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呪われた町 作者:ザックス
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早々の敗北

3人組を倒した後ジークとパインはブレイクに言われた通りに歩いていた。

「ここか...」

「つきましたね」

2人はかなり大きな工場のようなところについた。ジークが前に立ちドアを開ける。軽く砂埃のようなものが立つ。
中には何もなかった。

「何もない?どこかに隠し扉なんかあるんじゃないのか?」

「もしくは別の建物か、騙されたかですね」

「とにかく中に入って調べるか。ある程度の罠なら防げるからな」

ジークがそう言いパインも中に入る。
しばらく調べるが何も無かった。

「建物を間違えたようですね」

「そうだな」

2人が外に出ようとする。
人影が見えた。どこかで見たような影。棍棒を持つ男の影。この町で会った唯一の人物。人形の奴らは含めないが。

「無事だったのですね、ブレイク」

パインが近づいていく。ブレイクは何もはなさない。

「待てパイン!奴は殺気立っているぞ、気をつけろ!」

ブレイクの口元が動く。すぐにパインが倒れる。
その時分かった。ブレイクは詠唱し、魔法を打ったのだ。
初めて会ったとき見抜けなかった自分が馬鹿だった。なぜブレイクがあっち側と気付けなかったのか。

「お前、何者だ?」

「俺はお前に依頼を送った主だよ。お前に復讐するために!」

「どういう....っ....」

ジークは後ろから殴られ気を失った。
ジークが次に気づいたときには知らない天井が見えていた。

「起きたのか」

知らない女の子が扉の前で立っていた。

「なぜ助けた?」

「道の真ん中で倒れてる人を放っておけないでしょ」

「道の真ん中?俺は建物の中で...」

「あんた、頭大丈夫?何もない道の真ん中で倒れてたんだよ」

そんなはずはない。確かにあの時ブレイクがパインを...

「パイン...そうだ!俺ともう1人いたはずなんだがしらないか!」

「倒れていたのは、あんただけだったよ」

一瞬ジークは思考か止まった。
1人だけだったということはパインは連れ去られたということだろう。

「とりあえず助けてくれたことを感謝する。あのここは町のどこらへんなんだ?」

「あんた、連れてこられたばっかりなのにこの町がどこか分かっているのかい?」

「コンテナタウンだろ?」

それを聞き少女はため息をつき

「本当に大丈夫かい?ここはコンテナタウンなんて都市伝説みたいなところじゃないよ。ここは、アルウェル、何もない普通の町だよ」

「馬鹿にしてんじゃねぇぞガキが!」

「勘違いしてるようだけど私は100を超えてるんだよ?」

少女はそう言い放つが、信じられるわけがない。もし100歳を超えてるとしたらもっとよぼよぼのババァになっているはずだ。

「私はね、魔女なんだよ。自分の肉体くらいなら永遠と若返らせることくらい簡単なんだよ」

「なんだと?」

信じられないジークは少女のように見える自称魔女を睨みつける。

「信じてないようだから見せてあげるよ。あんたが焦っている理由。あんたはあるかも分からないコンテナタウンに入ってブレイクとか言うオトコに騙され気絶させられたんだろ。その時にあんたの仲間も一緒に」

「お前、まさか...!」

「言ったろ私は魔女だ人の心くらい読めるよ。手間とらせないでくれよ。これ使うとかなり疲れるんだ。ついでに名前も見たよ。ジークって言うんだね。私の名前はウィーネ、面白そうだから手を貸してあげてもいいけど?」

ウィーネは手を差し出してくる。ジークは分からないことが多く、力を貸してもらう必要があった。

「あんたは裏切らないよな...?」

「さぁ、どうでしょう、私は面白い方につくから」

ジークはアルウェルに力を借りることにした。

「で、あんたはコンテナタウンに行きたいわけだね」

「あぁ、だが本当に信じてくれるのか?」

「うそじゃないだろ?」

ジークはアルウェルに説明し、アルウェルは信じたようだった。
しかし、ジークは信じられたところでどうすることもできなかった。

「あんた、ブレイクとか言う奴にやられたみたいだね。あんた、あいつの噂知ってるのかい?」

「噂?」

アルウェルがため息をつく。

「あいつはね、この国では賞金首だよ。腕自慢の兵士やら剣士なんかを相手にしても傷一つつかないらしいよ」

アルウェルは外を眺めながら言った。アルウェルの言っていることが本当なら自分に勝ち目があるのか分からなかった。

「なぁ、アルウェル今の俺に勝てると思うか?」

「とりあえず私に勝てないと話にならないだろうね」

アルウェルは鼻で笑いそう言った。
アルウェルは本当のことを言っているのだろう。彼女自身、自分で魔女と行っていた。それは本当のことだろう。しかし、ジークはそれなりに強さに自信があった。

「一つ言わせてもらうが確かに俺はやつに負けた。でもな俺はいろんな依頼でいろんなやつと正面戦闘をしてきた。それなりに強いと思うんだが?」

ジークは堂々と言い放った。
アルウェルが再びため息をつき、

「じゃぁ、表に出でたら?あなたの力がどれほどないか教えてあげるわ」

ジークは自分の剣と銃を渡され受け取る。

「こっちよ」

アルウェルに案内され外に出る。そこは何もない荒野だった。

「ここは森じゃなかったのかよ...」

「構えなさい」

2人は戦闘態勢に入った。
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