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亡霊葬稿ダイホーン だれが変温の哺乳類を操っているのか/コリカンチャとカト●チャはインカに違うのか 作者:烏田かあ

第七章『どうぶつ奇想天外』

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箸休め 語源百景 神話・宗教篇② カレンダーは神様だらけ?

 番外編です。
 今回は前回の『箸休め』に続き、神話を語源にする単語を紹介しています。
 作中でも語りましたが、アメリカ人は冥王星を愛しています。
 惑星から準惑星になる時は、格下げに賛成する人が国中から叩かれたとか。
 身近な言葉の語源を紹介する今回の箸休め。
 前回はギリシア神話が語源になった言葉をげていきました。第二回目の今回は、ギリシア神話から派生したローマ神話に話題を移したいと思います。

 英語で運命を意味する「フォーチュン」は、ローマ神話の幸運の女神「フォルトゥナ」を語源にしています。またあけぼのの女神である「アウロラ」は、「オーロラ」と言う言葉を作り出しました。

 更にローマの神々は、我々が毎日目にするものにも痕跡を残しています。
 何を隠そうカレンダーです。
 英語で一月を指す「January」(ジャニュアリ)は、ローマ神話の門の神ヤヌス(Janus(ヤヌス))に由来します。ヤヌスは入口である門を守護することから、一年の入口にあたる一月も司るとされたそうです。
 同様に五月を指す「May(メイ)」は女神マイア(Maia(マイア))、六月を指す「June(ジューン)」は女神ユノ(Juno(ユノ))を語源としています。ユノはギリシア神話のヘラに相当し、女性の結婚と出産を守護すると言います。六月の結婚がジューンブライドと呼ばれてたっとばれるのも、ユノの加護を受けられるからだとか。

 こよみと言うなら、北欧神話も忘れてはならないでしょう。
 曜日を意味する英単語は、北欧神話の神々を語源としています。
 以下、例外である月曜、土曜、日曜以外の由来を説明します。
 火曜(Tuesday(チューズデー))→戦いの神テュール。有名なフェンリルを拘束した際に右手を食いちぎられ、隻腕せきわんになる。
 水曜(Wednesday(ウェンズデー))→北欧神話の主神オーディン。有名なグングニルの槍の所有者で、ゲームオーバーになる度に復活させてくれる。
 木曜(Thursday(サースデー))→雷神トール。ムジョルニアと言うハンマーを持ち、緑色の巨人や社長と共に戦う。
 金曜(Friday(フライデー))→愛欲の女神フレイヤ。またはオーディンの妻フリッグ。
 土曜日(Saturday(サタデー))はサターン(Saturn(サターン))と呼ばれる土星同様、ローマ神話の農耕神サトゥルヌス(Saturnus(サトゥルヌス))に由来すると言われています。尚、他にも太陽系の惑星(冥王星は準惑星じゅんわくせいですが)には、ローマ神話の神々の名前が与えられています。

 水星(Mercury(マーキュリー))→商売や旅の神メルクリウス(Mercurius(メルクリウス))。ギリシア神話のヘルメスに相当する。水銀の英語名「mercury(マーキュリー)」にも使われている。
 金星(Venus(ビーナス))→美の女神ビーナス(Venus(ビーナス))。ギリシア神話のアフロディーテに相当する。
 火星(Mars(マーズ))→軍神マルス(Mars(マルス))。ギリシア神話のアレスに相当する。
 木星(Jupiter(ジュピター))→主神ユピテル(Jupiter(ユピテル))。ギリシア神話のゼウスに相当する。
 天王星(Uranus(ウラヌス))→天空の神ウラヌス(Uranus(ウラヌス))。ギリシア神話のウラノスに相当する。「ウラン」と言う元素名にも使われている。
 海王星(Neptune(ネプチューン))→海の神ネプチューン(Neptunus(ネプチューン))。ギリシア神話のポセイドンに相当する。「ネプツニウム」と言う元素名にも使われている・
 冥王星(Pluto(プルート))→冥府の神プルート(Pluto(プルート))。ギリシア神話のハデスに相当する。「プルトニウム」と言う元素名にも使われている。

 余談ですが、浦安のネズミが飼っている犬は、冥王星にちなんで名付けられました。惑星(2006年までは、ですが)の中で唯一米国人が見付けた冥王星は、アメリカの人々にとって特別な存在だそうです。発見者のクライド・ウィリアム・トンボーの遺灰は、2015年に冥王星を撮影した無人探査機ニュー・ホライズンズに載せられています。
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