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呪われた町 作者:ザックス
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再入場

1ヶ月間俺はパインを助けるためにひたすら特訓した。だからと言って特別な力を手に入れたわけでも技を身につけたわけでもない。
ただ今の技、力のまま戦い方を変える特訓をしていた。
今の俺の戦い方はアサシンに近い。相手の不意をついたり小細工したりしながら戦う。

「これで勝てるんだろうな?」

「それは知らない。私はあんたがまともに戦えるようにしただけだよ。あとはあんたしだいだ。さぁ早く探そう、ブレイクを...」

アルウェルは、速足で町の奥へと進んで行く。
相変わらずこの町には誰もいない。

「なぁ、この町って次元が違う場所にあるのか?」

「いや、元は同じ世界だ。ブレイクが町ごと結界のようなものを貼って周りの時空を歪めたんだ。私が住んでいるあそこはねその歪んだ時空の近くなんだ。因みにこの町はブレイクの世界だ。やつの思い通りに物が動かせるしここから出すこともできる。気をつけな」

アルウェルはさらに足を速める。
俺も足を速めると同時に周りに警戒を入れる。
何か違和感があった。うまく言えない何かの違和感が。
そして、ジークは気づく。これは罠だと。これ以上進めば何かが起きる。何が起きるかは分からないが確実に何かが起きる。

「アルウェル気をつけろ。何かあるぞ...」

アルウェルに声をかける。
だがアルウェルは足を止めない。

「おい、何かあるって...」

そこまで言うとアルウェルは振り返り

「何?こんな物で警戒するの?」

アルウェルの言葉を聞きジークは気づく。

「 まさか、もう罠を解いたのか?」

ジークが何の罠か分からないところをアルウェルは一瞬で見抜き、罠を解いていた。

「いつの間に...?」

「あんたがこんな仕掛けに警戒してる間だよ。あんたは敵に警戒してな。私は罠の警戒でもしとくから」

アルウェルは振り返り再び歩きだす。
それについていくジーク。

...それを見ている女の子が1人いた...。

_____________________

「ここだ」

アルウェルは俺が気絶させられた建物の前に案内していた。

「ここは...俺が負けた場所...」

「そう、それは辛いでしょうね」

アルウェルは感情の無い声で同情のようなことを言っている。

「でもなんでここなんだ?」

「ここは前は私たちの拠点だったから」

「中は何も無かったぞ?」

「普通に入ればね」

アルウェルは短い詠唱をする。ジークは魔法が分からないから何を言っているかも分からなかった。
そしてアルウェルが扉を開ける。
そこには昔使っていたであろう椅子、机、棚などがあった。かなり古く、使っている様子は無かった。

「もしかしたらと思ったがここではなかったか」

アルウェルは扉の中に入り中にあった椅子に座る。

「ジーク、あんたも座りな。ちょっと昔話をしてやるよ」

ジークも中に入り向かいの椅子に座る。

「前はね私とブレイクとあと1人仲間が居たんだよ」

アルウェルが話を始める。
そのアルウェルの表情は悲しそうで少し懐かしそうだった。

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