第二話 VSズバット&ドガース
海岸の洞窟・・・・・・
「ここは、不思議のダンジョンのひとつで、海岸の洞窟っていわれてるの。」
「不思議のダンジョン・・・・・・ということは、野生のポケモンが襲ってくるのか。」
ショウがそう呟いたとき、カブトがあらわれた。カブトはショウたちを攻撃しようと襲い掛かってくる。
「ハッ!」
ショウは両手から撃ちだした青い弾のようなものでカブトを倒した。
「・・・・・・ねえ。」
アチャモが聞く。
「・・・・・・今のって、波導弾よね?」
「えっ?」
そういわれて、試しにもう一発撃ってみる。
再びショウの両手から青い弾が撃ち出される。ドガァン!という音をたてて岩壁に激突する。
「確かに波導弾だね。」
「リオルって、波導弾は使えないはずでしょ?何で使えるの?」
「僕に聞いてもしかたがないだろ。さっきも言ったように、僕は何も思い出せないんだよ。」
そういって数歩歩いてから、あることに気づく。
「そういえば、僕は今、リオルになっているんだったね。ということは、ほかの技も使えるのかな?たとえば、電光石火とか、噛み付くとか・・・・・・」
そう言いながら歩いていると、今度はサニーゴが現れる。
「あのサニーゴでためしてみようかな。」
ショウが体当たりをしようとしているサニーゴに向かって走り出す。
すると、突然ショウの体が軽くなり、速度も速くなった。
これが電光石火か・・・・・・。
そう思いながら、今度は口に力をいれて、サニーゴに思いっきり噛み付いた。
ショウの噛み付くが直撃し、一撃で倒れるサニーゴ。
「どうやら、電光石火も、噛み付くも使えるようだね。」
「・・・・・・ねえ、そろそろ行かない?」
「そうだね。技の使い方も分かったし。」
そういって、二人は再び歩き始めた。
海岸の洞窟に入ってから数分後・・・・・・
「そろそろ一番奥のはずよ。」
アチャモがいう。
「ちゃんと自分で返せっていうんだよ。盗られたのは君のものなんだからね。」
そういって、落ちていた種を拾う。
「う、うん・・・・・・。」
自信なさそうな答えを返すアチャモ。
海岸の洞窟最深部・・・・・・
ズバットとドガースがアチャモから盗った石をどうするか相談していた。
「ね、ねえ!」
「ん?」
ドガース達が振り返る。
「なんだ、誰かと思えば弱虫君じゃないか。」
「うっ・・・・・・」
ドガースにいわれて少し怯むアチャモ。しかし、負けずに続ける。
「ぬ、盗んだものを・・・・・・盗んだものを返してよ!!あれは、とても大切な宝物なのよ!!」
「へえ、宝物?ってことは、やっぱりこれはお宝なんだな?」
「思ったより値打ちがあるかもな。どっかに売りさばけば、大金が手に入るかもしれないな。ケッ!余計返せなくなったぜ。」
意地悪く言うドガース。
「ええ~~っ!?」
「どうしても返してほしいなら、腕ずくで来るんだな!へへっ!」
やはり、こうなったか・・・・・・
ショウがアチャモの隣へ来る。
「何だ、お前?」
「お前もやろうってのか?」
「もちろん、そのつもりできたよ。」
「へへっ!上等じゃねえか!」
「ケッ!二人まとめて倒してやるぜ!」
そういって、ズバットは吸血、ドガースは体当たりで襲ってくる。
二人は電光石火を使ってなんとかよける。
「わっ!ちょっと!いきなり何するのよ!」
「チッ!はずしたか。」
ドガース達はアチャモを無視して次の攻撃の態勢に入る。
「アチャモ、僕がドガースの相手をするから、君はズバットの方をたのむよ。」
「うん!」
二手に分かれ、それぞれこうげきをしかける。
「電光石火!」
ショウがドガースに飛びつく。
「うおっ!い、いきなり何しやがる!」
「いきなりなのはお互い様だろ?噛み付く!」
「ぐおっ!」
ドガースがひるんでいる隙に、さっき拾っておいた種・・・・・・爆裂の種を食べた。
「ぐわあああああっ!」
爆風をまともに受け、そのまま地面に落下する。ショウも一緒に落下するが、下は砂なので、大したことは無い。
砂にはまった足を抜き、アチャモ達の方を見る。
「あっちは終わったかな?」
「つつく!」
アチャモがズバットに向かっていくが、ズバットはそれを飛んでかわす。
「へへっ!ここまで来てみろよ!」
調子に乗って飛んでいると、ゴスッ!という鈍い音がした。どうやら、岩壁に頭をぶつけたらしい。ふらふらと降下してくるズバット。アチャモが追撃する。
「火の粉!」
「ぎゃあああああ!」
ズバットも地面に落下する。
「ああ、そっちも終わったのか。」
ショウが話しかけてくる。
「うん。ショウの言ってた通り、大したことなかったよ。」
戦闘開始から約15秒後、決着がついた。
それから数分後・・・・・・
「く、くそう・・・・。こんなやつらにに負けるとは・・・・・・。」
「弱いと思ったんだけどな・・・・・・。ちぇっ!これは返してやるぜ。」
ズバットがアチャモの前に石を投げ出す。
「あっ!私の!」
「ケッ!まぐれで勝ったからって、いい気になるなよ!」
「じゃあ、戦闘開始から約15秒で負けたのは、どういうわけだい?」
ショウが皮肉っぽく言う。
「う、うるさい!お、おぼえてろよ!」
雑魚キャラが必ず言うともいえる捨てゼリフを言って逃げてく。
ドガース達が立ち去ると、アチャモは石を拾った。
「遺跡のかけらだ!よかった~。ホントに取り返すことができたのね・・・・・・。これも、ショウが手伝ってくれたおかげよ!ありがとう、ショウ!」
「・・・・・・」
アチャモに言われても、ボーっとしているショウ。
「・・・あれ?ショウ?」
何だ・・・・・・?
ショウは考えていた。
かすかだが、さっきから感じる、この言いようの無い違和感は・・・・・・。
まわりを見渡しても、特に変わったことは無い。何の変哲も無い洞窟だ。
しかし・・・・・・。
「ねえ、ショウ。どうしたの?」
「・・・・・・えっ?」
「どうしたの?さっきからボーっとして・・・。遺跡のかけらも取り返したし、早く出ようよ。」
「ああ、そうだね。」
気のせい・・・・・・か・・・・・・。
二人は、洞窟を出た。
ショウ「作者、いくつか質問してもいいかな?」
いいよ。
ショウ「何で僕が”波導弾”を使えるんだい?」
次回分かる・・・・・・はずだよ。
ショウ「じゃあ、最後のは?」
ああ、あれは一応伏線だけど、今は関係ないから、気にしなくていいよ。
ショウ「どれくらい先?」
この小説が完結してからかな。
では、今回はこれで。
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