軽く吹っ飛んだ。
はい、それ、暴行罪です。
数葉:「私はね、見ず知らずの人とは話をしない事にしてるの・・・。
それとも何?
貴方、私に喧嘩でも売ってるつもり?
だったらやめておく事ね。
何故なら、貴方は私には勝てないから。」
危ないぞこの女!
どんな神経してんだ!?
裕一の奴、良くこれで生きてこれたな・・・。
それとも、この女が只単に裕一に弱いだけなのか?
ジュン:「わ、私はただ、貴方に聞きたい事があって・・・。」
数葉:「私は貴方に話す事は無くてよ?」
ジュン:「そんな事言わないで聞いて聞かせて下さい。
人の命が掛かってるんです。
それに、裕一君だって・・・。」
数葉:「あんた、裕一君の何よ!?
もしかして、これ!?」
と、小指を突き立てて言う。
ジュン:「ち、違います!」
数葉:「まぁ良いわ。
貴方、裕一君の居場所を教えなさい!
彼、警察に捕まったんでしょ!?
言わないと・・・・・・。」
市ノ瀬は、ジュンを脅してきた。
ジュン:「わ、解りましたから落ちついて下さい。
裕一君は、ただいま拘留所にいます。」
数葉:「拘留所ね、解ったわ。
貴方、お金は持ってるわね?
拘留所までのタクシー代を出しなさい。」
何コイツ・・・喝上げっすか!?
ジュン:「それくらい自分で出して下さい!」
数葉:「貴方、ボコボコにされたいの?」
き、危険だ・・・。
コイツ、何もかも全てが危険だ。
ジュン:「わ、解りました!
出せば良いんでしょ、出せば!?」
ジュンは、市ノ瀬にタクシー代を渡した・・・。
数葉:「何よ、片道しか無いじゃない。
往復分を出しなさい、往復分を・・・。」
ジュン:「それ以上は無理です!」
数葉:「そんな堅い事言わない!」
と、市ノ瀬はジュンが持っていた財布を奪って行ってしまった。
ジュン:「あ、待って!」
しかし、市ノ瀬はもういなかった。
ジュン:「(どうしよう・・・。
財布を盗まれちゃったわ・・・。
有り金全部使われるかも・・・。)」
それは困ったね・・・。
一方、拘留所では・・・。
数葉:「ゆういっちくーん♪」
裕一:「ん、か、数葉!
おめぇ、何でこんな所に!?
てか、警官の奴、良く通してくれたな・・・。」
数葉:「なんかぁ、通さないみたいな事言ってたけどぉ、どうしてもぉ、裕一君に会いたくてぇ、すっ飛ばして来ちゃった♪」
裕一:「す、『すっ飛ばして来ちゃった♪』じゃねえよ!
お前は何で何時もそうなんだ?」
数葉:「私ぃ、いけない事しましたぁ?」
したよ!
てか、存在自体がいけねえよ!
裕一:「はぁ・・・。
呆れて物も言えないな・・・。」
数葉:「テレますなぁ。」
裕一:「褒めてねえって!
で、何の用で来たんだよ?」
数葉:「決まってるじゃあないですかぁ。
ゆういちくんを助ける為ですよ。」
市ノ瀬は、座っていた椅子を持ち上げると、正面のガラスに向かって投げつけた。
しかし、ガラスは割れるどころか、ひびさえ入らなかった。
数葉:「割れないですぅ。」
裕一:「ったりめえだろ。
このガラスは強化ガラスで出来てんだからな。
そんな簡単に割れたんじゃ犯人に逃げられちまう。」
数葉:「でも、新幹線の窓ガラスは割った事がありますぅ。」
裕一:「お、おめぇ、新幹線の窓ガラス割ったのかよ!?
すげぇ、なんて馬鹿力なんだ・・・。」
数葉:「いやだ、褒めないで下さいな。」
裕一:「だから褒めてねえって!」
数葉:「ショックですぅ。」
その時、杖をついてボロボロになったジュンが面会室に入って来た。
ジュン:「や・・・やっと・・・来れ・・・たわ・・・。」
裕一:「お、おい、ジュン・・・。
お前、何があったんだ?」
ジュン:「こ、この・・・きょ・・・凶暴な・・・お、女に・・・やられ・・・た・・・のよ・・・。」
裕一:「数葉、ジュンに何をしたんだよ!?」
数葉:「私ぃ、何もしてないですよぉ?
凶暴だなんてあんまりですぅ。」
裕一:「そうか、何もしてないか・・・。
って、俺がそんな事信じると思ってるのか!?
おめえの事だ、また何かしたんだろ!?
そうに決まってる!」
ジュン:「わ、私、この凶暴な女に喝上げされたわ・・・。
と言うか、財布ごと盗まれたわ・・・。」
裕一:「ねぇ、数ちゃん、ジュンに財布返してあげてくれない?」
数葉:「財布ならぁ、タクシーに乗る前に返しまたしたよぉ?」
ジュン:「返されて無い・・・あ、あった・・・。
でも、有り金全て抜き取られてる・・・。」
裕一:「お金も返してあげなさい。」
数葉:「これはぁ、私が、彼女から貰った物ですぅ。」
裕一:「駄目だこりゃ・・・。
ジュン、悪いけど金の事なら俺が返すから今は諦めてくれ。」
ジュン:「うーん・・・・・・。
解ったわ・・・。」
数葉:「それじゃあ、私はぁ、これでぇ、帰りますぅ。」
裕一:「待った!
ジュン、例の写真を。」
ジュンは、例の写真を取りだした。
数葉:「あらぁ、これはぁ、私のネックレスですぅ。」
裕一:「お前、昨日の夜何処にいた?」
数葉:「私ぃ、昨日は今朝まで撮影でしたぁ♪
その事ならスタッフの方達が証明してくれますよぉ。
でもぉ、一人だけ足りなかったですぅ。」
裕一:「それは誰だ!?」
数葉:「名前は知らないけどぉ、帽子を被った長髪のお兄さんですぅ。」
あっ!
アイツか!?
ジュン:「ありがとう!」
礼を言うと、ジュンは慌ててテレビ局に戻った。
数葉:「それじゃあ、私も帰りますぅ。」
と、市ノ瀬は拘留所を後にした。
数葉:「(裕一君、あの子の事気にしてたなぁ・・・。
何か、怒ってたもん・・・。
あの子の事、好きなのかな?
いやいや、そんな事は無いわ。
裕一君は、私の物よ!
誰にも渡さないんだから!)」
と、猛烈に萌える市ノ瀬・・・。
一方、テレビ局では・・・。
突スタ:「木之本さん、どうしたの?」
ジュン:「昨日の夜中、何処にいたんですか!?」
突スタ:「ロケ現場にいましたけど?」
ジュン:「それは、嘘ですね。
先ほど、市ノ瀬さんが証言してくれました。
撮影時間に貴方はいなかったとね!
一体何処に行ってたんですか!?」
ジュンは、スタッフに何処にいたか訪ねた。












ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




BACK | TOP | NEXT


小説家になろう