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亡霊葬稿ダイホーン だれが変温の哺乳類を操っているのか/コリカンチャとカト●チャはインカに違うのか 作者:烏田かあ

第七章『どうぶつ奇想天外』

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箸休め 哺乳類=恒温とは限らない?

 またまた番外編です。
 本編では紹介出来なかった雑学を語っています。
 この頃の『箸休め』はまだ短いですね……。
 サクサク読める分、こっちのほうがいい気もしますが。
 作中で語った通り、ハダカデバネズミは変温動物です。チャラ男は大層驚いていましたが、実のところ、他にも彼等のような動物は存在します。そう、哺乳類だから恒温、爬虫類や魚類だから変温だとは決め付けられないのです。

 例えば、皆さんよくご存知ぞんじのナマケモノも変温動物です。体温を保つ努力さえ放棄するなんて、ナマケモノの名は伊達じゃありませんね。
 また鳥類のカッコウも変温動物です。
 知っている方もいるかも知れませんが、彼等は他の鳥の巣に卵を産む習性を持っています。托卵たくらんと言われるこの行動にも、彼等の体質が大きく関わっていると言われています。
 変温動物の体温は、周囲の気温にいちじるしく影響を受けます。カッコウもまた同様で、一定の温度で卵を温めるのが難しいそうです。そこで彼等は体温の安定した他の鳥に、卵を温めさせるようになったと言われています。

 逆に爬虫類や魚類と言った変温動物のイメージが強い動物の中にも、恒温と呼べるものが存在します。例えば魚類のマグロやカジキ、爬虫類のウミガメなどは体温を一定の範囲に保つ能力を持っているそうです。近年では爬虫類のキング・オブ・キング、あの恐竜たちも恒温動物だったのではないかと議論されています。

 恐竜は約6600万年前、メキシコのユカタン半島に衝突した隕石によって絶滅したと見られています。直径10㌔の隕石は秒速20㌔もの超スピードで落下し、地球に直径180㌔ものクレーターを刻み込みました。別の作品で使っているネタなので、これ以上詳しくは説明しませんが(笑)

 隕石の衝突に伴う大破壊、そしてそれに伴う環境の劇変は、地球上の種の約70㌫を滅ぼしてしまいました。
 ――が意外なことに、カメやワニはさほど被害を受けませんでした。
 恐竜と同じ爬虫類のはずなのに、一体なぜ彼等は難を逃れたのでしょう?

 作中でも語った通り、恒温動物は変温動物に比べて頻繁に食事をらなければなりません。仮に恐竜が恒温動物だったとするなら、変温動物のカメやワニより大量のエサを必要としたはずです。
 約6600万年前に起きた環境の劇変は、地上の植物にも壊滅的な被害を与えました。充分なエサをれなくなってしまった草食恐竜たちが、次々と餓死していったのは間違いないでしょう。結果、彼等をエサにしていた肉食恐竜たちも絶滅してしまったのかも知れません。

 ちなみに恐竜の二大グループの一つである竜盤目りゅうばんもくには、現生の鳥類も含まれます。この点を踏まえるなら、「恐竜は絶滅していない」とも言えます。
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