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低殺傷火器(ローリーサルウェポン) 81
「カリカリするなよ」 

 吉田はそう言うとにんまり笑う。その表情にあわせるようにシャムそして小夏が笑みを浮かべる。

「なんで笑ってるんだよ」 

 そう言いながら要は刺身に一番に手をつけた。うまそうに頬張りまた酒を口に流し込む。

「捜査の基本は・・・餅は餅屋だ。真摯にお巡りさん達に教わればいいだろ?なんなら茜警視正からラーナでも借りれば良いじゃないか」 

 吉田の一言はまるで天啓のように一同を驚かせた。

「そう言えばいたわね。影の薄い捜査官が」 

「今頃くしゃみでもしてるんじゃないか?」 

 アイシャとカウラが笑顔で顔を見合わせる。誠はようやく明るい兆しが見えてきたのでおいしく見えた白身魚の刺身に箸を伸ばした。

「何事も一人で解決するのはなかなか難しいぞ・・・まあ俺も隊長と出会うまでは一人で何でもできる気でいたからな」 

「吉田少佐にもそんな時期があったんですか?」 

 口に刺身を入れたまま誠がつぶやいた言葉に仕方がないというように頷きながら烏龍茶を飲む吉田。

「そうよ。相談すれば知恵も出てくるものよ。だから皆さん元気出してね」 

「ガンバレー!」 

 春子と小夏の言葉になんとなく癒されながら誠はビールに手を伸ばす。

「善は急げだ。とりあえずメールくらいはいいだろう」 

 そう言いながらカウラは端末に手を伸ばす。

「忙しくなりそうね。なんなら私も運行部の非番のメンバーにも招集かけるわよ」 

「サラ・・・それは勘弁な」 

 要はそう言うと笑顔で酒を呷った。

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