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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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 僕がテア・レス・テレスのダメージ還元システムを壊してから既に十分は経ってる。それからは純粋なぶつかり合いだった。こっちが五十人くらいで、テア・レス・テレスは二十人くらいだ。数での差は圧倒的。そしてここの戦闘能力でも、こっちには猛者が揃ってる。

 でも僕たちは十分間も互角の戦いを繰り広げてた。こっちの指示はインテリ眼鏡のスーツ着てるチームの人達のリーダーがやってる。沢山のウインドウを表示させ、事細かに指示をだし、そして的確なバフやデバフを相手にかけるみたいな、そんな支援系の人らしい。

 対するテア・レス・テレスは指揮をするのはもちろん会長だ。当然と言えば当然というか、他の奴が指揮を執ったら、ある意味で僕たちに衝撃を与えられただろう。まあけど、そこは捻ることはなかった。ちゃんと会長が指揮をとってる。会長はスーツの眼鏡さんとは違って、周囲に展開するのは紙だ。それを使ったり、ペンで書いたり。そして普通に口で指示をだしてる。戦闘の音は激しくてそんな声もかき消えそうな物だけど、何故か会長の声はよくきこえた。


 多分何かやってる。僕たちに自分の声を届ける様にしてる? もしかしたらただ単に戦場の仲間全員にちゃんと自分の声が届く様にしてるだけなのかもしれない。それが副次的にこの戦場にいる全員に声が届く様になってしまったのかもしれない。

 普通はその時点でそんなシステムは没にしそうな物だ。だってそんなの振りじゃないか。自分たちの動きが筒抜けになるわけだからね。でもどうやら会長はそれを使ってこっちを攪乱してる。なにせ僕たちは聞こえる会長を言葉を完璧に無視なんて出来ない。

 それこそ、聞こえる会長の指示と完璧に全然違う動きをテア・レス・テレスがしてるのなら、それも可能だっただろう。けどそうじゃない。奴らは聞こえる指示通りに動く事もある。てか大体は実はちゃんと聞こえる支持通りに動いてる。でもどこかが違う動きをして、こっちの攻めを崩してる。


 対してこっちのインテリ眼鏡さんはピアス持ちにはダイレクトに細かい指示を出してるが、そうじゃない人達にはメッセージ機能で指示をだしてる。まあ戦闘中にわざわざ読ませる様な事はしてないけどね。メッセージ機能には文章を読ませる機能がある。それを皆オンにしてる訳だ。戦闘中にインテリ眼鏡さんは文字を沢山打って細かい指示をだしてる。

 そのスピードはかなり凄くて、しかも複数の指示をどうやら一度に打ってる節がある。どうやってるのかはわからない。いや、見ればわかるかも知れないが、それはただ単に素早く打ってるだけかも知れない。まあわざわざ後方を見るなんて事はできないんだけどね。なにせ僕は遊撃手としてかなりこき使われてる。


 それもこれも全部ローレのせいである。あいつが精霊を呼ぶのを渋ってるせいだ。


「スオウをバリバリ使っていいから、出すタイミングは私に任せなさい」


 そんな事をローレが言ったから、その交換条件で僕は酷使されてる訳だ。いや、僕の了承は!? 


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