挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
亡霊葬稿ダイホーン だれが変温の哺乳類を操っているのか/コリカンチャとカト●チャはインカに違うのか 作者:烏田かあ

第八章『死外』

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

52/93

箸休め 語源百景 神話・宗教篇③ 食卓に潜む坊さんたち

 番外編です。
 今回は仏教に関係する食べ物を紹介しています。
 まだまだ続く今回の箸休め。第三回目の今回は、カレンダーと同じく日々向かい合う食卓に目を移してみたいと思います。
 意外と知られていませんが、普段何気なく箸を伸ばしているお皿には、宗教にちなむ名前が溢れています。
 主菜から菓子まで幅広く使われるインゲン豆は、江戸時代の僧侶・隠元いんげんりゅうきの名を頂いたと言われています。隠元いんげんは1592年にみんの国で生まれた高僧で、日本三禅宗(ぜんしゅう)の一つ黄檗宗おうばくしゅうの開祖として知られています。1654年に来日した際、中国からインゲン豆を持ち込んだと伝えられているそうです。

 同様に高僧の名前が付いているのが、日本の食卓に欠かせないたくあんです。語源になったのは江戸時代の人物、沢庵たくあん宗彭そうほうだと言われています。
 沢庵たくあんは1573年に生まれた臨済宗りんざいしゅうの僧侶で、江戸幕府三代将軍・徳川とくがわ家光いえみつの相談役を務めていました。沢庵たくあんが初代住職を務めた東海寺とうかいじは、家光亡き後も幕府の庇護を受けています。
 一説によると、たくあんの名付け親はその家光いえみつだと言われています。
 家光いえみつ東海寺とうかいじを訪れた際、沢庵たくあんは自分の考えた漬け物を食べさせました。その味に感動した家光いえみつは、当時まだ名前のなかったそれを「沢庵たくあんけ」と名付けたそうです。

 お坊さんではありませんが、褐色の恋人こと「スジャータ」も、仏教に由来する名です。
 スジャータは複数の経典きょうてんに登場する村娘で、苦行によって命を落としかけていた釈迦しゃかに、ミルクで煮たお粥を捧げたと言います。彼女のおかげで釈迦しゃかは見事に快復し、後に悟りを開いたと伝えられています。

 食べ物からは外れますが、「ダルマ」も僧侶の名前です。語源になったのはぜんしゅうの始祖と伝承される人物で、「菩提ぼだい達磨だるま」と言います。
達磨だるま大師だいし」の名で知られる達磨だるまは、九年間にも渡り、壁に向かって座禅をしたと伝えられています。ありがたいそのお姿を模したのが、縁起物のダルマなのだそうです。手も足もないのは、九年間も座禅を組んでいる内に四肢が腐ってしまったからだとか。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ