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低殺傷火器(ローリーサルウェポン) 45
「厳戒態勢だな・・・やりすぎじゃ無いのか?」 

 目の前に豊川警察署が見えるとつい要はつぶやいていた。誠もその意見には同感だった。

 すでに二台のパトカーがパーラの四輪駆動車を置いて外に飛び出していく。正門を通れば早速警棒を持った警察官に止められた。仕方なくパーラは窓を開いた。

「済みませんが・・・どちらの・・・うわっ!」 

 窓に突っ込んできた警官は思わず車内のアルコールのにおいに驚いたようにのけぞった。

「ああ、私は飲んでませんから!」 

「そんなことよりも・・・これ、身分証」 

 厄介者を見つけたという表情の警官に茜が身分証を差し出す。その中を見るとすぐに警官は身じまいを整えて敬礼した。

「そちらの奥が空いています!」 

「有難う」 

 警官の態度の豹変に楽しそうな顔をしながら茜は着物の襟元を調える。

「過剰反応だな」 

「うちが鈍感なだけよ。結構法術に対する誤解はあっちこっちであるものなのよ」 

 カウラの言葉をアイシャがたしなめた。誠もこの警察署の対応がある意味今の東和を象徴しているような気分になってきた。

「はい、到着」 

 パーラのその一言に早速二番目の席のランとカウラが飛び出していく。

「元気だねえ」 

 そう言いながら要はなかなかドアを開けようとしないアイシャの後頭部を小突いた。

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