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亡霊葬稿ダイホーン だれが変温の哺乳類を操っているのか/コリカンチャとカト●チャはインカに違うのか 作者:烏田かあ

第四章『闘牛入門』

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箸休め 骨とアレの関係性(ネタバレあり)

 番外編です。
 本編では語りきれなかった雑学を紹介しています。
 見ておくと、明日自慢出来るかも?
亡霊葬稿ゴーストライターダイホーン』に登場した、史上最も縁起が悪い変身アイテム卒塔婆そとば。首輪に装填されたそれは、大量の骸骨を召還しました。ただでさえ墓場と言う繋がりがある両者ですが、歴史をひもといてみると更なる関係性が見付かります。

 そもそも卒塔婆そとばとは、「ストゥーパ」を模したものです。
 ストゥーパとは古代インドで使われていた言語サンスクリット語で、「塚」や「墳墓ふんぼ」を指す言葉です。現在では主に仏教的な意味合いを持つ塔を指し、日本語では「仏塔ぶっとう」と訳されます。清水寺きよみずでらにある三重塔や、浅草寺せんそうじの五重塔もストゥーパです。
 実のところ、卒塔婆そとばと言う単語には仏塔ぶっとうのことも含まれます。墓場に立っている板きれのみを指す場合は、「板塔婆いたとば」と呼ぶそうです。

 ストゥーパは元々、仏教の祖である釈迦しゃかまつるために建てられました。当然、日本と同様に仏教を信仰する中国やインドにも、数多くのストゥーパが建立こんりゅうされています。
 今でこそ経典きょうてんや宝石が代用されていますが、古来、ストゥーパには仏舎利ぶっしゃりが納められていました。仏舎利ぶっしゃりとは釈迦しゃかの遺体のことで、火葬された後に遺った遺骨や遺灰などを指します。そう、その昔、卒塔婆そとばには「骨」が納められていたのです。だから、卒塔婆そとばが骸骨を出しても無理はないのです(と言い張ってみる)。

 無論、お釈迦しゃか様一人焼いたところで、世界中に配れる量の遺骨が出るわけもありません。仏舎利ぶっしゃりと称しているものの大半が、いわゆる眉唾物まゆつばものだそうです。事実、各地にある仏舎利ぶっしゃりを集めると、ウルトラマン級の巨人になってしまうとか。

 余談ですが、同じような話はキリスト教にもあります。
 有名なのが、キリストのけられた十字架です。この十字架の欠片かけらは世界各地に遺っているのですが、それらを全部組み合わせるとエースキラーが使ったようなサイズになってしまいます。
 またはりつけになったキリストを貫いたとされるロンギヌスの槍も、クラス全員に行き渡るほどの本数が確認されていると言います。俗世間に別れを告げた聖職者さんたちも、なかなかネームバリューにはお弱いようで。

卒塔婆そとば」とは「ストゥーパ」を日本語に置き換えた単語で、「塔」と言う言葉の語源にもなっています。またお米を指す「シャリ」と言う俗語には、「仏舎利ぶっしゃり」が語源でないかと言う説があります。言われてみれば、どちらも白い色をしていますね。
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