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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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(一対一なら、そこまで問題ないな)


 僕は目の前の奴の実力をそう結論づけた。別にこの人が弱い訳じゃないと思う。ただスピードが圧倒的に違うだけだ。僕の感覚的にこの人は中の上くらい? は動けてると思う。反応はしてるし、スキルを上手く使って、攻撃してきてる。


 けど一人では無理だ。僕を捉える事はこの人では出来ない。けどこの人はとまらない。諦めない。それか何か狙いがあるか。まあこっちが幾ら攻撃をしたってそこまでのダメージになってないからこそ、向かってこれるんだと思う。


(なら……)


 反撃を許す事無く、それこそHPがなくなるまで連続攻撃をし続けるか? 出来なくもないと思う。けどそれは周囲の介入がなかったら……という前提ありき。ダメージは少ないと行っても通ってるんだから、最大最速で連撃を繰り出し続ければ、いずれ倒せる。回復のいとまさえ与えないように僕ならすることが出来る。


 でもそれも楽じゃない。それに流石に易々と仲間を倒させる様な事はしないと思うんだよね。既にテア・レス・テレスは二十人くらいしか残ってないわけで、そうなると一人一人が重要だろう。ぱっと戦場を俯瞰して見た感じ、会長の奴は一番厄介そうな所にいる。


 そこはローレと男色艦隊のおっさんが一緒にいる所だ。まあ単純にあそこが一番突破される可能性高いだろう。だからそっちの相手をしてるんだと思う。けど、この結界も、僕たちには厄介だが、テア・レス・テレスにとっては有ってないようなものだからな。


 それにあいつが全体を把握してない訳もない。それに僕が会長の方を見ると、丁度よく会長もこっちに視線を寄こす。そして余裕を見せた笑みを見せるからね。どうやら戦力差に余裕を持ってる場合じゃないって僕の勘がいってる。


「おいおい、会長のお気に入りってんならもっと魅せてみろよ!!」


 追い込まれてるのはそっちなのに、随分と威勢が良い。まあHP的にはそこまでダメージを負ってないからだろう。それでも息は上がってきてる。このままならこいつの相手を為つつも、後方の援護が出来そう。とりあえずここの皆で僕たちの攻撃が通る場所に居るテア・レス・テレスを打ち倒す。


 それがそれぞれ分断された僕たち一人一人に出来る事だろう。大体、こっちの方が人数多いんだし、テア・レス・テレスだって目の前の敵に基本は集中しないと戦えない筈。それなら、そこまで結界越しからの攻撃に気を配る必要もないかも。


「つっ!」


 とかなんとか思ってると、どこかからか矢が飛んできた。隣の接してるエリアからじゃない。四等分された一番遠い所から狙われたようだ。なるほど、確かに普通は両隣くらいしか警戒しないかもしれない。けど普通の戦場なら、このくらいの距離で魔法を撃ち合うなんてのは普通だ。


 何もおかしな事じゃない。結界があるから、僕たち連合の方は戦場を四つに分断して見てしまってる。けどテア・レス・テレスは違う。この戦場を一つとしてしか向こうは見てないんだ。その意識の違いは危険かもしれないと思いつつ不意をついてきた攻撃をかわす。


「ぴょんぴょん跳ねてんじゃねえ!」


 そんなこと言われてもね。こっちはそんなダメージ減少をさせる術はないんだから避けるのは当然じゃん。文句言われても困る。

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